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下流大学が日本を滅ぼす! の商品レビュー

2.7

39件のお客様レビュー

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2010/07/02

[ 内容 ] 大学はみずからの保身のためにバカ学生を大量生産して社会に送り出し、社会の活力を阻害している。 としたら、大学行政というのは、不要な高速道路を大量に造って国民の借金を増やしてきた、あの悪名高い道路行政と同じではないか? 本書では、ひよわで、甘えん坊で、自己愛の強い学生...

[ 内容 ] 大学はみずからの保身のためにバカ学生を大量生産して社会に送り出し、社会の活力を阻害している。 としたら、大学行政というのは、不要な高速道路を大量に造って国民の借金を増やしてきた、あの悪名高い道路行政と同じではないか? 本書では、ひよわで、甘えん坊で、自己愛の強い学生、新入社員の実態を探り、さらに、そういう若者を生み出す入試制度、教育制度にメスを入れ、まともな人間を生み出すための処方箋を示す。 プロイラーとして育てられた若者は、流れてくる餌を横一列に並んでついばむだけである。 それでは社会で通用してない。 その意味では現代の子ども、若者も社会の犠牲者なのだ。 [ 目次 ] 第1章 大学がバカ学生を大量生産する(偏差値48の高校からでも上智大学に推薦入学できる 私立大学では一般入試での合格者が半数以下 ほか) 第2章 お客様化する学生とモンスター・ペアレンツ(今の大学教師はファミリーレストランの店員みたいなもの クレーマー化する親 ほか) 第3章 バカ学生は社会では通用しない(今の新入社員は大人免疫力がない お客様大学生からお客様社員へ ほか) 第4章 「大学貧乏」の登場(大学生のいる家庭の平均年収は低下 教育費に圧殺される家計 ほか) 提言 オンライン大学で下流脱出を(教育制度改革の提案 大学進学率は20%に ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/11/15

まさに現代のゆとり世代について語られていた本でした。当事者の体験談や、統計データを基にした、ゆとりの欠点を教えてくれました。ゆとり世代の真っただ中にいる自分にとっては、他人事には聞こえませんでした。正直なところ、大学に行くことが学ぶことではないんだと考えさせられました。

Posted byブクログ

2010/03/01

 学力低下が叫ばれる昨今、当然ながら、学生は「バカ」になっています。しかし、それは学力だけじゃなく、肉体的・精神的にも弱くなっているし「社会力」の低下も著しいんだよ。ホント、どうしてこうなっちゃったんだろうねー。ということを述べた本。  とにかく三浦さんからすると、いろいろな要...

 学力低下が叫ばれる昨今、当然ながら、学生は「バカ」になっています。しかし、それは学力だけじゃなく、肉体的・精神的にも弱くなっているし「社会力」の低下も著しいんだよ。ホント、どうしてこうなっちゃったんだろうねー。ということを述べた本。  とにかく三浦さんからすると、いろいろな要因があるようです。大学が悪いし、小中高校も悪い。親が悪けりゃ、子も悪い。企業も悪い、社会が悪い・・・。かなり過激な論調だし、最終章である「提言」でもトンデモないことを言っています。おそらく三浦さんの「提言」が世の中に受け入れられることはないでしょう。しかし、だからといって「三浦ってひっでえ奴だなあ」で済ませられるものでもありません。過激ゆえに的を射たことは言っています。  はたして、高校の勉強は誰に向けたものなのでしょうか。国公立大や難関私大を受験しない生徒にとって、これほど無意味なものはないかもしれないです。「世界史」が工場を継ぐことに役立ちはしない。大学に行くにしても「大学全入時代」とよばれる昨今、選びさえしなければ、勉強せずとも入れるのです。・・・そして、大学に入っても勉強することはないんですけどね。  そう考えると、現在の高校制度が必ずしも良いものとは言えないですね。いま述べたことは本書にもあることを述べたにすぎないのですが、解決しなければならない問題の一つかと思います。  現在の教育にかかわる問題を、とにかくボッコボッコ掘り返してくれる書籍です。教育関係の仕事に就いている方、就く予定の方、現役の学生さん、その保護者様。教育は誰しもに付きまとう要素だからこそ、多くの人が考えるべき問題です。本書にあることが全て正しいこととは思いませんが、教育に対する問題提起をご覧ください。 【目次】 はじめに 第1章 大学がバカ学生を大量生産する 第2章 お客様化する学生とモンスター・ペアレンツ 第3章 バカ学生は社会では通用しない 第4章 「大学貧乏」の登場 提言 オンライン大学で下流脱出を あとがき

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2009/10/29

納得できない。自分が今大学生だけど、少なくても、周りにこの本に書いてあるような、大学生は見られないし、いたとしても、ごくわずかで本当に少数派だと思う。そのような、小さな少数派はいつの時代にもいたと思うし、その事をここまで誇張して書かれると、実際、大学にいない人はそれが普通あるいは...

