細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本! の商品レビュー
ごくごく当然のことしか書かれていない。しかしだからこそ高く評価したい。 この頃ごく当たり前のことがもっとも大切なのだと思う。 たとえば「わかったつもり」というのがある。 本書にもあるとおり、「地方分権」という言葉は嫌でも目に、耳にはいってくる言葉である。そしておそらく入力される...
ごくごく当然のことしか書かれていない。しかしだからこそ高く評価したい。 この頃ごく当たり前のことがもっとも大切なのだと思う。 たとえば「わかったつもり」というのがある。 本書にもあるとおり、「地方分権」という言葉は嫌でも目に、耳にはいってくる言葉である。そしておそらく入力される頻度が多いせいもあって、なんとなく「わかったつもり」になって言葉をキャッチするザルの目をするするとすり抜けていってしまう。 「地方分権」とは何か。何故そんなことが言われるようになったのか。また実現した場合に何がメリットで何がデメリットなのか。またその実現性は?実現を阻むものは何か? 「わかった」ということはわかりやすく人に説明でき、その人がまた他の人におなじように説明できるということだと書いてある。 「わかった」と胸を張れるようなことは実はとても少ない。 にもかかわらず「わかったつもり」になる。そうなればザルの目からやはりすり抜けてしまう。 この点だけでもかなり興味深い発見だった。つまり普通人は「わかった」と言えるようになるため読書するんだと思うのだけれど、「わかった」よりもむしろ「わからない」を亢進させることが本当の知識欲、あるいは好奇心なのじゃないかと考えたのだ。 ・「y=x2」の勉強法 ・「数学的思考」とは、「物事の仕組みを一つひとつ整理して考えることができる能力」=フローチャート ・フローチャートは「従属」の概念を扱えない ・自分の「ゆがみ」「バイアス」を知ること ・「仮説と検証」をくりかえすこと ・「毎日のニュースはあくまで断片にすぎない」 そして「情報の基盤」を組み立てること…… うーむ、これが難題なんだ。
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中学生、高校生に方法論として身につけてほしい内容。ただ情報処理能力はわかればみにつくものではないので能力はあっても気づけていない人にはとても有効な内容だと感じる。きっと周りの頭の切れる人は意識せずこんなことができてるはずです。
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物事の情報をバラバラに集めても、根本的な問題を理解していないと情報が自分の中でつながっていかない。その根本を掴み取るために、何事も鵜呑みにしないで多角的に考えることが必要である。この本はその方法をとてもわかりやすく書いているので、読みやすくて頭に入りやすくて良かった。中のパンダみ...
物事の情報をバラバラに集めても、根本的な問題を理解していないと情報が自分の中でつながっていかない。その根本を掴み取るために、何事も鵜呑みにしないで多角的に考えることが必要である。この本はその方法をとてもわかりやすく書いているので、読みやすくて頭に入りやすくて良かった。中のパンダみたいなクマみたいなイラストもちょっと可愛い。
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読みやすい、わかりやすい! イラストが可愛い♪( ´▽`) 論理的思考についての本。 当たり前といえば当たり前の事なんだけど、実際には身に付いていない、理解しきれていないなあという「物の考え方」について簡潔に解説されています。 人に物を教えたり、説明したりする立場にある人が読...
読みやすい、わかりやすい! イラストが可愛い♪( ´▽`) 論理的思考についての本。 当たり前といえば当たり前の事なんだけど、実際には身に付いていない、理解しきれていないなあという「物の考え方」について簡潔に解説されています。 人に物を教えたり、説明したりする立場にある人が読むと、勉強になる気がする。 思考の歩幅についてや、分かったの基準の違いについての話は、確かに!と特に納得。 この本で得た「考え方」を、日常生活の中で、実際に心がけて試してみようと思います。 最初から最後まで読んだとはいえ分かった気になっている感がプンプンするので、「最後のまとめ」にもあるけれど、少し時間を開けて自分なりの実践をした後で再読したいなあと思いました。
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Amazonのレビュー見ると、当たり前の事が書かれてある、とか書いてあったが、私には難しかった。 素朴な疑問を常に持つ、仮説を立ててそれを検証する。 やってみようと思う。
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私が理解する内容としては数学的思考力ってのは最低限の暗記力と分析力と統合力 そして偏りを減らすってことだった。 さらっと読めるけど本当に理解できてるかは不明(-_-;) 作者読みしてみようかね。
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・分かったつもりから抜け出す。 ☝フローチャートを作る習慣つくる ・全体像を頭にいれて、素朴な質問をする。 ☝ニュースに疑問を持つ
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著者の思考回路の全体像を示した本。 「全体像」という視点の把握が重要であり、 それにより個別の情報の意味が素早く理解できる(という理由)。 その為の「情報の基盤(全体像)」の作り方考え方を紹介。 しかも少ない情報から、感情的主観を排した、 フローチャート思考、仮説と検証等を用い、 論理的客観的に構築していく道筋。 ただ単に知識を増やすのではなく、 少ない情報パーツとパーツとを関連付けて 倍の事柄が分かるようにするための考え方。 個々のミクロ視点を関連付けて 大きなマクロ視点地図を完成させ、 その基盤上からミクロの位置を把握し、 真の意味を理解+更に活用する…の様なイメージか。 具体的には 断片情報を、「素朴な疑問」という連結部分を用い繋ぎあわせる。 すると仮説が浮かんでくるので、検証で本質を踏まえる。 それを更に別の「本質」と組み合わせて出来上がる「全体像」つまり 「情報の基盤」を作ることができる。 (ここで言う本質は「情報の本質」という意味で、 =「情報の核」) この本を最初から読めば、上記の本書の後半にある「肝」の部分は 簡単に理解できる。そこまでの説明が非常に詳細に長く感じられた。 各章の後半にあるワンポイントレッスンが、 本編と繋がっている場合もあり、逆に全く逸れている部分もありで 多少読み辛い?気がした。 自己の主観的な感情のままの行動や思考を戒める記事部分も、 そのような意識に対して役立つかもしれない。(その為の論理思考なのだが) その他内容が非常に多岐に渡っていて濃い。 数年ぶりに再読。熟読。本の帯にある写真の、著者の筆記が左利き… やはり常人とは思考が一味も二味も違う?…とも推測してしまった。
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"数学的思考力とは、ただ数学ができるできないという上辺の思考力ではなく、物事の本質を捉える思考力のことである" 数学が嫌い、もしくは自分は数学なんてできないと 思っている方にこそ読んでほしい良書。 世界のあらゆる事情についての 考え方が根本から変わります。 さらにこの本は要所要所でポイント欄が設けてあり、 とても読みやすくわかりやすい。 その中でもいくつか汎用性のあるポイントを下記に記載します。 『 "分かったつもり"から抜け出すには、「わかる」と「伝えられる」を同じにする必要があり、そのために「数学的思考力」と「思考の歩幅」の理解が必要不可欠。 』 『 「思い込み」をしないためには、情報の「バイアス」に気を付けながら、"素朴な疑問"を出し、"つっこみ"を入れ続け、論理を総合的に判断する「論理洞察力」を用いて "「仮設」と「検証」の作業を繰り返す" ことが必要不可欠。 』 学生、社会人問わず誰にでもオススメできる、 物事への思考性を養うために一冊です。
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一時期話題になって、読んでみたかったのか よくわかりませんが、 図書館で随分前から予約をしていたらしいのですが ようやく順番が来ました。 読んでみましたが、それほどでもないかな・・・・ う~ん・・・
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