1,800円以上の注文で送料無料

虚空の旅人 の商品レビュー

4.4

353件のお客様レビュー

  1. 5つ

    157

  2. 4つ

    128

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2026/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

相変わらず守り人シリーズは面白いですね!!と思ったら一応外伝ポジの旅人という名称だったことに読み終わって気が付きました。 今回はバルサは出てこずチャグムが主人公の1冊。チャグムの成長がまざまざと感じられて嬉しくなってしまいました。特に相手の第二王子のタルサンが誤って()チャグムに拳を向けてしまった時のチャグムの無意識の交わしがかっこよくてですねぇ〜バルサに教わって、今でも続けている身を守る術がここに生きてるのが良すぎました。バルサ、見てるか…! 皇子としてやりたいことできないことをシュガにただされながら、それでも助けられる人を助けたいと手を貸すチャグムが私は好きです。チャグムの願う未来が訪れて欲しいと願わずにはいられないですね。 今回はシュガも良いキャラでした。トロガイに教わった呪術をなんとか使ったり、皇子を助けるために魂を飛ばしたり、策を練ったり…シュガもこれからも星読みとしてだけじゃなくいろんなことを学んでいって欲しいですよね〜!でもヨゴ皇国がなあ〜! ヨゴとはまた違う、でもこれもまた国として動く人々の姿を見て変わっていく2人を応援したいですね! 相変わらずファンタジーをファンタジーたらしめる、この世界観の構築され具合は流石でした。国の成り立ち、存続のされ方、城の作りに貝灯に至っても作者の頭の中にはこの世界が存在しているんだなぁと感心します。こんなファンタジーの世界を自分も創造してみたいなぁと思ってしまいますね。

Posted byブクログ

2026/02/20

精霊の守り人でバルサと旅をすることで、とてもたくましく、真っ直ぐな正義感の強い子に育ったチャングムがメインの話。 サンガル王国の王位継承式に招かれたチャグム皇子。サンガル王国は数百の島々を支配する国で女性が政治にも発言権がある国である。 一方、ラッシャローの女の子の船が襲撃され、...

精霊の守り人でバルサと旅をすることで、とてもたくましく、真っ直ぐな正義感の強い子に育ったチャングムがメインの話。 サンガル王国の王位継承式に招かれたチャグム皇子。サンガル王国は数百の島々を支配する国で女性が政治にも発言権がある国である。 一方、ラッシャローの女の子の船が襲撃され、家族がタルシュ帝国に連行される。 国によって考え方も、呪術に対する知識や認識も、統治の仕方も全く違っていて面白い。 チャグム皇子の成長した姿に会えたのが嬉しい巻だった。

Posted byブクログ

2025/12/02

ファンタジー作品にこそ、現実の問題を投影している。という言葉がぴったりな作品。  毎度の素晴らしい世界観の中に、政治的な話がふんだんに、しかし分かりやすく踏まえられています。  この作品を機にシリーズが大作になっていくということですが、確かにこの作品から一気に世界が膨らんだ気がし...

ファンタジー作品にこそ、現実の問題を投影している。という言葉がぴったりな作品。  毎度の素晴らしい世界観の中に、政治的な話がふんだんに、しかし分かりやすく踏まえられています。  この作品を機にシリーズが大作になっていくということですが、確かにこの作品から一気に世界が膨らんだ気がします。読み応えも読後の気持ち良さも素晴らしい作品でした。

Posted byブクログ

2025/11/30

守り人シリーズ、チャグムのターン一冊目。 今作、巻頭の地図の縮尺が前回までと比べていきなり広がりますよね。南の諸島連合国(という言い方でいいのかな?)へと旅するわけですが、その気温や湿度の高さ、海の青さ、人々の気性の自由さが生き生きと描かれていて、一緒に旅をした気分になっちゃい...

