県庁の星 の商品レビュー

桂望実【著】

2011/09/28

初めのうちは絵に描いたような役人でした。そのおかげで民間と役人の温度差がリアルです。このスーパーこの営業でよく潰れなかったなぁ。ここの食品は口にしたくないですね。店側も県庁さんも頑張っている熱気は伝わってきました。視点を変えてみるというのはいい事ですね。

2009/10/04

県庁から派遣されてきた野村の「人が見えていない」いわゆる「空気読めない」行動をみると、「あぁ、そうそう、お役所仕事ってこうだよね」と思わずにはいられなくなる。けど、自分自身も少なからず、「空気読めない」人なので、直さねばと思わずにはいられなくなったりする。

嫌なキャラがほっとんどいなくても、面白い小説のひとつ。インターンシップとかに行ってみたくなったりするかもしれないww

2009/10/07

県庁に勤めるエリートが、民間企業に出向することになった。選ばれた出向先は、片田舎のスーパーだった・・・。
数字でしか物事を見ることができなかった主人公が、１人ひとりの「ひと」を見るように変わっていく。それが周囲の人にも影響し、スーパー全体が変わっていく。
「ひと」のために「ひと」と共に働くということを、再度自分自身で考えるきっかけとなった。読後感が爽快！

2009/12/31

最初はもうイライラしっぱなしでしたが、読後感は良かったです。県庁さんがお高くとまっているんじゃなくて本当の本気でこういう思考しかできない人なんだというのと、ヒントをもらいつつ自分でちゃんと気づいていったのがよかった。みんな実はいい人っていうのもありがちだけど好きです。