聖女の救済 の商品レビュー

東野圭吾【著】

2021/02/07

義孝やばい男すぎるな〜

東野圭吾作品は基本的に最初から犯人を開示して、動機とトリックを最後に描くが今回もその流れだった。
なんというか人に対する暖かさがちょっと自分には合わないなぁと思っていたんだけど、愛人と夫、妻という設定と舞台自体の悪趣味な感じはとても良かったと思う。

2020/10/17

シリーズ長編の2作目。新キャラの内海が登場。草薙と内海の意見の食い違いにより2つの視点から事件が見える。恋は盲目。子供問題はデリケート。犯行はお見事。犯人は読んでいたら何となくわかってくるのだが、どうやってやったのかはわからなかった。発想も意外。

2020/09/22

小説の登場人物とはいえ、殺された被害者の男があまりにも女を子どもを産む機械としか考えていないような感じで、凄く不愉快になりました。
この男性と結婚生活をやりきった犯人は逆に凄いなというか、こんな壮大な殺しの計画を行うくらいであればとっとと別れてしまった方が良いのではと思ってしまいました。
まぁそうなるとお話がすすまないのですが…。
ガリレオシリーズの短編集である『ガリレオの苦悩』を読み終えてすぐにこちらの本を読んだので、やっぱり長編小説は一つ一つの描写というか情報が丁寧だなという印象を受けました。
情報がそれだけ多いというか、登場人物のやりとりだとか、心の揺れみたいなものが丁寧に描かれていて、私は長編ミステリーの方が好きだなぁという気がします。
というより、東野圭吾さんの文章だからだらだらしないで最後まで読めるのかもしれません。

2020/01/08

狂気に満ちたトリックではあるけれど、犯人が被害者以上に人間らしくて、刑事さんの気持ちも考えるととても切なかった。

2023/09/27

評価は４．

内容（BOOKデーターベース）
男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は―虚数解。理論的には考えられても、現実的にはありえない。

ガリレオシリーズ第5弾？から読み始めてしまったが、全く問題無し。
しかし、結婚一年後までに子どもが出来なければタイムリミットで離婚って・・・こういう人に限って子どもが生まれても育児はしないんだよなぁ～。それでも嫌いになれなかった奥さんが気の毒だ・・。

2019/06/07

ガリレオシリーズ。ミステリーとして面白かった。
動機はイマイチぱっとしなかったが、トリックが考えつかない内容だった。

2019/05/27

『容疑者Xの献身』に続くガリレオシリーズ長編第2弾。ガリレオシリーズは、トリックはとことんロジカルなのに動機がすごく人間くさいなのが大好き。

2019/05/13

　女を子供を産む道具としか見ていない真柴義孝が自宅で毒殺された。結婚１年
で子供を産めず離婚宣告されていた妻綾音には鉄壁のアリバイがあった。
　親友潤子が同様の理由で別れを切り出され自殺する前に、不妊の綾音に毒を
送付した。それを使用して自宅の浄水器に結婚時に仕掛け、使わせないように
していた。離婚宣告後実家北海道に帰っている間に義孝が使って死んだ。
　１年前の仕掛けをガリレオ湯川が解き、完全犯罪を阻止した。

2019/03/06

職場の同僚からお借りしました。
ガリレオシリーズ、湯川先生のお話でした。

理論的には考えられるが現実的にはありえない虚数解などという言葉が出てきて、どんな壮大なトリックなのかと思ていたらそうでもなくて・・・
もっというと、今回のお話は女心がキーでもあるから湯川先生より加賀恭一郎さんの方が適任？なんて思ったりもしましたが、でもサクサク読めて楽しめたからまーいっか。

面白かったのだけれど、結婚前から「1年で子供が出来なければ離婚しよう」と夫は告げていて、犯人である妻は子供が出来ない体とわかっていながらそれを隠して了承し結婚したのに、約束通り1年後に離婚しようと言ったら殺されちゃったなんてかわいそう。その価値観が理解できないなら結婚しなきゃいいのに。
全体的に夫が悪い人みたいに描かれてるけど、悪いのは妻じゃないか？

2019/02/17

殺害の理由
殺害の方法

毒薬の特定
犯人の特定

物語は理路整然として事件解決に進んでいったが、
何か物足りない

あるものは秩父の山道を走り回るシーンがあり、
あるものは南フランスを車で走り抜けるシーンがある

私は物語に出てくる地方・場所を想像したり行くのが好きだから