守り人シリーズ、チャグムのターン一冊目。 今作、巻頭の地図の縮尺が前回までと比べていきなり広がりますよね。南の諸島連合国(という言い方でいいのかな?)へと旅するわけですが、その気温や湿度の高さ、海の青さ、人々の気性の自由さが生き生きと描かれていて、一緒に旅をした気分になっちゃいました。 チャグム皇太子、まだ14歳ですってよ!いろんな荒波乗り越えてきてるから、かなり大人な考え方になっちゃって…でもちゃんと子どもの部分もあるし、本人も青臭さを自覚していて…あああ、胸が鷲掴まれてぐわんぐわん振り回されてちぎっては投げられちゃったくらいに情緒がぐちゃぐちゃになります(ベタ褒め) 今回は、チャグムとシュガの絆の深まりや、タルサン王子という新しいお友だちの出現など、友情が熱かった!そして、離れていてもバルサとタンダの存在がチャグムの心を支えているんだなと思うともう…涙が止まりません! ネタバレすると、チャグムとシュガは、主従関係というよりも一対一の人間同士として命を預け合うバディになってゆく、その一歩を踏み出したという感じでしたね。お互いそれぞれの立場でできることをしよう、そして支え合おうというようなね。 そしてタルサン王子との友情。初めての同年代の、同じような立場のお友だちができたわけだけれど、タルサン王子の屈託のない、あっけらかんとした考え方は、チャグムはしたくてもできないわけ。そこに親和性があるけど歯痒さも感じていて…。第二王子と皇太子という立場の違いももちろんあると思うけれど、圧倒的にチャグムの方が大人でさ。別れ際にも、タルサンは「今度は布越しでなく会おうぜ!」と爽やかに曇りのない笑顔で去ってゆくんだけど、なんとチャグムはそこに溝を感じてしまう。少し切ない描かれ方でしたね。 この作品に限らず、上橋菜穂子の「王族」や「支配階級」「為政者」の描き方がすごく好きで。封建主義は苦手だけど、なぜそういう階級が存在しうるのか、どうやって存続しているのか、当の本人たちはどういう意識なのかを飲み込みやすく描写してくれるなといつも感心してます(偉そう) チャグムは今回、無垢な心のままで為政者になる決心をしましたよね。あとがきで上橋先生自身が語っているように、物語が大きなうねりを迎えた大切な巻だなと思います。解説もね、首もげそうになるほど頷きながら読みました。いやあ、本編のあとのあとがきと解説まで面白いって、最強じゃない!? 今回あまり体調の良くないなか読んでしまい、情緒が追いつかなくてしばらく寝込みました…それほどスケールの大きな作品です✨

Posted byブクログ

2025/11/20

新潮文庫のあとがき 上橋菜穂子先生「多音声の物語」「社会的立場も、文化的背景も異なる多くの存在がひしめく世界を描いてみたかった」 解説の小谷真理先生は守り人シリーズを「女」という視点で読んでいて自分にとってとても新しい視点。

Posted byブクログ

2025/11/08

タイトルが守り人から旅人になり、チャグムの物語に。 陰謀をめぐる政治の話でありながら、チャグムのあり方を決める序章の様な位置付けのようだ。 チャグムとシュガの信頼関係が尊い。

Posted byブクログ

2025/11/01

チャグムとシュガが、南方の島々からなるサンガル王国の新王即位の儀に参加するお話でした。 ところが、ナユーグルライタの目にされてしまった少女、南から侵略を目論むタルシュ帝国の存在、新王即位の儀に参加する諸国の要人、そしてサンガル王国の女たちと、島守りの男たち、家船を持ち海上で暮らす...

チャグムとシュガが、南方の島々からなるサンガル王国の新王即位の儀に参加するお話でした。 ところが、ナユーグルライタの目にされてしまった少女、南から侵略を目論むタルシュ帝国の存在、新王即位の儀に参加する諸国の要人、そしてサンガル王国の女たちと、島守りの男たち、家船を持ち海上で暮らすラッシャローという民族・・・それらからなる独特な国家のあり方・・・そのひとつひとつの要素が複雑な駆け引きを繰り返し、ひとつの判断ミスですべてが台無しになってしまいそうな、息もつかせない展開がチャグムたちに常に決断を迫ります。 しかし、チャグムは皇太子としての在り方を分かったうえで、シュガの助言も頼りに、その道の中で最善と思われるものを選び取っていき、皇太子として、自分は国をどうしたいのか、といった今後につながることにも、道標を得たように思います。 海に面した開放的な南国らしい、タルサンやサリーナといったキャラクターの豪快さや情熱が、異界との関わり方に新しい風を吹き込んでくれたようにも思います。 全体として、これまでよりも、非常に重厚で積層された物語だったと感じました。面白かったです。

Posted byブクログ

2025/10/31

チャグムが、とてもいい青年になってくれて嬉しい!バルサが出てこない話だったけど、読みごたえ充分だった。

Posted byブクログ

2025/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回はチャグムとシュガの南の国での話し。引き続き面白い この本で、一つづつの国の話から、大きく国の争いまで発展していくようである。

Posted byブクログ

2025/08/23

チャグムもシュガも1冊目から3年で、いつのまにかスピ能力開発されてて笑っちゃった。魂が抜け出して、呪術師相手に、見えない魂どうしで戦うとは…。 はじめましての国々と人々ばかりで世界観に入るのに時間かかったけど、今後に繋がる転換点の1冊らしく、今後が楽しみ。

Posted byブクログ