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饗宴 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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プラトン得意の対話編…

プラトン得意の対話編の代表作です。テーマは「愛とは何か?」です。プラトンのイデア論(あらゆるものには本質(イデア)があって(という前提)、それを探求するのが哲学である)が対話方式でわかりやすく展開されます。有名な、男と女と両性具有のお話も出てきます。

文庫OFF

知と愛が充溢する、ソ…

知と愛が充溢する、ソフィスト達の開放的空間。プラトンの代表的傑作。

文庫OFF

2025/09/14

これは読んだとは言えないな。エロスについての本題の部分は一向に読めておらず、その周りの状況だけが頭に入った。まあ、どういう順序で語られていくかの様子は分かったので、次はじっくりと、それぞれのことばを味わっていけばよい。訳注などもしっかり読んで。と、かすかに思ったけれど、きっと再読...

これは読んだとは言えないな。エロスについての本題の部分は一向に読めておらず、その周りの状況だけが頭に入った。まあ、どういう順序で語られていくかの様子は分かったので、次はじっくりと、それぞれのことばを味わっていけばよい。訳注などもしっかり読んで。と、かすかに思ったけれど、きっと再読することはないな。誰かがちゃんと教えてくれるといいな。苫野一徳とか平野啓一郎とかが書いているから読んでみようと思ったわけだが、これは本当に愛について書かれているのか。そこからがさっぱり分からない。いまで言うところの愛と大きくイメージが違うのだろうな。対象になる相手がまず違うのか。異性に対する肉欲のようなことは書かれていなかったように思うが、美しい少年に対する愛については書いてあったように思う。いや、読み間違いが多いだろうな。なぜ美しいものを愛するのか。美しいものは善いものだからである。善いものをどうして欲するのか。善いものが手に入ると幸せになれるからである。なぜ幸せになろうとするのか、はもう問う必要がない。トートロジーになってしまうから。そんなようなことが誰かの考えとして書かれていたような気がする。後半に乱入してきた人物はいったい何者か。ソクラテスを愛しているのか。ソクラテスが愛する別の人に嫉妬しているのか。プラトンはなぜこの話を差し込んだのか。最後にソクラテスの話を受けてもう少し考えが展開されていくのかと思ったがそういうわけでもない。何だったんだろう。ソクラテスの人物像はなんとなくイメージできる。ひょうひょうとしている。動じない。大酒のみである。どうでもいいことだけれど、誰かが言っていた(アガトン以外に名前が一切覚えられない。もっともアガトンが何の話をしたか全く覚えていないが)「何か鼻にくすぐるものでも入れてくしゃみをすればしゃっくりは止まるだろう」ということばだけが印象に残っている。2500年も前から相変わらず、そんなことをしてきたのだなあ。

Posted byブクログ

2024/07/14

愛とは何たるか?をおじ様方が延々と語らい、議論し合ってる。それだけなんだけど、昨今の恋愛にも通づるもの、学ぶべき思想、金言が詰まりすぎてる。 特に人間球体説が本当に刺さる。読めて良かった。

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2022/11/26

 文学作品として味わうには素養が足りなかったが、心に響いたフレーズを一つ引用しておきたい。  「美しくないものを、ただちに醜い、とするとか、善でないものを、ただちに悪、とするとか、強引なことをしてはなりません」  0と1の間には無限のバリエーションがある。美を語る場合も例外ではな...

 文学作品として味わうには素養が足りなかったが、心に響いたフレーズを一つ引用しておきたい。  「美しくないものを、ただちに醜い、とするとか、善でないものを、ただちに悪、とするとか、強引なことをしてはなりません」  0と1の間には無限のバリエーションがある。美を語る場合も例外ではないのだ。

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2020/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

