ねじ式/夜が掴む の商品レビュー
知り合いに勧められて。近所に同じ名前のお店があるようで。そこから語りはじめられるくらい熱烈だったので読んでみた。 いやぁ…。お、おぅ…。みたいな感想しか浮かばなかった(笑)。すごく型破りというか。常識に捕らわれていない感じ。妄想がそのまま形になっているような。 結局調べてしまった...
知り合いに勧められて。近所に同じ名前のお店があるようで。そこから語りはじめられるくらい熱烈だったので読んでみた。 いやぁ…。お、おぅ…。みたいな感想しか浮かばなかった(笑)。すごく型破りというか。常識に捕らわれていない感じ。妄想がそのまま形になっているような。 結局調べてしまったのだけど、この表現がとんでもなく新しく受け取られ、解釈可能性の広さでまたうけたそうで。言われてみれば自由だとか無意識だとか。表題作は夢をそのまま書いたとかとか。そう言われればそうかもしれない。 ごめんなさい正直よくわからんかったです(笑)夜とか外が「入ってくる」って感覚はわかりやすく新しくて気持ちが悪かったな。
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オススメされて読んだ。脈絡もなくエグい。にがて。 他人の脳内を覗いた、そんな感じ。そこにストーリーはなくて情報が流れてくるような。
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前半は夢シリーズ、曖昧で不条理な夢(夜に見るやつ)をそのまま漫画として表現するという試みは良いけど面白いかと言われると、うーん。後半の日常シリーズの方が素朴で好き。両者が同時期に描かれたという事実は興味深い。
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つげ義春を初めて読んだ。そろそろつげ義春を読んでも人生狂わされないかな、と思って。初めて読むつげ義春がこの本で良かったのかはわからないけど、僕にはまだ難しかった。10年おきに読んでみたら、そのうちわかるようになるかもしれない。「外のふくらみ」が気に入った。これだけ絵本にしてくんな...
つげ義春を初めて読んだ。そろそろつげ義春を読んでも人生狂わされないかな、と思って。初めて読むつげ義春がこの本で良かったのかはわからないけど、僕にはまだ難しかった。10年おきに読んでみたら、そのうちわかるようになるかもしれない。「外のふくらみ」が気に入った。これだけ絵本にしてくんないかな。
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裏表紙より。 つげ義春ワールドの極点「ねじ式」に始まる“夢の作品群”と、それと並行して書かれた若い夫婦の生活を描いた“日常もの”を集大成。 【収録作品】ねじ式/ゲンセンカン主人/夢の散歩/アルバイト/雨の中の慾情/夜が掴む/コマツ岬の生活/外のふくらみ/必殺するめ固め/ヨシボー...
裏表紙より。 つげ義春ワールドの極点「ねじ式」に始まる“夢の作品群”と、それと並行して書かれた若い夫婦の生活を描いた“日常もの”を集大成。 【収録作品】ねじ式/ゲンセンカン主人/夢の散歩/アルバイト/雨の中の慾情/夜が掴む/コマツ岬の生活/外のふくらみ/必殺するめ固め/ヨシボーの犯罪/窓の手/夏の思いで/懐かしいひと/事件/退屈な部屋/日の戯れ 解説 川本三郎 解題 高野慎三
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初めてのつげ義春。超シュール。子供が考えるような無茶なストーリー展開でずんずん進んでいく。内容も下ネタだからまた面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ねじ式」は本当に夢の中っぽい。出たはずが入ってたとか、行っても行っても目医者ばかりで見つからないとか、産婦人科やったはずのそこが金太郎飴工場やとか、この唐突さが本当に夢っぽい。 「ゲンセンカン主人」も好きです。分身は、大抵は本体に何か悪影響を及ぼす存在として描かれるけど、出会ってしまったこの旅人と主人はこれからどうなるのかな。 ただ、わたしは「夢を描きました」ってやつは夢ではないと思う派です(?) つげ義春さんは夢日記も書いてて、それを元にこの「夢の作品群」を描いたらしいけど、もうね、文字に起こした時点で印象が変わると思うし、作品にしたら更に、作意がどうしても入ってしまうので、作ったお話や、と思う。 でも、そうやとしてもこれだけ夢がそのまま漫画になったように描けるんだからすごいよなあと思う。 「夢を作品にする」というのは、つくる上でのひとつの方法だと思います。
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「つげ義春コレクション ねじ式/夜が摑む」つげ義春 夢想怪奇漫画。暗い色。 筑摩書房つげ義春全集より。 こんなに有名で、不可解で前衛的で、コアなファン層のある漫画のレビュー書く勇気、僕にゃあありません…。書くけど。 なぜもっと早く読まなかったんだろう。もっと早く読んでたら、人格...
