時間封鎖(上) の商品レビュー

ロバート・チャールズウィルスン【著】,茂木健【訳】

2013/07/28

ある日空から星が消えた。変わらず太陽は昇る。しかしその時、地球の外では恐ろしいことが起きていた…

傑作。おもしろいSFであると同時に、これは少年少女の成長の物語である。

2013/04/20

SFSFっていうベース関係なく面白かったかな。洋楽みたいなトンデモではないにせよ、原題ママのタイトルでよかった気がしたけど。

2013/02/06

面白いです！これぞSFですね。地球を覆う謎の膜スピン、三人の少年少女の成長物語。葛藤、難病との戦い。そして火星のテラフォーミング。迫り来る終末にどう立ち向かうのか？そして結末は・・・・少年の日々はその後の人生のそこそこで顔をだして、生まれの身分の格差を埋める。人類の存亡の影に、個々人の生活が描かれていて読ませます。下巻いきます。

2012/11/27

2012年11月 05/90
あまり読んだことはないジャンルのSFですが、レビューが気になり読んでみました。めちゃおもしろい！はまって、とりあえず著者の作品をいろいろと買うことにしました。

2012/09/03

導入部を飛び飛びに読んだこともあり当初の印象はＳＦというよりも青春小説風・・・と思っているうちにのめりこんでしまいました。まだまだ凡人の私には何がどうなるのか想像つかず、わくわくしながら下巻に取り組むところです。火星人がブラッドベリの「火星年代記」他、火星についての小説をどんな風に読んだかを考えると面白い。

2012/06/04

ずばり申し上げましょう。
SFファンの方、これは読んでも損はないでっせ！

RCウィルスンという方は、SFを舞台装置に、人物関係の描写をしっかりされていることが特徴です。これはほかのRCウィルスン作品全体に言えることです。

特に親友のジェイスンとのラストはぐっときます…
ちなみに、こちらには上下巻に加え、続編もあります。
この世界にハマった方は、長く愉しめる土壌がありますよ　笑

2012/06/02

ある日、地球は謎の界面に包まれた。
その界面の内と外では時間の流れる速度が違っていた。
その差はざっと１億倍！
地球で１年経つうちに、外では１億年が経過してしまう。
すなわち、太陽系崩壊まで地球人に残された時間はわずか数十年しかないのだ！

この設定で買わざるをえない。
しかも、対抗策として火星をテラフォーミングして人類を送り、彼らの発展に期待する、という燃える展開。
（スピンに包まれたのは少し残念）

物語はスピン後の現在とスピン中の過去が交互に語られる。
もう少しＳＦっぽい説明がほしいところだけど、その辺含め下巻に期待しておく。

2012/02/20

会社の同僚から借りた本。SFですが、かなり面白いです。
地球の外では一億倍で時間が流れる！という発想の奇抜さだけに頼らない、確かな著者の筆致と、しっかりと描かれた人間模様が魅力的です。表現もアカデミックですが読みやすく、サクサクページが進みます。
下巻の展開が気になるところです。

ただ、分からないのが、カバーの巻末にJPホーガン作品が紹介されているところです。この作品はホーガンのセカンドネームで出しているのでしょうか……？

2012/02/13

海外のSF小説。全2巻。星雲賞とかヒューゴー賞とかベストSF2008【海外篇】第一位とか、色々受賞の肩書きがあって、要は注目作だったらしい。大まかには、突然宇宙の時間よりも1億倍のスピードで時間が進む様になってしまった地球の話。現在太陽の寿命はおよそ50億年と試算されているので、地球の時間では残り50年になる。

なかなか読み応えがありました。後半の展開は中々読めなかった。地球と外で時間のスピードに差があることを使った仕掛けがとても面白いです。カミ様がもし居るとしたら、きっとこんな気分なのかもしれないですね。

「人はみな堕ちてゆくし、人はみなどこかに着地する」

2012/01/17

これぞSFの王道！地球が何者かによって時間封鎖を受け、地球の外は1億倍のスピードで時間が進むという荒唐無稽な設定。
人類の誇る英知がいかに無力であるかを骨の髄までわからせてくれる上巻の展開は見事。
上巻だけで、一つの物語のクライマックスになるくらい、読み応え充分。
下巻に至るまで、期待と驚きの連続。