容疑者Xの献身 の商品レビュー
読んだのかなり前ですが 映画になるのを楽しみに。 柴咲コウにも慣れて来たことだし(笑) でも友達の言ってた 「ツツミシンイチはオトコマエすぎる。その系統でいいならササキクラノスケにすべきだとおもう」には激しく同感ですv
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毎年、『このミステリーがすごい』という雑誌をチェックしてるんですが、その中で気になっていた本です。直木賞も受賞しましたし、買おう買おうと思っていたのです。 映画化されるそうで、それで文庫になったのですね。 最初に殺人が起き、犯人も分かるし動機や心情を描写してはじまるタイプで、後...
毎年、『このミステリーがすごい』という雑誌をチェックしてるんですが、その中で気になっていた本です。直木賞も受賞しましたし、買おう買おうと思っていたのです。 映画化されるそうで、それで文庫になったのですね。 最初に殺人が起き、犯人も分かるし動機や心情を描写してはじまるタイプで、後から探偵役が追って行く形になってます。コロンボとか古畑任三郎みたいな感じですね。 正直に言うと、この形の小説はあまり好きではなかったのです。 犯人ってこの人だったの!?ていう展開が好きなのと、初めに犯人が分かっていると犯人の気持ちに感情移入して、追い詰められる感がつらいというのが理由です。 ハラハラ感を楽しんでくださいって意図なのは分かるんですけどね。 なので、初めのほうは特にそんなにおもしろいとも感じることができずに淡々と読んでいました。 いつも思うけど東野圭吾さんの文章は読みやすいです。 会社の金は使い込むわ、アル中で暴力は振るうわのひどい元夫を突発的に殺害した靖子と、彼女にひそかに思いをよせる数学教師の隣人、石神が中心になって話は進んでいきます。 頭のいい石神が事細かに刑事への対応を指示したり、偽装工作をしていく様子は面白かったですが、この段階では「これくらいのミステリなら他にもいっぱいあるのに、なんで直木賞?」と思っていました。 が 最後の50ページあたりから一変します。 正直まったく気が付きませんでした。ええ!?やられた!て感じひさびさでした。 真相の胸の痛い事といったら・・・。 ラストの1ページで涙ぐみました。 かなり後を引く終わり方で、また最初から読み直そうと思います。 途中でダレて読むの辞めなくてよかった〜。 これから読まれる方もぜひ最後の1行まで頑張って読んでみてくださいね。 感じるものがあると思います。
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キャッチにもあったけれども。 Xの愛情の深さを知ったとき、本当に、そのひたむきさに胸打たれる。 タイトルの通り、これは献身の物語だ。誰にも理解されないことを知った上で捧げられた。 最後は泣いた……。
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ガリレオシリーズ初の長編、直木賞受賞作。 今回は湯川の大学時代の友人石神がキーマンとなる。2人の天才が知力を尽くして謎を作り上げ、それを解き明かす。最後の湯川の真実の見つけ方、石神の心境などを考えると泣けた。
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あっというまに引き込まれ、あっという間に読了。 この本が私の東野作品デビューでよかったと思いました。 天才VS天才のやりとりは読みごたえがあったし 相手に敬意をもって接する態度が素敵でした。 トリックには全然気が付かず、湯川がなぜそんなにも 苦しんでいるのかと、草薙...
あっというまに引き込まれ、あっという間に読了。 この本が私の東野作品デビューでよかったと思いました。 天才VS天才のやりとりは読みごたえがあったし 相手に敬意をもって接する態度が素敵でした。 トリックには全然気が付かず、湯川がなぜそんなにも 苦しんでいるのかと、草薙刑事と同じ気持ちでした。 いろんな意味で、すごいな・・と感じた一冊です。 ほんとすごいよ。。。
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この本をハードカバーで買わなかったことを後悔しました。読み終えた感想を一言で言うなら「とても辛い」という感じ。 序盤から中盤にかけてはそれほどでもないなと思ったが後半がヤバいです、キツいです。こういうトリックを考えられる東野圭吾は天才としか言いようがない。この小説が直木賞を受賞し...
