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聖女の救済 の商品レビュー

3.9

629件のお客様レビュー

  1. 5つ

    118

  2. 4つ

    280

  3. 3つ

    154

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    2

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2022/11/28

今回は流れ的に犯人の当たりはすぐにつけられましたが、トリックが凄かったです。 タイトルの意味が分かると、その決意と執念に圧倒されます。 湯川先生でないと解けなかったろうなと、さらにシリーズが好きになった作品です。

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2022/10/05

ガリレオ長編作品。 動機とトリックがあまりにも現実離れしており、(湯川の言う通り)リアルには絶対にありえない話でしょう。その分ぼく程度の知能ではまったく予想できなかったのでトリックがわかったときは「これぞミステリー小説!笑」と感じて面白かったです。 正直、犯人の心理はまったく...

ガリレオ長編作品。 動機とトリックがあまりにも現実離れしており、(湯川の言う通り)リアルには絶対にありえない話でしょう。その分ぼく程度の知能ではまったく予想できなかったのでトリックがわかったときは「これぞミステリー小説!笑」と感じて面白かったです。 正直、犯人の心理はまったく理解不能です。どんだけ被害者は魅力的な人だったの!?って感じですよ。女性心理は分かりません…。 草薙の想いについては…心理描写からあまり読み取れなかったので、最初は薫の冗談だと思ってました(笑) そして薫が福山雅治のアルバムを聴いてたシーンは明らかな筆者の意図を感じて笑いましたね(笑) 本作は「沈黙のパレード」の後に読んだので、最後犯人が供述せずに沈黙してたら、もしかして状況証拠のみで無罪になれたんじゃないかと妄想しちゃいました。

Posted byブクログ

2022/09/25

ガリレオシリーズの長編。だったけど丸一日かけて読了。 今回のガリレオ先生は今までで一番人間ぽい言動だったように思う。内海にもそれほど冷たくもなく、草薙の心情にも心底びっくりしていたし。 タイトルはなるほどそういう意味だったのかと納得。

Posted byブクログ

2022/09/13

過去読んだ作品の再読 少し設定が異なるけどドラマも見て、犯人もトリックもわかってるのに引き込まれる この作者さんの本はミステリーなのに何度も読みたくなるのがすごいなと思う 湯川先生は物事を論理的、客観的に考えるけど 人間の微妙な心理も距離を置いて見つめられる 視野の広さが羨ましい

Posted byブクログ

2022/07/28

 こんなトリック誰も思いつかないし、思いついても実行できない、正に推理小説ならではのトリック。さらに文系なので虚数解と言われてもピンと来ない。我が家の浄水器は同じ蛇口で切替ツマミが付いているタイプだが、ここでは別蛇口の想定だろうか。同蛇口なら原水でも心理的に怖くて絶対使えない。 ...

 こんなトリック誰も思いつかないし、思いついても実行できない、正に推理小説ならではのトリック。さらに文系なので虚数解と言われてもピンと来ない。我が家の浄水器は同じ蛇口で切替ツマミが付いているタイプだが、ここでは別蛇口の想定だろうか。同蛇口なら原水でも心理的に怖くて絶対使えない。  被害者が殺されても仕方がないほどの女の敵なのだが、こういう男はきっと子育てでも我を通して、子どもの気持ちとかまったく考えなさそう。  今作から小説でも内海刑事が登場するが、常に冷静な感じが良い。ドラマは柴咲コウが出ていないシーズン2は観ていないのだが、面白かったのかな?

