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いっちばん の商品レビュー

4

117件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2013/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「餡子は甘いか」が特に好き☆栄吉が頑張る姿にぐっときますね。「ひなのちよがみ」もおもしろい。日限の親分が出て来るような事件物もわくわくするけど、こういう和やかな日常を描いたお話は癒されます。

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2013/04/20

しゃばけシリーズ第7弾! 「餡子は甘いか」、「ひなのちよがみ」が特に好きです。 みんながそれぞれの道に進み、若だんなも寂しくなりましたが、若だんなも少しずつ何かを学んでいる様子。 仁吉も、佐助も、そういうことを考え始めたのでしょうか・・・

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2012/12/31

しゃばけシリーズ。第7巻。短編集。いっちばん・いっぷく・天狗の使い魔・餡子は甘いか・ひなのちよがみ。 やなりが可愛い「いっちばん」、品比べの結果にどきどきな「いっぷく」、次々起こる問題が若旦那のやさしい気だてで意外な結末を迎える「天狗の使い魔」など。 仁吉と佐助が影となり日向とな...

しゃばけシリーズ。第7巻。短編集。いっちばん・いっぷく・天狗の使い魔・餡子は甘いか・ひなのちよがみ。 やなりが可愛い「いっちばん」、品比べの結果にどきどきな「いっぷく」、次々起こる問題が若旦那のやさしい気だてで意外な結末を迎える「天狗の使い魔」など。 仁吉と佐助が影となり日向となり若旦那を守るいつもの光景と、離れで巣くう愉快なあやかしたち、若旦那のおぼっちゃま育ちが心をすすいでくれるような上品な物語たち。お雛ちゃんや栄吉が主役級の短編もあって面白い。

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2012/06/23

安心して手にとることのできる「しゃばけ」シリーズ。病弱の中の病弱な若だんなと、愉快な仲間たちが今回も楽しく物語を彩ります!どのお話もほっこり優しい気分になれて面白かったけど、私は栄吉のお話がいちばん心に響いたなぁ。

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2012/06/13

・最近、長崎屋の前にある通町界隈でスリが多発しているという。犯人の目星は付いているが、仲間の飴売り女にどうやって掏った財布を渡しているかが分からず、日限の親分は弱っていた。このままでは失職の危機な親分の役に立ちたい若旦那は一緒に調べに出ることにした。一方、栄吉や兄・松之助がいなく...

・最近、長崎屋の前にある通町界隈でスリが多発しているという。犯人の目星は付いているが、仲間の飴売り女にどうやって掏った財布を渡しているかが分からず、日限の親分は弱っていた。このままでは失職の危機な親分の役に立ちたい若旦那は一緒に調べに出ることにした。一方、栄吉や兄・松之助がいなくなって元気のない若旦那のために、と妖たちはそれぞれ贈り物をしようと画策していた。―――「いっちばん」 ・鳴家に詳しくて妖を捜している輩がいるらしい。彼ら妖しが見える若旦那としては気になる噂だったが、長崎屋では店の先行きを左右する品比べの会が控えていて、調べる暇がない。しかも出品する3店のうちの1店・小乃屋の若旦那・七之助は、敵である若旦那に情報を渡したり、何かを問いかけようとしたり、鳴家がなぜか噛み付いたり…。―――「いっぷく」 ・寝てる間に若旦那は天狗に攫われ、空にいた。その天狗・信濃山の六鬼坊には仲の良かった修験者がいたのだが亡くなり、彼の管狐・黄唐に遭いたくて王子稲荷へ出向いたがすげなく断られたという。半分意地になり今度は大妖・皮衣に願い出たが断られ…孫である若旦那を攫ったということであった。若旦那はなんとか事を納めようと、天狗と勝負をすることにした。―――「天狗の使い魔」 ・若旦那の幼馴染・三春屋の栄吉は、老舗菓子屋・安野屋で修行をしていた。初めは雑用仕事ばかり。せっかくひとりで作らせて貰えてもきついひと言を放たれる。不安がつのるある日、倉に砂糖泥棒が入った。無事に捕まえたものの、盗人の八助は菓子の味が分かる舌を持っていて、驚いたことに主は奉公に来ないかと提案する。―――「餡子は甘いか」 ・塗り壁もかくや、とまで言われていた紅白粉問屋・一色屋のお雛さんが薄化粧になった!その素顔の可愛らしさに長崎屋の面々もびっくりだが、問題も起きていた。一色屋が新たに始めた商品の仕入先・錦絵屋志乃屋の若旦那・秀二郎がお雛さんに言い寄っているらしいのだ。お雛の許婚・正三郎はもちろん気が気でなく、紹介した若旦那に文句を言いにきたのであった。―――「ひなのちよがみ」 以上、5作の短編集。 表紙のタイトルがお団子の形にしてあって、まずそれに「かっわいい!」となりました(笑)栄吉の話に見立ててあるのかしらん。 もちろん中身の話もかっわいい。特に表題作「いっちばん」で、若旦那への贈り物のために東奔西走する妖したちが!お菓子案の鳴家、根付案の鈴彦姫・野寺坊・獺、春画(笑)案の屏風のぞき・猫又おしろ・蛇骨婆。3組がそれぞれ遠出して、手に入れようとしてる姿がかわいいんだーv そしてその騒動が本筋にちゃんと収束してくのが、とてもすっきりして楽しい。 全話とおして、根本にあるのはやはり「役に立ちたい」「自分で成し遂げたい」という若旦那の想いでしょうか。そしてそれを見守る兄やらと妖し達。 あいかわらず病弱で死にかけてばかりの若旦那ですが、頑張ってるからこそみんなが見守ってるし、同じように「どうにもならないこと」で悩んでる栄吉も若旦那には悔し涙をみせることができるんだと思います。…でもホント、努力でどうにも出来ないってのは…ツライよね…。栄吉の話は胸に突き刺さります…。 しっかし、仁吉と佐助って、若旦那に商売の勉強、させる気あったんですね!?(「ひなのちよがみ」)雑誌掲載時に読んだとき、失礼ながらもびっくりしました。だって、「熱が出ますよ」「咳が出ます」「また寝込みます」っていつも言ってばかりだから…。さすが千年以上生きてる妖しな兄や達。読めぬ…。

