ミッキーマウスの憂鬱 の商品レビュー
ディズニーランドで働きはじめた情熱溢れる青年のお話。周りの目を全く気にすることも無く、新人ながら自分の担当でもない仕事に勝手にアイデアを出したりする主人公が正直鬱陶しく感じて読むのを辞めようか迷った。しかし仕事に対して真っ直ぐな姿勢によって周りからの信頼を得て、成長していく様子が...
ディズニーランドで働きはじめた情熱溢れる青年のお話。周りの目を全く気にすることも無く、新人ながら自分の担当でもない仕事に勝手にアイデアを出したりする主人公が正直鬱陶しく感じて読むのを辞めようか迷った。しかし仕事に対して真っ直ぐな姿勢によって周りからの信頼を得て、成長していく様子が勉強になる部分もあり、少しハラハラする展開も続いてまあまあ面白かった。 ディズニーランドの裏側で働く人にスポットが当てられた話だけど、フィクションで絶対にありえないようなシチュエーションも続いたところがディズニー好きとしてはモヤモヤする所も多かった。
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あんだけキラキラしたところは影の部分も濃いことがわかった。誰しも憧れる場所だが、理不尽なことは多いし、私たちから見えない裏方の仕事も多いと思うとやはりディズニーはすごいと思った。働いて不満を持つことは皆が通る道で、地道なことが夢に繋がるのかなと感じて、少し勇気付けられた。
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ディズニーランドの裏側を知ることができるのかなと期待し手に取ったこの本。 準社員の主人公の成長が描かれていました。 ディズニーランドの裏側を覗けたのはこんなに書いて大丈夫?と思いながらも新鮮でしたが、主人公のキャラが濃すぎて空回りしている様子を見るのが辛く、勤務1日目は 読むのも...
ディズニーランドの裏側を知ることができるのかなと期待し手に取ったこの本。 準社員の主人公の成長が描かれていました。 ディズニーランドの裏側を覗けたのはこんなに書いて大丈夫?と思いながらも新鮮でしたが、主人公のキャラが濃すぎて空回りしている様子を見るのが辛く、勤務1日目は 読むのもしんどかったです。タイトル通り憂鬱感が並大抵ではなくこちらまでどよよん。 はじめは多少勘違いで傲慢、暑苦しくも見える主人公ですが、ある事件を通しても暑苦しさを発揮され解決にみちびいていきます。 その頃には自分の立場をわきまえて、役割もわかってくる。だからこそ準社員の範疇を超えると自覚ありながらも自分の正義を貫き行動していくのは実際むずかしいけどヒーローのようにもみえました。一部の染まってない正社員に認められ協力関係を築けてくるのも爽快。出世するのはこういうタイプなのかもなと思いました。
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秀逸。 本当に夢の国の裏側に触れているようで、ドキドキしてページをめくりました。 触れてるという感覚になるほど、考え尽くされ丁寧に一つ一つが描かれています。 あと、若いっていいなーって改めて思いました☺︎
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
平成17年発行 史上初のディズニーランド小説 11月にディズニーランド行くことになったので、積読していたのを引っ張り出してきました^ ^ 夢と魔法の国に面接に行く主人公ですが、採用試験はボロボロ、主要でないキャラクターをカスキャラとか言っちゃうし、ミッキーを着ぐるみと言ってしまうなどあるまじき言動なのに何故か自信満々で準社員として受かってしまって、若干いらっとしちゃう(笑) ディズニーランドの裏側には当たり前に上下関係があったり、社員が準社員や派遣社員を見下している、ミッキーの首が棚に並んでいたなど、見たくない現実が露わに表現されていて、どこまでがリアルなのか… 後半は主人公がミッキーマウスを救うために奔走するんですが、熱くて良かったです。 11月に向けてディズニー熱を高めて、最高に楽しんでやる♡
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おそらく、普段目に止められることのないであろう「裏方」の仕事は、時に辛く、あるいは楽しいのかもしれない。本作品は、ディズニーランドでの裏話という設定のフィクション。あくまでフィクションであるから、作中に描かれている裏方の醜さやドロドロと渦巻く人間関係は、実在するとは限らない。それ...
