美女と竹林 の商品レビュー
売り切れる前の森見氏~京都大学農学部に6年通った末に小説家として売り出し中の登美彦氏。好きで書いていた京都を舞台とした小説が多少の反響を呼び,書くものに締め切りが設定されるようになり,同僚の鍵屋嬢から許可を得て桂の竹林を手入れしたいのだが,なんだかんだと出掛けられないし,出掛けて...
売り切れる前の森見氏~京都大学農学部に6年通った末に小説家として売り出し中の登美彦氏。好きで書いていた京都を舞台とした小説が多少の反響を呼び,書くものに締め切りが設定されるようになり,同僚の鍵屋嬢から許可を得て桂の竹林を手入れしたいのだが,なんだかんだと出掛けられないし,出掛けていっても直ぐ音を上げる始末。ますます竹林からは離れていくが,手入れはしたいし,したくない~まあ,訳の分からない,小説宝石に連載されたエッセイ?フィクション? まあジャンルは良いことにして連載中に面白いと思ってくれた読者は如何ほどいたか。まあ一冊の本になれば読めなくもないが
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森見さんらしい読んでいて面白い文章だった。 カテゴリーとしては、エッセイになるのかな?どこまでほんとで、どこまでフィクションなのかは分からない。 よくもまぁ、そんなに詭弁がぺらぺら出てくるものだなと。まぁ、そこが森見さんの作品の面白いところなのだけど。 笑いどこはたくさんあったの...
森見さんらしい読んでいて面白い文章だった。 カテゴリーとしては、エッセイになるのかな?どこまでほんとで、どこまでフィクションなのかは分からない。 よくもまぁ、そんなに詭弁がぺらぺら出てくるものだなと。まぁ、そこが森見さんの作品の面白いところなのだけど。 笑いどこはたくさんあったので最後まで楽しく読めたかな。
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ん…フィクションが適度に詰まった、妄想も追加されたエッセイです。「夜は短し歩けよ乙女」からそそられて、その上、表紙にもそそられたけれど…期待したほどではなく、読み流してしまいました。
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美女に会ったら伝えてくれ。俺は嫁を大事にする男だと。妄想と執筆に明け暮れた、多忙にして過酷な日々。森見登美彦氏を支えてくれたのは、竹林であった。美女ではないのが、どうにも遺憾である。虚実いりまぜて、タケノコと一緒に煮込んだ、人気文士の随筆集。 森見さんにハマるきっかけになった本...
美女に会ったら伝えてくれ。俺は嫁を大事にする男だと。妄想と執筆に明け暮れた、多忙にして過酷な日々。森見登美彦氏を支えてくれたのは、竹林であった。美女ではないのが、どうにも遺憾である。虚実いりまぜて、タケノコと一緒に煮込んだ、人気文士の随筆集。 森見さんにハマるきっかけになった本です。 高校の図書室に、ラノベと並んで置いてあったのを手に取りました。陳列した人GJ!
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竹林が好きで大学院でも竹の研究をした登美彦氏は MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)の建設を夢見て まずは知人の竹林の手入れを始めることにした。 しかし思っていた以上に竹は手強く、 また仕事に追われる登美彦氏は竹林に行く時間も取れない。 それでも竹林への想いを忘れない登美彦氏の...
竹林が好きで大学院でも竹の研究をした登美彦氏は MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)の建設を夢見て まずは知人の竹林の手入れを始めることにした。 しかし思っていた以上に竹は手強く、 また仕事に追われる登美彦氏は竹林に行く時間も取れない。 それでも竹林への想いを忘れない登美彦氏の ちょっとフィクション・エッセイ 装丁:藤田知子 装画:谷山彩子 竹林をたまに刈りつつ憧れの本上まなみとの対談も果たした 森見さんのおかしなエッセイ。 3人称で小説と同じあの文体だから所々妙にツボに入る。タケノコとか。 最後の方は壮大な妄想話だし結構やりたい放題だと思います。 原田宗典とか好きな人はいいんじゃないかなぁ。
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楽しい竹林妄想エッセイ。 「机上の竹林」は確かに欲しい。 「妄想力」というのは確かにあるのでしょう。
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美女はどこだとただただ問いたい。大団円と言いたくなる結末は必読。と短めに書いたがこれは2度目である。消えた文章を再度書き起こす気力は探すこともないが、例え見つかっていても錆ついていて触れた瞬間に崩れ去るか、埃をまといに纏い、何だったのかがわからなくなっているだろう。纏うのが埃であ...
