サラリーマン合気道 の商品レビュー

箭内道彦【著】

2021/05/04

久しぶりに読み直した。10年以上前のものだけど、働く姿勢としては変わらなさそう。ここに書かれていることを咀嚼して、自分なりに昇華して、ただただ働く日々であることよ。

2018/10/23

著者の箭内氏は、CMクリエーター。TVにも何度か取り上げられたので、ご存知の方も多いと思う。その彼が、自身の仕事の流儀を披露するのが本書。結果がよければ、自分の思い入れさえも二の次にする柔軟な考え方は、自己主張の強い自分にとっては非常に参考になった。「流されるから、遠くに行ける」は実に名言。

2018/10/08

著者本人もあとがきで述べているが、結構矛盾だらけではある。しかし、そんなユルさがむしろ実社会で生きる知恵としてのリアリティを高めているとも言える。気鋭のクリエイターとして名高い彼だが、見た目以上に繊細で、弱気な部分が垣間見えるのは、我々のような凡人にとっては励みになる。本人も書中で述べているように、これは彼のポリシーではなく、むしろ道具箱のようなもので場面によって臨機応変に使い分けるような類いのものであるということだ。学ぶべきは、ここに書かれている内容だけではなく、その心の持ち方や発想だろう。やはり、只者ではないと改めて思い知らされた。

2017/03/26

元博報堂の箭内さんの仕事術

・流されるから遠くへ行ける
・仕事で「自分はこうだ」という個性やこだわりを捨て、「脱力」する
そして仕事相手の力やその場の空気を自分の力に変えて、実力以上の力を発揮する
・ 「初めてのこと」を常に取り入れることでドキドキした物作りやコミュニケーションが可能となる
・時にはプロ意識を捨てて、人に任せる
・ルールや制約を歓迎すれば、守っても破っても阿多らしい発想に出会える

自分１人で思いつくことは、あまりに小さく少ないため、相手と向き合い、時にその力を利用する。
(もちろん、自ら悩むことも必要)

2016/05/06

著者は合気道をやったことがないそうです。

ではそんな方がどのように合気道を捉えビジネスに活かしているかという点に興味をもって読んでみました。

全くと言っていいほど合気道には触れていません。

それはもう清々しいくらい全くです。

タイトルに「合気道」を入れているんだから少しは合気道に関しても書かなくちゃなんていう気遣いもなく本当に全く触れていません。

タイトルから想像する中身とは全く違いますが、ここまで来ると逆にタイトルキャッチコピーのセンスの良さに感心します。

著者の考える仕事のお話は誰もが共感出来ることとは言えないかもしれませんがとても面白かったです。

2015/08/12

クリエイティブディレクター、箭内道彦さんの2008年の著作（最近は、合気道、「流される」のではなく、自分の意思も入れていく、とか、武士道的な発言もなさっています）。
クリエイティブ合気道という本もあるようなので、そちらもあわせて読みたい一冊。
「流される」から遠くにいける、とあるけれど、人によっては合気道でなく「禅」何て言葉を使うのかも。というか、合気道でも禅でもないような。箭内さんなりのフリーダムな思想、とでもいうような、、。いずれにせよ、そこに試行錯誤の道筋が綴られているのが、この本の面白いところです。
ご本人もあとがきで記されていますが、矛盾してるじゃん！というようなことも書いてある。でも、そういうことも含めて、箭内さんらしい「フロー」を生きているのだろうなあ（この方は、川のような存在だなあ、、、）と感じさせる一冊。読みやすく、気持ちがちょっと、軽くなると思う。おすすめです。

2015/06/17

流されたっていい、肩ひじ張らずにやっていい、仕事は脱力していいのだ。そうやって箭内さんは成功しましたとさ。だからといって箭内さんと同じように成功しなくてもいい。まあ、箭内さんだから成功したんだろうけど。脱力して流れに身を任せていれば、そんな達観もできるかもしれない。あわてなくっていいんだよ。だってサラリーマンなんだもの。まあ、箭内さんは独立したけどね。

2014/01/01

流されるとは？

→企画倒れするぐらいでないと新しいものは生み出せない
迷ったら振れ幅を極端にしてみることで、自分の本心を確認しやすくなる
チャンスに照れずに掴みにいく、そこには他人と同じ条件で正当に自分を評価して欲しいという考えは、受け身で怠惰な考えである
いつか誰かが自分の実力に気づいて評価してくれるはずという甘い考えを排除した上で、今のままでの将来をイメージすることで崖っぷち感、危機感を感じる
挫折や悲しみを力に変えることで過去にとらわれない前向きになる
願望がまずあって後から職種を考える
人生の回り道をやりたいことをやれなかったリバウンド力に変える

2013/04/02

ひさしぶりに、再読。

やりたいことなんて何もない、
個性的なアイデアもない、
わたしでも何とかできる！
と思える。

流されて流されて、
遠くまで行こう。

2012/05/24

なんとなく読んでみた。クリエイティブ合気道だとスルーするけど、「箭内道彦」+ 「サラリーマン合気道」だと買ってしまう。ものすごく自分の置かれている状況を冷静に見ている人なのだろうか。嘘がないというか、等身大というか、距離感があるというか。クリエイティブもそうなんだと思う、なんとなく。