プラトーン『饗宴』 再読。紀元前416年、アガトーンの悲劇コンクールの第一回優勝記念祝賀会で、6人が愛の神(エロース)を讃えるという内容である。  1. パイドロースは、エロースがカオスのつぎに生まれた最も古い神であり、もっとも高い誉れをもち、人間を徳と幸福の所有者にみちびくという。  2. パウサニアースは、エロースがアフロディーテ(美)と切り離しがたいといい、アフロディーテには二種あるという。天(ウラーノス)を父とする天上的な美と、地上的な美がある。地上の愛には非難があるが、徳をめざす愛が天上の女神に属する愛だという。  3.エリュクシマコスは医者だが、「身体のエロティカ(欲求現象)に関し、欲求を満たすべきか、満たさずに置くべきかを取り扱うもの」が医学だといい、「熱と冷、乾と湿などが相互の関係において、たまたま節度ある愛に触れ、調和、すなわち節度の保たれた混合をえる場合には、人間および他の動植物の上に繁栄健康をたずさえて君臨」するといい、「愛の神は最大の力を持ち、われわれに人間に幸福の一切を与え、……神々とも交わり、親しき友ともなりうるよう、計ってくれる」ものであるとする。また、アスクレーピオス(医術の神)やヘーラクレイトス(自然哲学者)の説として、熱と冷など相反するもの中に愛と調和を生ずる技が医学であるという。この点は中国医学にもみられる点である。  4.アリストパネースは、ソークラテースを風刺した『雲』という喜劇を書いた人物だが、『饗宴』では有名な「人間の完全体」の話をする。太古、人間は(現在の人間の)二人で一体であり、男男・女女・男女(両性具有)の三種類がいたが、ゼウスが傲慢をとがめて、半身に裂いたという。そして、むかしの半身をもとめるのが愛であるという。人間がこれ以上傲慢になれば一本足にされるともいう。大航海時代には一本足の人間というのがでてくるが、ここが出典かもしれない。  5.アガトーンは饗宴が行われた邸の主人で、悲劇のコンクールで優勝した詩人だが、「エロースが現れるまでは……アナンケー(必然)の神が支配していたため、いまわしいことのかずかず」が生まれたといい、「エロースが生まれるや、美しいものへの愛に導かれ、善いことの限りが、神々の間にも人間の間にも生まれた」とする。  6.ソークラテースは五人の讃美が美辞麗句にすぎず、真実を語らねばならないという。エロースが美や善をもっている神なら、それ以上、美や善をもとめないから、エロースは美や善をもつものではなく、「自分に欠けているものを対象にする」といい、ディオティーマ(おそらく架空)の女から聞いた「愛の奥義」の話をする。これによると、エロースはポロス(策知の神)とペニアー(貧窮の神)の子であり、神ではなくダイモーン(鬼神)で、神と人間の中間者、知と無知の中間者であるという。そして、「愛の奥義」は「出産」にあるという。これは死すべき人間が永遠につながる唯一の手段であり、「出産」には子供を生み育てることも、知恵や作品を生み出すこともふくまれる。 愛が中間のものであり、神と人、人と人の間をつなぐ渇望であるというのは、キリスト教の天使ににていると思う。  このように6人が語り終えたあと、よっぱらったアルキピアデスがやってくる。アルキピアデスは、ハンサムで頭がよく、金持ちで武勲もあったが、アテナイを敗北に導いた作戦の立案者で、スパルタにねがえった売国奴でもあり、道徳的には破綻していたが、へんな魅力があった。アルキピアデスはソークラテースの知性を讃美するのだが、「哲学者のもつ狂気」も知っていて、「この人のそばで、じっと坐ったまま、年をとったりしてはたいへん」だから「耳をふさぎ、この人から逃げ去る」のだという。「知を愛する」ことを愛せない、とても人間くさいひとである。ちなみに、このアルキピアデスと親しかったからソークラテースは告発されるんである。 最後は、開け放ちだった扉から酔っ払いが大勢乱入してきておしまいである。 愛は美へのベクトルであり、人にもあるし、宇宙全体にもある。そういう力のようなものかと思う。

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2018/12/30

宴会に集まった人々が、愛の神・エロースについて語りあったという設定のお話。 哲学的な議論から、愛の本質へ迫る内容ですが、今一つピンときませんでした。 あと、読んでいる途中で気づいたのですが、「少年愛」が前提となっているので、そこはどうにも理解ができませんでした。

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2018/06/19

倉橋由美子「シュンポシオン」に誘われて長く書棚に眠っていたこの本に. エロースの賛美を饗宴の 参加者が順におこなって行く趣向.まあどうでもいい話.最後に真打ちのソクラテスが出てきて美のイデアを語る.イデア論なんて聞いたのは高校の倫理社会以来か.そこにアルキビアデースという人物が酩...