美女はどこだとただただ問いたい。大団円と言いたくなる結末は必読。と短めに書いたがこれは2度目である。消えた文章を再度書き起こす気力は探すこともないが、例え見つかっていても錆ついていて触れた瞬間に崩れ去るか、埃をまといに纏い、何だったのかがわからなくなっているだろう。纏うのが埃であれば別であるが これが詭弁だという人は、天より飛来するタケノコに殺人光線を浴びせられるがよい これにはワロタ
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まったくもって実益のない読み物である。それもまたよし! って言いたくなるような、どこからどこまで本当なのか、むしろ全部嘘?と疑問になるエッセイ(と妄想 肩肘張って読まなくていいので、笑いながら楽しく読めました。 それにしても本当にどこまでも竹林伐採をしたり、したいんだけどできな...
まったくもって実益のない読み物である。それもまたよし! って言いたくなるような、どこからどこまで本当なのか、むしろ全部嘘?と疑問になるエッセイ(と妄想 肩肘張って読まなくていいので、笑いながら楽しく読めました。 それにしても本当にどこまでも竹林伐採をしたり、したいんだけどできなくて脱線と迷走を繰り返しまくりな話でした。 何となく明石氏が格好良く見えた。彼は嫁を大事にする男だ!って言いふらしてあげたい。
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TIMES紙の世界で最も影響力のある10人に選ばれたMBCの創始者モリミ・バンブー・トミヒコ氏によるエッセイ。MBCの遍歴や企業理念が詳しく解かる一冊。美女と竹林の等価交換理論などハッとさせられる部分も多い。 初対面の万城目氏をぶん殴ったシーンには喝采を浴びせたい。よくやった!...
TIMES紙の世界で最も影響力のある10人に選ばれたMBCの創始者モリミ・バンブー・トミヒコ氏によるエッセイ。MBCの遍歴や企業理念が詳しく解かる一冊。美女と竹林の等価交換理論などハッとさせられる部分も多い。 初対面の万城目氏をぶん殴ったシーンには喝采を浴びせたい。よくやった!! 再読。
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小説なのかエッセイなのか身辺雑記なのか、そもそも、フィクションなのかノンフィクションなのかすら定かではない、”読み物”としか言いようのない作品です。登美彦氏が連載のために友人と竹林を苅るというそもそもよくわからない体で始まるのですが、これがさらに脱線に脱線を重ねます。というより、...
小説なのかエッセイなのか身辺雑記なのか、そもそも、フィクションなのかノンフィクションなのかすら定かではない、”読み物”としか言いようのない作品です。登美彦氏が連載のために友人と竹林を苅るというそもそもよくわからない体で始まるのですが、これがさらに脱線に脱線を重ねます。というより、ほとんど脱線しかない、あるいは何が本筋で何が脱線もわかりません。 そういう説明しにくい作品ですが、最大の魅力は、森見登美彦さんのいつもの語り(いや、騙りのほうがただしいかも)がこれでもかというくらいにあふれていること。とにかく自分の頭にある知識を最大動員して、あらゆる物事に無理矢理関連させて、博覧強記風をふかせて煙にまく、煙にまけなければ脂汗をかきながらも何食わぬ顔をして逃げ道を探す、または言いっ放して放置する。そういう独特の語りの魅力がいつも以上に発揮されています。 そうそう、こういう愚にもつかない語りで一晩浪費したなあ、という懐かしさもあります。 物語自体はこれということもないのですけど、森見登美彦の語りが好きな私には大変楽しめる一冊でした。
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