細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本! の商品レビュー
細野シリーズの決定版 最近はわりとわかりやすく、漫画を使いながら最新のニュースや専門的な話題を読み解く本というのは増えてきた。 そのシリーズのパイオニア的なのが、細野先生だ。 そのベストセラーが売れる先生の考え方、プレゼンの仕方のエッセンスみたいなものを凝縮したのがこの本。...
細野シリーズの決定版 最近はわりとわかりやすく、漫画を使いながら最新のニュースや専門的な話題を読み解く本というのは増えてきた。 そのシリーズのパイオニア的なのが、細野先生だ。 そのベストセラーが売れる先生の考え方、プレゼンの仕方のエッセンスみたいなものを凝縮したのがこの本。 筋道立てて物事を考える。情報のソースを疑う、統計などを一次情報を信じるといった基本的なことを実践するということを当たり前のように述べてくれるから困る(笑)それが出来れば、苦労はしない(爆)
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ニュースを見て、仮説を立てて、その仮説が正しいかどうかを見つけるために明日のニュースを見るのか。なるほどね。
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2008年の本ですが、今こそ読んでhしい本。 特に難しいことはありません。 入ってくる情報のゆがみ(バイアス)、全体を俯瞰する見方、基礎体力の必要性が切々と訴えられています。 非常にわかりやすく書かれていますので、ニュースに触れる機会がある人や、ニュースの見方がわからな...
2008年の本ですが、今こそ読んでhしい本。 特に難しいことはありません。 入ってくる情報のゆがみ(バイアス)、全体を俯瞰する見方、基礎体力の必要性が切々と訴えられています。 非常にわかりやすく書かれていますので、ニュースに触れる機会がある人や、ニュースの見方がわからない人にお勧めです。 わかったと思っていることが、実はわかっていなかったと思えるでしょう。
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学校を卒業してから加減乗除を使うことはあっても、高校で習った微分積分、三角関数を使うことは殆どありません。来年には高校生になる娘からは尋ねられるかもしれませんが、数学的知識は生活には使われていないのが実情です。 但し、特に証明問題で鍛えられた、この本のタイトルで述べられている...
学校を卒業してから加減乗除を使うことはあっても、高校で習った微分積分、三角関数を使うことは殆どありません。来年には高校生になる娘からは尋ねられるかもしれませんが、数学的知識は生活には使われていないのが実情です。 但し、特に証明問題で鍛えられた、この本のタイトルで述べられている「数学的思考」については使うことが多く、その意味では高校や予備校時代に習った数学には感謝しています。 この本では、数学的思考の大切さが述べられていて、それを使うことでニュースで言われている経済的な問題を、論理的に考えることができることが、実例とともに数多く示されています。ベストセラーだけあって、とても分かりやすく説明されていて興味の持てる本でした。 以下は気になったポイントです。 ・学校の教科者がわかりにくいのは、多くの学生は「公式の使い方」を知りたがっているのに、「公式の証明」に紙面を費やしているから(p19) ・「分かったつもり」から抜け出すには、”分かった基準”の違いを知る必要があり、具体的には「数学的思考」と「思考の歩幅」が必要(p27、29) ・数学的思考とは、物事の仕組みを一つ一つ整理して考えることができる能力で、数学を勉強する際に身につけられる思考力(p29) ・人に話しをするときに、「心地よい思考の歩幅は何段なのか」を考える必要あり、自分の論理を見直してみることで、自分の論理の欠陥に気づくことも可能(p59) ・勉強とは、上から見渡すことができるようになると、全体像(本当の意味)が見えるようになる(p93) ・ハゲタカファンドと言われたリップルウッドは、三菱商事や日興証券等の日本企業の4割が、資本を出資していた(p131) ・宝くじにいて当選金は全体の46%であることから、宝くじは元本が一気に46%に減少する商品であるが、法律に定められているように地元にお金を還元する社会貢献をしている(p154、156) ・仮説を立てるときに重要なのは、8割程度の高い確率であり得て、2割程度で違う場合もあり得るということを認識しておくこと(p163) ・話を始める前に、一言だけでも”どんな意図で話をするか”を先に言うと、相手も空気が読みやすくなって会話がスムーズになる(P216) ・「なぜハチが飛べるか」は、航空力学だけでは説明不能、空気には粘度があって、ハチのように体が小さいと、空気の粘り気が強く影響するから、小さい虫が高いビルから落ちても大丈夫なのと同じ(P237) ・47都道府県になった明治21年には7万超あった市町村が、2006年3月末には1821になる(P255) ・情報の本質が見抜ける人とは、情報を色分け(情報を本当に意味するものは何か)出来る人のことである、それには仮説を立て、検証によって本質を見極める努力を続けること(P282)