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2012/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

≪内容覚書≫ いっちばん 修業で遠くに行ってしまった幼なじみの栄吉を思い出し、 ちょっと切なくなってしまった若だんな。 元気のない様子の若だんなを慰めようと妖達が動き出す。 いっぷく 江戸出店の挨拶にきた西岡屋と小乃屋。 長崎屋と三店による品比べが行われることになる。 そんな中、鳴家が捕まってしまい…? 思わぬ人物が再登場。 天狗の使い魔 管狐に会いたい大天狗の六鬼坊に、 人質として攫われてしまった若だんな。 苦い薬湯から逃れるため、意を決して、 六鬼坊に勝負を挑む。 餡子は甘いか 老舗菓子屋の安野屋で修行中の栄吉は、泥棒八助を捕らえる。 その八助の才能と見比べ、ついに菓子作りをやめる決意を…? 栄吉の成長物語。 ひなのちよがみ お雛が、商売の相談に長崎屋を訪れる。 その後、お雛の許嫁である正三郎が、 若だんなへ文句を言いに長崎屋へやって来た。 お雛をめぐって、恋愛バトル勃発? ≪感想≫ 「いっちばん」は、妖たちが久々に勢ぞろいで、 わいわいやってくれた。 うまくまとめたなー、と感心してしまった。   長崎屋の商売上手を見せつけてくれる「いっぷく」が 今回一番のお気に入り。 藤兵衛さん、かっこいい。 いつか出るだろうと思って少年の登場も嬉しかった。 また、ちょっと、しゃばけワールドが広がった。 「天狗の~」は、なんだかんだと、 冷静に対応する若だんなに惚れ直した。 「餡子~」の栄吉の料理ベタはもはやネタ。 それでも、お菓子作りが好きだ、と諦めない栄吉がすてき。 修業の結果、押しも押されぬ職人となるか、 それとも、中途半端な技量ながらも愛される職人となるか。 どう展開していくか今後が楽しみ。 「ひなの~」は、お雛さん、大好きなので、再登場が嬉しい。 化粧をとったらからには、きっとくるだろうと思っていたお話。 正三郎さんには、もっと、パリッとしていて欲しかった。

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2012/04/22

しゃばけシリーズの1冊。安心して読めるし心温まる話しが5話。いや、面白い。若旦那はますます病弱になってるし。兄やと妖達は相変わらずだし。

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2012/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

若だんなを取り巻くひとびとの話。少しずつ時間は進んでいるけれど、特に話が繋がっていることのない、短編集。 天狗の話が好きでした。管狐とはお友達になれたようでよかった。 以下、メモ いっちばん・・・若だんなに元気を出してもらおうと、我こそはと若だんなへの贈り物を探す妖たち。 いっぷく・・・若だんなの新しい(?)友達、冬吉とその兄七之助との出会い。 天狗の使い魔・・・大天狗が、もう故人となったかつての友、山伏の使役である管狐を探す。若だんなさらわれたり、友情について思ったり。 餡子は甘いか・・・栄吉の修行話。要するに味音痴なのかしら、栄吉。 ひなのちよがみ・・・先の大火で店が焼けたお雛。店を再興させるために、千代紙におしろいをいれて売ることを思いつく。おしろいが薄くなったお雛は可愛く、やきもちをやいた婚約者とのすったもんだとか恋愛色ある話。

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2011/12/10

『しゃばけ』シリーズ第7弾。 若だんなを誰が一番喜ばす事が出来るのか妖達の競い合い「いっちばん」回船問屋長崎屋と近江商人たちの商品の競い合いが描かれた「いっぷく」、若だんなが天狗に攫われてしまう「天狗の使い魔」、若だんなの幼馴染で菓子司三春屋の跡取りの栄吉の菓子をめぐる「餡子は甘...

『しゃばけ』シリーズ第7弾。 若だんなを誰が一番喜ばす事が出来るのか妖達の競い合い「いっちばん」回船問屋長崎屋と近江商人たちの商品の競い合いが描かれた「いっぷく」、若だんなが天狗に攫われてしまう「天狗の使い魔」、若だんなの幼馴染で菓子司三春屋の跡取りの栄吉の菓子をめぐる「餡子は甘いか」、厚化粧のお雛ちゃんとその許嫁の絆を描く「ひなのちよがみ」の5作を収録。 若だんなと妖たちが織りなすほのぼのとした世界がたまらない。若だんなの台詞には毎度のことながらしみじみする。

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2011/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

抜群の安定感。引き込まれるような面白さではないんだけど、いつの間にか読み終わってしまう。今回は「いっぷく」と「餡子は甘いか」が良かった。「いっぷく」ではここのところ別ればかりを経験していた若だんなが本当に嬉しそうだった。「餡子は甘いか」は気持ちが痛いほど分かってしまって感情移入。でも栄吉にはいつまでも不味い菓子を作っていてほしい気もする。

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