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日日是好日 の商品レビュー

4.4

721件のお客様レビュー

  1. 5つ

    349

  2. 4つ

    221

  3. 3つ

    79

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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2012/04/29

 ……で、こちらが知人が贈ってくださった一冊(笑)。 (詳細はこちら → http://booklog.jp/item/1/4870314916)  茶道についての知識はなんとなく(必修教養で半年やった程度)、和菓子もぐもぐおいしいです、程度の自分でも、読み終わったあとに「ちょ...

 ……で、こちらが知人が贈ってくださった一冊(笑)。 (詳細はこちら → http://booklog.jp/item/1/4870314916)  茶道についての知識はなんとなく(必修教養で半年やった程度)、和菓子もぐもぐおいしいです、程度の自分でも、読み終わったあとに「ちょっと茶道やってみようかなあ」と思わせる。  つまり、上品な中にもこちらの心をわしづかみにかかってくる、文章力のすさまじさ――― 言葉の持つ威力の恐ろしさを存分に味わうことができる一冊。いや、面白いのですけれど。  答えをすべて言わないこと。自分で考えてみつけること。  理想ではあるけれど、時間(スピード)をなによりも重要視する現代日本の生活では、なかなかこれがむずかしい。そんなことも思ったり。

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2012/04/15
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(読む前の印象) 梨木果歩さんの「不思議な羅針盤」に登場。 あとからこの表紙を知ったんだけど、好きだわこれ。 お茶の緑と、何よりすっと背筋が伸びそうな空気感がいい。紹介されてなくても手に取っていたかもしれない。 紹介されていたのは、お茶を通して季節の移ろう気配に敏感になったっていう部分。そういうのいいなって思う。

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2012/03/23

職場の先輩に薦められて、その日の内に購入、読了。 二十五年、何の気なしに続けてきたお茶のお稽古が自分の支えになっていたというエッセイ。 わたしは著書と性格が似ているのか共感する箇所が多く、号泣しました。

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2012/01/30
  • ネタバレ

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■雨の日は、雨を聴くこと 書籍「日日是好日」(森下典子著・新潮文庫刊・252頁)から。 サブタイトルは「『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」 読みやすく、そのうえ心に残る一冊となった。 15章からなるエッセイだが、章ごとのタイトルがすべて その章を端的に捉え、インパクトのある一言になっている。 特に選んだのは「雨の日は、雨を聴くこと」 毎日が快晴とは限らない、それは天気でも人生でも同じ。 雨の日は雨の日の、苦しいときは苦しいときの 過ごし方を知ることは、とても大切なこと、 これこそ「日日是好日」なんだということだろう。 雨の日は雨を聴く。雪の日は、雪を見る。夏には、暑さを、 冬には、身の切れるような寒さを味わう。 どんな日も、その日を思う存分味わう。 それが「どんな日もいい日」(毎日が良い日)の考え方。 著者は、このことを「お茶の先生」のお宅で見つけた掛け軸に 「聴雨」と書かれていたことで気付く。 とてもいい話である、と思った。 こういったことは、たぶん文字を読んだだけではわからない。 またまた「禅語」「お茶」に関心が湧いてきた。

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2012/01/17

著者がなんとなく始めた習い事「お茶」。 なんでしょう。書いてある内容もいいのでしょうが、この人の文章?言葉の選び方?そのものが魅力的。 友人に薦められた時は「ふぅん」という感じだったのですが読み始めたら ガツーン!ときました。数箇所で涙も出そうになりました。読後感は胸のすくような...

著者がなんとなく始めた習い事「お茶」。 なんでしょう。書いてある内容もいいのでしょうが、この人の文章?言葉の選び方?そのものが魅力的。 友人に薦められた時は「ふぅん」という感じだったのですが読み始めたら ガツーン!ときました。数箇所で涙も出そうになりました。読後感は胸のすくような清涼さ。お茶の世界の懐の深さにも興味が沸きました。 オススメです

Posted byブクログ

2012/01/13

感無量、の読後感。長い目で見て、今を大切に生きるという言葉が、今も心の中で木霊している。お茶から感じる沢山の思いを言葉にするのが難しいように、この一冊から感じる思いを書き記すには、あまりにも自分が若く、言葉が乏しい。何度も何度も読み直したいと初めて思えた一冊。

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2011/11/28

とても多くのものが詰まっている。 人が生きて行く上で感じること、大切にしたいこと、悩みや苦しみ、歓び、言葉で伝えきれないことを著者は伝えようとしてくれている。 その言葉が心に突き刺さりました。

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2011/11/16

なんとなく惹かれなんとなく買った本、なのにずっと積読になっていたのだけどmixiでこの本の話を連続で見聞きし、そういえばと読み始めました。温かい日差しの公園で読むにはぴったりの本でした。 道端に咲いている草花、雨が降る直前の空気の匂い、風が梢を鳴らす音、川面に流れる水の音、それ...

なんとなく惹かれなんとなく買った本、なのにずっと積読になっていたのだけどmixiでこの本の話を連続で見聞きし、そういえばと読み始めました。温かい日差しの公園で読むにはぴったりの本でした。 道端に咲いている草花、雨が降る直前の空気の匂い、風が梢を鳴らす音、川面に流れる水の音、それに季節ごとの空気の温度や湿度。 床の間の掛け軸に書かれた書、お茶と一緒に出される和菓子の種類にも その場や季節、参加している人に相応しい内容と意味がある。 私はお茶をきちんと習ったことはないけれど、お茶って、日本の文化って、こんなにスゴイんだって思った。こんなに美しく凛としていて、こんなに深い中身のあるものなんだって。 先生は「形にあとから心を入れる」と教え、ひたすら繰り返させたそうだ。学ぶことには好奇心も必要だけれど、「なぜ」が必ずしも必要ではなく、後からその「なぜ」を自分で気付くことも大切なことなのでしょう。 心にしみる言葉がたくさんたくさん散りばめられているステキなエッセイです。 私も自然とお茶をしてみたいなと思いました。

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2014/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルどおり、茶道についての本ではなく、茶道を通して気づいたことが書かれている本。茶道の知識を求めてる人には不向き。これから茶道をしようと思ってる人、または始めたばかりの人に読んで欲しい。そして10年後、まだ続けていたら再読して欲しい。そんな本。 「雨の日は、雨を聴きなさい。心も体も、ここにいなさい。あなたの五感を使って、今を一心に味わいなさい。そうすればわかるはずだ。自由になる道は、いつでも今ここになる。」深い言葉だ。そして茶道がなぜ”道”であるのかが分かる気がする。気がするだけだけどね。

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2011/10/17

茶道を通して著者が得た『生き方のすすめ』のようなものがかかれている。 茶道はいろいろな解釈ができ、またそのいづれが正解か間違いかを問うこともないということだが、著者の解釈は好感がもてた。 10年、20年とたったのちにまた読みたくなるような一冊。

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