この本をハードカバーで買わなかったことを後悔しました。読み終えた感想を一言で言うなら「とても辛い」という感じ。 序盤から中盤にかけてはそれほどでもないなと思ったが後半がヤバいです、キツいです。こういうトリックを考えられる東野圭吾は天才としか言いようがない。この小説が直木賞を受賞した所以はトリックの難解さとそれに絡む愛の深さだと思います。もうすぐ公開される映画が楽しみです。
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私はどうやら、前提を前提とされると入り込めないらしい。 前提が前提であることに焦点をあてた話が私は好きらしい。 でもやっぱ頭のいい人や数学者がものすごく好きだなあ〜と思った。
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これも会社の同僚から借りたんだけど、むっさおもろい!!最後までどうやって犯行が隠されたかわからなく、途中苛立ちもくるのだか、ガリレオと刑事、ガリレオの旧友とのやりとりが面白い。特に、ガリレオと旧友とのやりとりが、非具体的であるが天才者である二人には理解しあえることが出来、またそこ...
これも会社の同僚から借りたんだけど、むっさおもろい!!最後までどうやって犯行が隠されたかわからなく、途中苛立ちもくるのだか、ガリレオと刑事、ガリレオの旧友とのやりとりが面白い。特に、ガリレオと旧友とのやりとりが、非具体的であるが天才者である二人には理解しあえることが出来、またそこにかつての友情のようなものが入り混じって、非常に心が最後は痛くなった。映画では、石神役が堤真一と聞いてるのだが、全く理想像とはかけ離れ過ぎではないでしょうか。もっといけてない人を使わないと。。。。==; この本は、普通のミステリーと違い、最後まで何にもどの様な隠蔽をしたのかが全くわからず、むしろ、人々の関係が主になる話である。細かい所に焦点をあてるのではなく、確かに盲点を突いたすばらしいミステリーだと思う!映画も是非見てみたい。
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探偵ガリレオの続編。ただ、こっちは湯川教授ではなく、同窓生である石神が主人公です。 石神の隣人である親子が、殺人を犯してしまう所から物語りは展開していきます。 彼は、積極的にその殺人の証拠を隠滅し、警察から親子へ容疑の目が向けられるのを防ぐ手伝いを始める。ろくに話をした事も無い隣...
探偵ガリレオの続編。ただ、こっちは湯川教授ではなく、同窓生である石神が主人公です。 石神の隣人である親子が、殺人を犯してしまう所から物語りは展開していきます。 彼は、積極的にその殺人の証拠を隠滅し、警察から親子へ容疑の目が向けられるのを防ぐ手伝いを始める。ろくに話をした事も無い隣人の行動に親子は戸惑うが、彼女らは石神の計画に乗るしかない。一方、湯川はその事件の事を友人の刑事から聞き、ひょんな事から石神が関わっている事を知る。そして、その石神が事件に深く関与しているかもしれないと疑いを持ち始める。 珍しく湯川先生の人間らしい部分が感じられる作品でした。こっちの作品は、科学の反応を利用したトリックとかも無く、結構単純な感じです。殺人を犯す瞬間にはトリックを用いて無い為か、そっち方面では割とあっさり先が読めます。 ただ、石神というキャラクターが印象に残りました。そんなに個性が強いわけでも無いんですが、とにかく固い。そして一途。 彼が何を考えて、どういう気持ちで関わっているのか。彼の性格上、事態は淡々と進んでいくのですが、徐々に明かされる彼の激しさが対照的に感じられました。 石神が映画でどのように描かれるのか、楽しみです。
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ミステリーなだけあって落としどころは割と早い段階で分かっちゃうんですが, トリックというか,そこまでの過程がなかなかびっくり。 登場人物がことごとく頭のいい小説って読んでて気持ちいいですね。
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