おそらく、普段目に止められることのないであろう「裏方」の仕事は、時に辛く、あるいは楽しいのかもしれない。本作品は、ディズニーランドでの裏話という設定のフィクション。あくまでフィクションであるから、作中に描かれている裏方の醜さやドロドロと渦巻く人間関係は、実在するとは限らない。それでも、裏方と対比して描かれているパーク内を一際、夢の国にしているのは言うまでもなく裏方で骨を折り、働く方々のお陰であろう。現実のキャストの方々にも感謝したい。
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本当にこんな世界なのかなと疑ってしまうほど、リアルだった。役員が準社員を軽く見ていたり、あくまで世間体なのか、プライドなのかを守る姿を言葉で読むと、立場に応じて役割が異なるのはわかるけれど、その役割ごとに軽じられるような対応をされるのは側から見てもいい感じはしないんだなと思った。...
本当にこんな世界なのかなと疑ってしまうほど、リアルだった。役員が準社員を軽く見ていたり、あくまで世間体なのか、プライドなのかを守る姿を言葉で読むと、立場に応じて役割が異なるのはわかるけれど、その役割ごとに軽じられるような対応をされるのは側から見てもいい感じはしないんだなと思った。 主人公たちが、決して感情に任せて声を荒げる方法ではなくて、気持ちよくギャフンと言わせるラストはこちらまでスッキリした。
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序盤の感想はとんでも無く胸糞が悪い。なぜ自信があるのか、その態度と考え方で生きてこれた21歳が信じられないだった。 身分に囚われず行動する勇気は、尊敬する。越えていいことと悪いことはあると思うけど。ただ、身分だけを自分の価値として振り翳し、人を落とすことで自分を上げる、そんな人間...
序盤の感想はとんでも無く胸糞が悪い。なぜ自信があるのか、その態度と考え方で生きてこれた21歳が信じられないだった。 身分に囚われず行動する勇気は、尊敬する。越えていいことと悪いことはあると思うけど。ただ、身分だけを自分の価値として振り翳し、人を落とすことで自分を上げる、そんな人間は醜い。自分でのしあがろうとして、正しい行動をする人間を支持する、そんな姿勢を持ちたい。
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久しぶりに物語系を読みました。自分の母親がオープン当初にキャストとして勤めていたので、幼い頃からキャストの裏話をよく聞いていましたが、非常に近しい内容だったと思います。後藤くんの空気の読めなさには苛々しましたが、私も学生時代の夢がキャストだったので何だか打ち砕かれたような気持ちに...
久しぶりに物語系を読みました。自分の母親がオープン当初にキャストとして勤めていたので、幼い頃からキャストの裏話をよく聞いていましたが、非常に近しい内容だったと思います。後藤くんの空気の読めなさには苛々しましたが、私も学生時代の夢がキャストだったので何だか打ち砕かれたような気持ちになりました。笑 続編もあるみたいなので今度読んでみたいと思います。
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#ミッキーマウスの憂鬱 #松岡圭祐 #新潮文庫 #読了 何のために働くのかということを考えさせてくれる本。上層部に行けば行くほど、末端で働いている人を盤上の駒のように見てしまうのだろう。やはりキャストがディズニーランドをつくっているのだ。キャストが大事にされないのはおかしいのであ...
#ミッキーマウスの憂鬱 #松岡圭祐 #新潮文庫 #読了 何のために働くのかということを考えさせてくれる本。上層部に行けば行くほど、末端で働いている人を盤上の駒のように見てしまうのだろう。やはりキャストがディズニーランドをつくっているのだ。キャストが大事にされないのはおかしいのである。!!
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