納得できない。自分が今大学生だけど、少なくても、周りにこの本に書いてあるような、大学生は見られないし、いたとしても、ごくわずかで本当に少数派だと思う。そのような、小さな少数派はいつの時代にもいたと思うし、その事をここまで誇張して書かれると、実際、大学にいない人はそれが普通あるいは、大多数のように思えるだろう。 確かに、高校生の半分も進学できるのだから、ある程度、ここに書かれている「バカ」学生も増えてきているのだろうが、あくまでもそれはわずかな少数派だと思う。でも、この本を読んで、こんな学生にはならないぞ!!という自己啓発にはなったと思う。もっと、多くの経験や知識を増やして、社会に出ても通用する人間になろう!!!

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2009/10/07

2008/8/23 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2009/4/30〜5/7 タイトルの通りの内容であるが、大学数の増加と多様な入試制度のせいで、いわゆる上級校以外、簡単に入れるようになってしまったがため、多くの大学生の基本的能力(学力のみならず生活力も)が低下している、と...

2008/8/23 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2009/4/30〜5/7 タイトルの通りの内容であるが、大学数の増加と多様な入試制度のせいで、いわゆる上級校以外、簡単に入れるようになってしまったがため、多くの大学生の基本的能力(学力のみならず生活力も)が低下している、との指摘。まあ、良く言われていることである。大学は高校のせいにし、高校は中学のせいにし、中学は小学校のせいにし、小学校は親のせいにし、と無限に続く責任のなすりつけあいであるが、学歴偏重社会を改め、多様な生き方を尊重し、それぞれが見合った収入を得られるような社会にならなければ、永遠にこの責任放棄の連鎖は続くのであろう。最終章で著者が提示する改革にはうなづけるところもあるが、いくら改革しても日本人の価値観が変わらない限り、どうしようもないのかも。かと言って名案が無いところが閉塞感を生み出しているのだろう。またその閉塞感ゆえ若者はさらに停滞してしまうのだ。

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2009/10/04

なかなか面白いが 表現が汚い。 同一の内容が繰り返されていてくどい。 内容は共感できる。 東大の無料化と驚かされた

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2009/10/04

この本の中で紹介されているような大学生がどれくらいいるのかわからないけど話としてはおもしろい。出所が明らかにされていないので信憑性に欠けるが暇つぶしにはなる。 でもオンライン大学は断固反対です。「一度授業を録画すればすべての大学で使いまわせる。もっと言うと、退官した、あるいは亡...

この本の中で紹介されているような大学生がどれくらいいるのかわからないけど話としてはおもしろい。出所が明らかにされていないので信憑性に欠けるが暇つぶしにはなる。 でもオンライン大学は断固反対です。「一度授業を録画すればすべての大学で使いまわせる。もっと言うと、退官した、あるいは亡くなった名教授の授業も永遠に聴くことができるのだ。これは素晴らしいことじゃないか!」 僕はこんな大学には絶対に、入りたくありません。ていうか大学ではない。 この人はLEC大学院大学が行政指導を受けているという事実、そしてその理由を知っているのでしょうか。

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2009/10/04

本書は「困ったものだ…」というお話しが語り尽くされるに止まらず、大学のような“高等教育”の在り様を抜本的に変えていく提言がなされているのが興味深い。それには「半径100kmに全国チェーンのコンビニが無い…」ような、当地の如く場所をも活性化出来るかもしれない内容が含まれ、なかなか興...

本書は「困ったものだ…」というお話しが語り尽くされるに止まらず、大学のような“高等教育”の在り様を抜本的に変えていく提言がなされているのが興味深い。それには「半径100kmに全国チェーンのコンビニが無い…」ような、当地の如く場所をも活性化出来るかもしれない内容が含まれ、なかなか興味深く拝読した…そういう意味で、多くの皆さんに薦めたい一冊だった…

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2009/10/04

ベスト新書を始めて読んだのだが品格を疑った。著者の三浦さんは「下流社会」で著名人ではあるが同一人物ではないと思うぐらい嫌だった。怒りを封じ込めて最後まで読めた自分を褒め称えたい(笑)確実に全面的に今の大学生を否定した本。ここまで言うか?!ってぐらいで逆に驚いた。現場を知らない人が...

ベスト新書を始めて読んだのだが品格を疑った。著者の三浦さんは「下流社会」で著名人ではあるが同一人物ではないと思うぐらい嫌だった。怒りを封じ込めて最後まで読めた自分を褒め称えたい(笑)確実に全面的に今の大学生を否定した本。ここまで言うか?!ってぐらいで逆に驚いた。現場を知らない人がギャーギャー騒いでもだめだと思う。現場を知らない政治家と一緒だと感じた。大学が社会人になるための機能を失っているというのは共感できる。最後のほうには中学を6年制にするなどわけのわからない提言をしていてもうさよならですね(笑)寛容な心を持ってよまないとだめですね。

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