倉橋由美子「シュンポシオン」に誘われて長く書棚に眠っていたこの本に. エロースの賛美を饗宴の 参加者が順におこなって行く趣向.まあどうでもいい話.最後に真打ちのソクラテスが出てきて美のイデアを語る.イデア論なんて聞いたのは高校の倫理社会以来か.そこにアルキビアデースという人物が酩酊して現れ,ソクラテスを賛美して終わる. ろくな感想はないので以下雑談. ⚫︎この歳になって美のイデアと言われても困るなぁ.乾いた魂には憧れも起こらない. ⚫︎饗宴にはもっと身のある話題,あるいはバカバカしい話題を選ぶのがふさわしいのではないのかな.昔の人は真面目だったんだな.酒の席の話題が哲学だよ. ⚫︎解説を読むとギリシャ哲学とかは未来がないなぁ.あまりに過去の蓄積が大きすぎてなにか新しいことができるような気がしない.神経質な感じの訳注も,ご苦労様という感じ. ⚫︎読んでいて,そ、そ、ソクラテスかプラトンか,という昔の歌を思い出して苦笑いすることしきり.申し訳ない.

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2017/04/30

ここ1年くらいプラトン対話篇を読んだり、読み直したりしている。 というなかで、なぜか順番が後の方になってしまったが、有名な「饗宴」を30年ぶりにくらいに読み直してみた。 おー、こういう話しだったのか! アリストパーネスの「昔、人間は、球形で、男男、男女、女女が組合わさ...

ここ1年くらいプラトン対話篇を読んだり、読み直したりしている。 というなかで、なぜか順番が後の方になってしまったが、有名な「饗宴」を30年ぶりにくらいに読み直してみた。 おー、こういう話しだったのか! アリストパーネスの「昔、人間は、球形で、男男、男女、女女が組合わさったものだったが、神が2つにわけた。それで、人間は切り分けられた分身を探して、愛するのだ」という有名な話し以外は完璧に忘れていた。 ソクラテスの語る「プロセスとしての愛」「傷みを伴う愛」「一定の方法論をもって修習すべき愛」みたいな概念は、個人的にはすごく響いた。ここには、固定的なイデア論ではなくて、理想を探求していくプロセスと心のマスタリーが重要ということ。 が、個人的に今回読んで一番衝撃であったのは、ソクラテスのスピーチのあとで、泥酔して会場に乱入してくるアルキビアーデスだ。この人の酔っぱらいながらも語る赤裸裸なソクラテスへの愛は、なんだか痛々しい。ソクラテスの語る愛の話しとシンクロしつつも、大きな違和感を物語に投じている。 あと、今回読んで驚いたのは、この饗宴を構成する入れ子状態の間接話法というか、伝聞の伝聞みたいな話しの構造だ。複雑、かつ劇的な構成と何重にも張り巡らされた伏線と隠喩。さまざまな読みが可能な感じがする。 やはりプラトンの対話篇のなかの白眉ということなんだろうなー。 と言いつつ、パラパラと流し読みしてしまったので、まだまだ十分に読み込めていない感じがするので、自分側の満足度としては★を一つさげて、4つにしておく。

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2015/01/01

バッハオーフェンさんの「母権制」にマンティネイア出身のディオティーマという女性がソクラテスに語ったというお話しが出てきていたので読んでみた。 愛の神エロースは鬼神ダイモーンで、不死の神でもなく、死すべき人でもないその中間にある者。 知者は知を持っているから知を求めず、無知なる者...

バッハオーフェンさんの「母権制」にマンティネイア出身のディオティーマという女性がソクラテスに語ったというお話しが出てきていたので読んでみた。 愛の神エロースは鬼神ダイモーンで、不死の神でもなく、死すべき人でもないその中間にある者。 知者は知を持っているから知を求めず、無知なる者は知を持っていないこともわからないから知を求めない。知者と無知者との中間にある者こそが知を求める。 ありゃりゃ~なんかここでも真ん中50ですね。 Mahalo

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