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サスツルギの亡霊 の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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2019/11/29

舞台となる南極。カメラマンの矢島拓海は南極で亡くなった兄からの手紙をきっかけに南極越冬隊のカメラマンとして同行することになる。 南極の厳しい気候や環境の場面を想像する度に、日本の山に登る以上の過酷さを感じました。途中、主人公が殺人事件の容疑者となり逃亡者となる場面が登場しますが...

舞台となる南極。カメラマンの矢島拓海は南極で亡くなった兄からの手紙をきっかけに南極越冬隊のカメラマンとして同行することになる。 南極の厳しい気候や環境の場面を想像する度に、日本の山に登る以上の過酷さを感じました。途中、主人公が殺人事件の容疑者となり逃亡者となる場面が登場しますが、これも寒さとの戦い。 血の繋がらないお兄さんだけど、身近な存在だったからこそ、赦せないし、忘れならない存在だったのだろうか。 読後感は女性の逞しさと、最後は怖さを感じました。

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2019/10/26

『兄の死の真相を知りたければ、南極に行け』 謎の電話に戸惑うカメラマンの矢島 拓海。 そして、3年前に死んだはずの義兄を名乗る南極からの絵葉書。 極寒の地・南極を舞台にした秘境ミステリー。 地下洞窟を舞台にした『カタコンベ』の作者による作品。 拓海を中心に、様々な事件が発生し...

『兄の死の真相を知りたければ、南極に行け』 謎の電話に戸惑うカメラマンの矢島 拓海。 そして、3年前に死んだはずの義兄を名乗る南極からの絵葉書。 極寒の地・南極を舞台にした秘境ミステリー。 地下洞窟を舞台にした『カタコンベ』の作者による作品。 拓海を中心に、様々な事件が発生し、後半、事件の犯人との冤罪まで受けるが、やがて... よく出来たストーリーですが、そこまでやるか?との動機の面で、やや疑問が残りました。 なお、南極の様々な描写はリアリティがあり、作者は本当に南極まで取材に行ったのかしら?と思わされました。

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2019/09/03

図書館で。 冷房の効いた銀行の待合室とか、電車内で読んでいたので臨場感がありました。寒かった… 南極か~ 南極に行く女子高生の話とか少し前にアニメであったなぁなんて思いながら読みました。オーストラリアで合流とか、荷物の積み込みとか多分あんな感じかなぁとアニメの絵が浮かんだり(笑...

図書館で。 冷房の効いた銀行の待合室とか、電車内で読んでいたので臨場感がありました。寒かった… 南極か~ 南極に行く女子高生の話とか少し前にアニメであったなぁなんて思いながら読みました。オーストラリアで合流とか、荷物の積み込みとか多分あんな感じかなぁとアニメの絵が浮かんだり(笑) 完全にクローズドな世界での話はミステリーに御誂え向きなんだろうけど…あんな所で事件を起こすとか…犯人が無謀すぎる。というか何かあった時の犠牲が大きすぎる気がするんだけどどうなんだろうか。ま、そもそもその辺りも犯人は割り切っていたと言えば居たのかもしれませんが。 読み終えてなんか今一つすっきりしないなぁなんて思って読みました。 彼を陥れた陰謀みたいなものがもう少しスケールの大きな組織かと思っていたのになぁ。そして兄は報われないような気もするけど…どっこいどっこいかなぁ。

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2023/10/27

舞台は魅力的だが小説としては残念 - ?神山裕右「サスツルギの亡霊」 ★★☆☆☆ ごめんなさい。好みじゃないです。 「南極で連続殺人」ってプロットは優秀なのですが、読んでも読んでも情景が目に浮かばないし、過酷さも伝わってきません。 登場人物が多いわりに没個性すぎてだれなのかよく...

舞台は魅力的だが小説としては残念 - ?神山裕右「サスツルギの亡霊」 ★★☆☆☆ ごめんなさい。好みじゃないです。 「南極で連続殺人」ってプロットは優秀なのですが、読んでも読んでも情景が目に浮かばないし、過酷さも伝わってきません。 登場人物が多いわりに没個性すぎてだれなのかよくわかりません。 登場人物相関図とかを載せてくれないと無理系でした。 舞台と内容は悪くないので、映像化でよろしくお願いします。南極ものって定期的に出てくるしね。 #引用 ・人は深く傷つけられると臆病になる

Posted byブクログ

2019/07/16

南極の冷たい大地で兄は何を見たか。突然届いた一葉の絵はがき。それは、三年前に死んだ兄からだった--。弟は、遭難事故の真相を探るため南極の越冬隊に同行する。美しく残酷な大地が知るものは。(e-honより)

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2019/07/11

厳しい環境で兄の死の真相を探る物語。 面白かったが登場人物達に感情移入できなかった。 主人公との絡みが足りなかったことが原因かな。

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2019/07/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感情移入できる人とか好きになれる人とかがあんまりいなくて、作品に入り込めなかった。 キンキンと冷えた空気のなかでの息詰まるようなてんかい、を期待してたんだけど、原因が意外と俗っぽいし、 いやいや、そんな画像データとか確認するの基本じゃね? なんも聞かず調べず問答無用で犯人扱いとか、 ナンジャソリャっとか思ってしまった。 英治さん、結局妻にも裏切られてたってこと? 耐えれんわー、 クレバスに身投げしたくなるわあー。 かわいそすぎる。

Posted byブクログ

2019/06/28

南極の越冬隊に加わったカメラマンが、2年前に行方不明になった兄について探るうち、新たな殺人事件に巻き込まれていく。 本屋大賞の超発掘本としてして再注目されたこの作品は、今から10年以上前に刊行されたもの。江戸川乱歩賞の『カタコンベ』は読んだ記憶があったので手に取ってみた。 舞台...

南極の越冬隊に加わったカメラマンが、2年前に行方不明になった兄について探るうち、新たな殺人事件に巻き込まれていく。 本屋大賞の超発掘本としてして再注目されたこの作品は、今から10年以上前に刊行されたもの。江戸川乱歩賞の『カタコンベ』は読んだ記憶があったので手に取ってみた。 舞台が南極という特殊性が生きていて、南極に取材に行ったのかと思うほど臨場感のある描写だが、人物やストーリー自体はありがちで、さらりと読める。

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2019/08/29

本屋大賞2019発掘部門「超発掘本!」作品 死んだ兄からのハガキ、広大な密室で起きた謎。臨場感溢れる物語!

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2019/05/29

南極での事件。それほど思い詰めていた訳でもないのに、南極へ行くことになってしまった拓海。極限の地で起きる様々なことに翻弄され、それでも少しずつ明らかになる事実。 文章に所々固く感じた部分があったけど、極限の自然と人の欲のどちらが怖いか……考えてしまいました。

Posted byブクログ