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2022/09/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

とても面白くて、夜更かしして1日で読み切ってしまいました。 読者は犯人を知っているので、どこでわかるんだろう、見破れるのか、とはらはらしました。 最後の最後で、まさにタイトル通りで、それがわかったとき鳥肌が立ちました。

Posted byブクログ

2022/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「東野圭吾」のミステリー小説『聖女の救済』を読みました。 『真夏の方程式』、『ガリレオの苦悩』に続きガリレオシリーズ読破となりましたね。 -----story------------- 男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。 「草薙」刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。 「湯川」が推理した真相は―虚数解。 理論的には考えられても、現実的にはありえない。 ----------------------- ガリレオシリーズ第5弾作品で、2作目の長篇作品です。 最初から犯人として怪しいのは美貌の妻「真柴綾音」なんですが、、、 完璧なアリバイがあるし、毒殺のトリックが解けず、やきもきさせられます。 でも、そこはさずがに「湯川」… その執念とも思える(というか執念しかない)トリックを見破ります。 現実的には有り得ないと思える、「湯川」の言葉を借りれば… 虚数解なんですが、いやぁ、凄いトリックでしたね。 ず~っと献身的に夫を支え続けている、その健気な姿が、実は夫を救済している行動であり、何もしないことが殺害方法だったなんて… あっ、ちょっとネタバレになっちゃいましたかねぇ。 でも、「真柴綾音」としては、常に夫の命運を握り、罪を猶予させているという気持ちが、そのモチベーションになっていたんでしょうね。 花に水をやることに、かなり拘っていたので、真相に繋がる鍵だとは思っていましたが、このトリックは想定できませんでした。 実はタイトルがヒントになっているんですが、、、 それがわかっていても、真相は想像できないでしょうねぇ… 相変わらず巧みですね。 それにしても女性は怖いなぁ… と思わせる作品でした。 「東野圭吾」の他の作品にも通ずる部分ですけどね。 本作品中、「内海薫」がiPodで「福山雅治」の曲を聴くシーンが出てきます。 これも、「湯川」役の「福山雅治」を、こんなカタチで登場させるなんて、なかなか洒落た趣向ですね。 「東野圭吾」作品は、どれも愉しめますが、ガリレオシリーズは特に好きですねぇ。 以下、登場人物を記しておきます。 (「湯川学」、および捜査一課の登場人物は除く) 「真柴綾音」  著名なパッチワーク作家で、パッチワークの教室を主宰している。  夫に尽くす良き妻であり、自分の助手が自分の旦那と浮気をしていると知って怒りもしない広い心の持ち主。  そして、追及する側であるはずの「草薙」が、思わずほれ込んでしまうほどの美貌の持ち主である。 「真柴義孝」  IT会社社長で「綾音」の夫。  「妻は子供を産んでこそその意味を持つ」という偏った価値観の持ち主。  妻に隠れ、彼女が主催するパッチワーク教室の講師である「若山宏美」と不倫をしている。  「綾音」に離婚を切り出した翌日、自宅で毒殺されているのが発見された。 「若山宏美」  「綾音」が主催するパッチワーク教室の講師であり、彼女の助手。  「義孝」と不倫をしており、彼の子を身ごもってしまった。 「猪飼達彦」  弁護士。  「真柴義孝」の古くからの知人であり、「義孝」が経営する会社の顧問弁護士で経営にも参加している。  事件前夜も「真柴」家のホームパーティに参加していた。 「猪飼由希子」  「猪飼達彦」の妻。  二か月前に、第一子を出産している。 「津久井潤子」  「義孝」が、「綾音」と出会う前に交際していた女性。  絵本作家で、事件が起こる二年前に自殺している。

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2021/11/12
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犯人を夫人以外だと半ば断定した草薙と、犯人を夫人だと断定した内海。読者の視点からすると犯人は夫人だと分かっており、だからこそ当初は、草薙の行動のズレを感じたが、実は無駄ではなく、草薙と内海、2人の信念持った行動は、後に第三者である湯川によって一つの結論に導き出されるのが"実に面白い"と感じた。

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2021/04/03
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普通では考えられないトリックだったので凄い驚きました!一年前に仕掛けて、それをこの犯行までバレないように生活していたと考えると凄いと感じました。 男女の関係が怖いなと思いました…

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2021/02/07
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義孝やばい男すぎるな〜 東野圭吾作品は基本的に最初から犯人を開示して、動機とトリックを最後に描くが今回もその流れだった。 なんというか人に対する暖かさがちょっと自分には合わないなぁと思っていたんだけど、愛人と夫、妻という設定と舞台自体の悪趣味な感じはとても良かったと思う。

Posted byブクログ