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思考の歩幅、骨太さ、持久力等、概念として非常に理解しやすく、おもしろいものでした。 情報にバイアスがかかるということも、今後意識すべき事として気をつけたいと思いました。 この本は非常に分かりやすいです。ただ本当に説明がくどい。 まさに思考の歩幅が合っていないのかもw
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期待していた「数学」の話はあまりなく、「思考」の話が中心。たとえば「円高ドル安になると、日本の輸出企業が不利になる」という論理を、フローチャート(=話の段階を順を追って整理する)に置き換えることによってわかりやすくなる。この本の中では「数学的思考力とは、情報をフローチャートにまと...
期待していた「数学」の話はあまりなく、「思考」の話が中心。たとえば「円高ドル安になると、日本の輸出企業が不利になる」という論理を、フローチャート(=話の段階を順を追って整理する)に置き換えることによってわかりやすくなる。この本の中では「数学的思考力とは、情報をフローチャートにまとめることができる能力」と定義されています。
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「数学的思考」(論理的思考)を使って、授業を聞くのが面白いです。その授業におけるあらゆる定義に対して、疑問が自然と湧いてきて、すぐに先生に質問を投げかけたくなります。
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著者は『「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?』と同じく、細野真宏氏。 細野氏の著書と言えば、複雑な経済的事柄を分かりやすく解説した本が多いですが、この本は細野氏自身の思考のプロセスについて書かれたものです。 本書を読み進めていくと、著者自身の思考回路の全てを示す...
著者は『「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?』と同じく、細野真宏氏。 細野氏の著書と言えば、複雑な経済的事柄を分かりやすく解説した本が多いですが、この本は細野氏自身の思考のプロセスについて書かれたものです。 本書を読み進めていくと、著者自身の思考回路の全てを示すべく、10年かけて書き上げたというだけあり、何としても本の内容を伝えてやろうという細野氏の熱意がひしひしと伝わってきます。 内容自体は、細野氏らしく大変平易な文体で書かれているので、とても読みやすいです。しかしそれゆえに、本書の中で指摘されているような「分かったつもり」という状態に陥りやすい気がします。自己満足で終わらせず、実際に本書の内容を実践できるようになるには、それなり時間を要すると思います。 個人的にあと2~3回は読みたい一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思考の歩幅 説明するコツは、あいてに合わせたステップ数で説明すること。 説明が飛躍しすぎると理解不能。 (学者と一般人は歩幅が違う。2段とばしの学者の説明には、一般人はついていけない。) 思考の骨太さ 各ステップのつながりが1箇所でも論理的になっていなければ説得力に欠ける。そういうところがないか1ステップずつ確認してみるとよい。 思考の持久力 短時間で考えがまとまるように、基本事項は丸暗記しておくべき。 (公式を使って問題を解くとき、公式を導き出すところからスタートすると、問題を解きおわるまで集中力を持続することができないなんてことも・・・) 同じ間違いを繰り返さないようにするには・・・ 同じ間違いを繰り返す人は言い訳(へりくつ)で自分を正当化しているため、自分に問題があるという自覚がない。 自分の言い訳の骨太さを確認して、いかにへりくつをこねているかを自覚。間違いをおこした根本的な理由を、論理的にさぐって、その対策をとること。
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2011/9/18 新聞やニュースで情報を得る時は、ただ漠然とみるのではなく、一つ一つ疑問を持って考えながら、仮説と検証を繰り返して情報を繋げていく。
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