利休にたずねよ の商品レビュー
今、豊臣兄弟を大河ドラマでやっているが、千利休がどんなタイミングで登場するか楽しみ。 今回のメインテーマではないが、とても良い作品である。
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聞き覚えのある題名だったので、手にした。 千利休がどんな御仁だっかはよく知らなかったが、美のカリスマだったとは。確かに詫び寂びは、引き算だろうから天性の才能がないと極めることは難しいのだろうと思う。あと、茶の魅力、メリットなどなるほどと思い、為政者からすると、自分の範疇の外になる...
聞き覚えのある題名だったので、手にした。 千利休がどんな御仁だっかはよく知らなかったが、美のカリスマだったとは。確かに詫び寂びは、引き算だろうから天性の才能がないと極めることは難しいのだろうと思う。あと、茶の魅力、メリットなどなるほどと思い、為政者からすると、自分の範疇の外になると不安、疑心暗鬼、妬みなどに繋がり、利休も切腹させられてしまうのもやむなしかも。 上になればなるほど孤独だし人間不信になるのだろう。 自分を貫き通せるから大成もしたけど、度が過ぎると潰される。今の時代、利休の生き方は見直されてもいいのかも。
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再読. 利休の茶道. その始まりが,織田信長や豊臣秀吉と, 濃密に絡み合っていることを,あらためて思う. これは,千利休の私小説でもあり, 同時に,確かな歴史小説でもある. 静と動. その二面性が,作品に奥行きを与えている. とりわけ卓越しているのは, 茶道,そして侘び寂び...
再読. 利休の茶道. その始まりが,織田信長や豊臣秀吉と, 濃密に絡み合っていることを,あらためて思う. これは,千利休の私小説でもあり, 同時に,確かな歴史小説でもある. 静と動. その二面性が,作品に奥行きを与えている. とりわけ卓越しているのは, 茶道,そして侘び寂びへの深い理解. 削ぎ落とすこと. 満たしすぎないこと. それは, いま語られるミニマリズムや, マインドフルネスにも,まっすぐにつながっている. 戦国という時代に, すでに,これほど高い精神性の萌芽があったこと. それを,我々は, もっと丁寧に理解しておく必要があるのだと思う.
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第140回直木賞受賞作品。 人を形成するものはいくつもあると思いますが、 その根幹と成すものは、感情なのかもしれないと思わされる本でした。 見た瞬間に美しいと思ったり、 こうあるべきだと思っていても湧いてくる感情を抑えられなかったり、 底から出てくるものに抗えないことがあるか...
第140回直木賞受賞作品。 人を形成するものはいくつもあると思いますが、 その根幹と成すものは、感情なのかもしれないと思わされる本でした。 見た瞬間に美しいと思ったり、 こうあるべきだと思っていても湧いてくる感情を抑えられなかったり、 底から出てくるものに抗えないことがあるかと思います。 時には強く、激しく燃えることもあれば、ゆっくりと燻ぶることもある感情。 押すことも引くこともできない、自分ですら理解しきれない想い。 それらの感情を抱えて生きていくことが、人であるということなのかなと感じました。 以下抜粋 - 欲に、貴賤はないか。(P.281)
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物語は強烈な性のぶつかり合いの果てに訪れる最後の日から始まる。強大な力を持ってしても手に入れることができない人と物。命にかえても渡せない「美」への矜持と想い。別世界の頂点を目指す二人がその近さ故に溝を深め、反目し、やがて最後の日を迎える。武士でもない者が自ら腹を切るという歴史的な...
物語は強烈な性のぶつかり合いの果てに訪れる最後の日から始まる。強大な力を持ってしても手に入れることができない人と物。命にかえても渡せない「美」への矜持と想い。別世界の頂点を目指す二人がその近さ故に溝を深め、反目し、やがて最後の日を迎える。武士でもない者が自ら腹を切るという歴史的な命題に迫る内容は読んでいて飽きない。
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吸い込まれるように一気に読みました。 今まで日本の時代ものはちょっと苦手としてましたが、 これで一気に引き込まれ、 興味を持ってます。 私を新しい世界に連れてきてくれた本でした。
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明と暗の対比。境界は互いに溶け合う。割り切れない感情や曖昧な出来事を呑み込み、狂気に身を浸す。それでいて茶の道は清らかさを醸し出す。
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狂気だと思う 本当に恋だったのかな、恋だとしてもきっと本人が思ってるほど本気じゃない感じがする、死んでないし 第三者だから何でそこまで強迫されてたのかいまいち分からんけど、日増しに美意識に磨きがかかっていくのやっぱ狂っててすごいしこわい ヴァリニャーノのとこの椿の存在感がよか...
狂気だと思う 本当に恋だったのかな、恋だとしてもきっと本人が思ってるほど本気じゃない感じがする、死んでないし 第三者だから何でそこまで強迫されてたのかいまいち分からんけど、日増しに美意識に磨きがかかっていくのやっぱ狂っててすごいしこわい ヴァリニャーノのとこの椿の存在感がよかった
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茶道の魅力をたっぷり知ることができ興味深かった。その一方、ドロドロとした権力争いや意地の張り合い、侘び寂びの奥にある意外なもの等、俗な部分もたっぷり描かれており、だからこそ茶道の清々しさが際立つとわかりはするが読んでいてあまり楽しくなかった…。
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久しぶりに素晴らしい時代小説を堪能することができた。この小説は、ミステリーの謎解きを縦糸に、利休が茶聖としてまた美の具現者として現代まで影響を与え続けるようになった出来事を、時代ごとに織り込んでいる。小説の出来としては、最高のものではないだろうか。 利休は、俳句を完成させた芭...
久しぶりに素晴らしい時代小説を堪能することができた。この小説は、ミステリーの謎解きを縦糸に、利休が茶聖としてまた美の具現者として現代まで影響を与え続けるようになった出来事を、時代ごとに織り込んでいる。小説の出来としては、最高のものではないだろうか。 利休は、俳句を完成させた芭蕉と共に、日本人の心を今も強く揺さぶり続けている英傑だと思います。
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