下流大学が日本を滅ぼす! の商品レビュー
内田樹の「下流志向」を恐ろしく簡単に、乱暴にした様な印象。 「これだからゆとりは」と言われるゆとり世代。 「好きでゆとりになったんじゃない」 「ゆとり教育を作ったのが悪い」 そう反論するゆとり世代。そして彼らを溺愛する親たち。 責任転嫁、言い逃れが得意で怒られる事、恥じる事を...
内田樹の「下流志向」を恐ろしく簡単に、乱暴にした様な印象。 「これだからゆとりは」と言われるゆとり世代。 「好きでゆとりになったんじゃない」 「ゆとり教育を作ったのが悪い」 そう反論するゆとり世代。そして彼らを溺愛する親たち。 責任転嫁、言い逃れが得意で怒られる事、恥じる事を知らない。 その為コミュニケーション能力に欠け、打たれ弱い。 よく見るフレーズばかりだけど、本当にそうだと思う。 他人の家庭の所得状況や大学の費用、奨学金の使い道など知れたのはおもしろい。 どの事例の学生も周りに沢山いる。自分もそうかもしれない。 対策の事例があまりにもポジティブだけど このくらい思い切ったこと言ってみなきゃいけないんだろうな。
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現代社会の問題点のいくつかを下流大学に焦点を当てて扱う。 最後にはいくつかの提案もあり、読んで面白い。
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昨今、モンスター新卒が雑誌特集に見られるようになり、気になっていた。対応が考えられているようだ。 著書はそのモンスターについて大学全入と絡めた学問の側から考察されています。 本筋では役にはたたなかったが大学進学時の家計などちらほら記憶に残るものはあった
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オンライン大学の提案 どこに住んでいても受講できる いつでも受講できる 複数の大学の授業を同時に受講できる 教授の負担を減らすことができる 大学のコストが減らせる 地方の活性化につながる 地域拠点を作って交流の場に 履修と習得の違い
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
学ぶ意欲が稀薄「お客様意識」を持った向上心のない大学生が日本をダメにしていることを主張している本。 私も迷走した人生を送っているので何とも言えない。だが、著者は一貫して上から目線の口語調で一部の若者を恣意的にバッシングしている。内容は、大学生及び新社会人が、 ・会議での態度が生意気 ・授業中に食べかすを散らかす ・レポートの間違いを指摘されて泣く ・飲み会でビールを飲まず、カルーアミルクを飲む ・叱られると親(モンスターペアレント)を頼る ということをするもの。こうやって一部の若者が若者の全てであるかのように語る著者の傲慢さが透けて見える。
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言いたいことも分かる。だけどいまいち説得力が無いというか納得できない。 その原因はこの人の書き方が悪いからだと思う。怒りオヤジの若造批判、説教ぽくて途中で読むの止めようかと思った。 そもそも大学が多いのも昔からでしょ?今に限ったことじゃない。下流だろうがなんだろうが大卒が重宝され...
言いたいことも分かる。だけどいまいち説得力が無いというか納得できない。 その原因はこの人の書き方が悪いからだと思う。怒りオヤジの若造批判、説教ぽくて途中で読むの止めようかと思った。 そもそも大学が多いのも昔からでしょ?今に限ったことじゃない。下流だろうがなんだろうが大卒が重宝される社会システムの限り無駄は省けないよ。
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2011/1/22読了。 とにかく乱暴な文体(まるで飲み屋で友人に愚痴るときの様)だが、内容に関しては共感できる部分もある。 少子化の影響で本来大学に行く目的も、その必要もない若者が大学進学する時代となり、大学のレベルは自然と低下する。本文で紹介されたダメ学生の例は相当極端である...
2011/1/22読了。 とにかく乱暴な文体(まるで飲み屋で友人に愚痴るときの様)だが、内容に関しては共感できる部分もある。 少子化の影響で本来大学に行く目的も、その必要もない若者が大学進学する時代となり、大学のレベルは自然と低下する。本文で紹介されたダメ学生の例は相当極端であると感じたが、実際の傾向としては間違っていないと思う。そんな中で依然として教育システムを変更せず、大学院進学者を増加させ、日本は多数の存在意義のない大学を守ってどうするんだろうか。 著者の言い分にもあったが、四大進学からのホワイトカラーがステータスという思想を排除し、個々の特性を生かした早期の社会進出を手助けするようなシステムを構築するべき。
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さっと読める内容。特に私などは「社会性のない」学生なので耳が痛いし腹も立つ。 自覚することだ。腹をたてるのは誰にでもできる。学生たちはこういうふうに外からは思われている、ということ
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1957年当事は、ある「中堅上流大学」の学生でも1日平均2~3時間は読書していて、難関大学の学生の読書時間とほとんど変わらなかった。でも、2006年になったら中堅大学の学生は35.3%が1ヵ月に1冊も本を読まなくなってしまったという。かたや東大生は、こちらは2000年のデータだけ...
1957年当事は、ある「中堅上流大学」の学生でも1日平均2~3時間は読書していて、難関大学の学生の読書時間とほとんど変わらなかった。でも、2006年になったら中堅大学の学生は35.3%が1ヵ月に1冊も本を読まなくなってしまったという。かたや東大生は、こちらは2000年のデータだけど、1ヵ月の平均読書冊数は6冊。勉学に関係のない小説や文芸書に限っても3.6冊を読んでいる。 2000年度から2006年度にかけて、大学生(昼間部)のいる家庭の平均年収は953万円から846万円に下がっている。これは不況による所得の低下のためとも考えられるが、進学率の上昇に伴って年収の少ない世帯から大学生が生まれていると言う理由もあるはずだ。
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図星半分、「さすがにそれは別次元だろ」半分。 最後の提言はやや非現実的すぎるが、 たしかに私もこの「大学」という組織を大きく改正させてほしいと願う1人である なによりまず、大学の数を減らして学費を下げろと言いたい 学ぶ気がないあほ大学生が増殖したがために各大学への補助金は減少し、...
図星半分、「さすがにそれは別次元だろ」半分。 最後の提言はやや非現実的すぎるが、 たしかに私もこの「大学」という組織を大きく改正させてほしいと願う1人である なによりまず、大学の数を減らして学費を下げろと言いたい 学ぶ気がないあほ大学生が増殖したがために各大学への補助金は減少し、この馬鹿みたいに高い学費が必要になってしまうのだ。 大学生活での学び方などの本について、もっと読みたいと思った。
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