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天使のナイフ の商品レビュー

4.1

416件のお客様レビュー

  1. 5つ

    122

  2. 4つ

    185

  3. 3つ

    77

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2009/10/07

久々の大ヒット!(私の中で笑) 江戸川乱歩賞受賞は納得です! テーマは少年法。重いテーマだけど、そんなに重さは感じなかった。 展開が早くて、一気読みしちゃいます。 この人は、他に性犯罪や心神喪失者の犯罪をテーマにしたものとか書いてるらしい。 読んでみたいな。

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2009/12/19

面白かった。乱歩賞、って感じ。扱う内容がヘビーなんだけど、ちゃんとエンターテイメントに仕立て上げられている。

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2017/12/17

生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、檜山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩...

生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、檜山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file4/naiyou17601.html

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2009/10/04

生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、檜山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩...

生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、檜山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作

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2009/10/04

感情が主人公に入り込んでしまった。 おもしろかった。 人を裁くための法と未成年凶悪犯を守るための法と、 考えさせられた一冊。

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2009/10/04

友人に勧められて初めて読んだ薬丸さんの作品。 少年法に対して改めて考えさせられる内容の作品は多いけれど、加害者、加害者家族、被害者家族の心情をここまで考えさせられる作品にであったのは初めてで衝撃的でした。 素晴らしい作品です!

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2010/04/27

少年犯罪、少年法をテーマにした小説。 妻を少年に殺害された主人公。 少年法に阻まれ、事実を知ることが出来なかった。 少年達には極刑もなく、社会生活に復帰。 そんな時少年Bが殺害され、また主人公が巻き込まれていく。 少年犯罪の連鎖で、気持ちが沈む。

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2010/02/28

許すもの・許されざるもの、「真の更生」とは何か。 加害者のやりばがない少年法の保護主義。苦悩と後悔、はたまた被害意識の加害者。 加害者、被害者が交差するストーリー展開はデビュー作とは思えないほど 素晴らしい構成。

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2011/09/28

少年法というテーマでありながら、読者を置いていかない筆力でした。ストーリーの展開に目が離せませんでした。被害者側にも加害者側にも、何時なってもおかしくない現実の怖さ。少年少女たちの心の未熟さや、少年法というものを考えさせられました。重いテーマでしたが、読んで良かったと思える一冊で...

少年法というテーマでありながら、読者を置いていかない筆力でした。ストーリーの展開に目が離せませんでした。被害者側にも加害者側にも、何時なってもおかしくない現実の怖さ。少年少女たちの心の未熟さや、少年法というものを考えさせられました。重いテーマでしたが、読んで良かったと思える一冊でした。だからこそこんなにも心に迫ってくるのか。他の作品も読んでみたくなりました。

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2009/10/04

妻を少年に無残に殺害された主人公は、無遠慮に彼に殺到するマスコミに感情的になり、こう言い放つ。 「国家が罰を与えてくれないのなら、自分の手で犯人を殺してやりたい。」 その4年後、加害者少年の一人が何者かに殺害され、主人公は警察から疑惑の目を向けられる。 このような序章から幕を開け...

妻を少年に無残に殺害された主人公は、無遠慮に彼に殺到するマスコミに感情的になり、こう言い放つ。 「国家が罰を与えてくれないのなら、自分の手で犯人を殺してやりたい。」 その4年後、加害者少年の一人が何者かに殺害され、主人公は警察から疑惑の目を向けられる。 このような序章から幕を開けるこの物語は、重厚な社会はミステリーを読みたい人に文句なく勧められる質の高い作品だと思います。 また、ミステリーとしての完成度の高さの一方で、人を殺害するという重大な事件を起こした少年の退院後の心境の変化や、被害者が癒えることのない悲しみを抱えながら懸命に生きる姿も丁寧に描かれ、「本当の更正とは何か」ということを真剣に考えさせられる作品にもなっていて、ミステリーが苦手な人にも勧められる作品にもなっていると思います。 尚、少年法についても詳しく書かれていて、少年による凶悪事件が起こるたびに叫ばれる厳罰化が、少年法の理想と矛盾していることなどもこの本で分かると思います。 (たとえば、「少年はまだ人間として完成していないのだから、適切な教育を施せば更正させることが必ずできる」という理想を「可塑性」という言葉で表現することなど、普段聞きなれない専門用語にも詳しくなれます。)

Posted byブクログ