「つげ義春コレクション ねじ式/夜が摑む」つげ義春 夢想怪奇漫画。暗い色。 筑摩書房つげ義春全集より。 こんなに有名で、不可解で前衛的で、コアなファン層のある漫画のレビュー書く勇気、僕にゃあありません…。書くけど。 なぜもっと早く読まなかったんだろう。もっと早く読んでたら、人格形成に多大な影響を及ぼしていただろうに。 サングラスとワイシャツに下駄履きとかの学生になってたかも。 不安を煽る崩れた、頽廃的な構成に、引き込まれているという感覚も無く引き込まれている。 シュールレアリスムな心理的な奥底にあるモノの表現、と感じるんだけどどうやら凝りに凝った構成だってことは、この人何かが裏返しになってるって印象。 普通の生活を送る中で想起される超現実を自分の表現方法におもねて形にするところに理性的な構成力が働くなんて。 こう、ウゥーッて出てきた衝動の積み木があって、それを冷静に机の上に散乱して配置して、煙草吸いながら。気持ち悪… 『ガロ』って怖いワ。 あと、エロい。もう、純粋に剥き出しの欲望のエロスには芸術とか感じない。 いわゆるエロ本って要は多かれ少なかれ変態性というか、異常性を含むと思うけど、リアリティを超えた夢想としての色欲が、とどまるところを知らない。 「必殺するめ固め」で妻を奪われる男の、被虐的な立場、女の欲情、暴漢の精力。表向きは一切性感を表していない男にこそ、狂うようなエロへの執着を感じた。作者の。 おかしいだろうよ… 収録作は“夢もの”と“日常生活もの”に二分されていて、ねじ式/ゲンセンカン主人/夢の散歩/アルバイト/雨の中の慾情/夜が摑む/コマツ岬の生活/外のふくらみ/必殺するめ固め/ヨシボーの犯罪/窓の手/夏の思いで/懐かしいひと/事件/退屈な部屋/日の戯れ、の16篇。 どれも甲乙つけ難く印象的ですが、やはり初読のインパクトの「ねじ式」と、「外のふくらみ」かな。個人的には。 将来、子供に見せたくない漫画ナンバーワン。(5)
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つげ義春コレクション全9巻のうち6巻以外を読んだ(6巻は漫画ではなくエッセイとスケッチらしいので見送った)。正直1巻以外はつまらないし、その1巻にしても『ねじ式』『夜が掴む』『ヨシボーの犯罪』辺りはやっぱりというか、作者が見た夢をそのまま描いてるだけのようで、そこに何か高尚なもの...
つげ義春コレクション全9巻のうち6巻以外を読んだ(6巻は漫画ではなくエッセイとスケッチらしいので見送った)。正直1巻以外はつまらないし、その1巻にしても『ねじ式』『夜が掴む』『ヨシボーの犯罪』辺りはやっぱりというか、作者が見た夢をそのまま描いてるだけのようで、そこに何か高尚なものは感じ取れなかったし、世間でもてはやされる理由もわからなかった。
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狭いのか、広いのか、良くわからない、 空間の歪んだうす暗い部屋に窓ひとつ。 そこはいつでも開いていて、 出るも出ないも自由だが、 妙な居心地の良さを感じ、 出るに出られないのはなぜだろう…!? 同名タイトルの作品がはいった文庫を買うのは、 これで2冊目。 つげ氏の世界観にどっぷ...
狭いのか、広いのか、良くわからない、 空間の歪んだうす暗い部屋に窓ひとつ。 そこはいつでも開いていて、 出るも出ないも自由だが、 妙な居心地の良さを感じ、 出るに出られないのはなぜだろう…!? 同名タイトルの作品がはいった文庫を買うのは、 これで2冊目。 つげ氏の世界観にどっぷりはまりつつある…
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