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忘れないと誓ったぼくがいた の商品レビュー

3.4

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2022/07/13

ストーリーは面白いのに、なかなか読み進められませんでした。そんなに文量はないので、著者さんの作品は初めてだったので、読み慣れていなかったからかなぁと思います。 中盤から終盤が、同じような話の繰り返しのように感じられました。もう少し決定的なシーンとか台詞があって、2人の結びつきが...

ストーリーは面白いのに、なかなか読み進められませんでした。そんなに文量はないので、著者さんの作品は初めてだったので、読み慣れていなかったからかなぁと思います。 中盤から終盤が、同じような話の繰り返しのように感じられました。もう少し決定的なシーンとか台詞があって、2人の結びつきが感じられればよかったかな、と。 違う表現で、このストーリーをもう一度読んでみたい

Posted byブクログ

2020/10/07

ストーリーは悪くないのだが、文章表現があまり好きになれない。 「忘れたくないのに忘れてしまう」というような表現が繰り返し出てきてくどい。 たしかに序盤と終盤ではその気持ちの重さは大きく違うとは思うのだが、何か違う表現方法で切なさを描くことはできなかったものか。 主人公とあずさの...

ストーリーは悪くないのだが、文章表現があまり好きになれない。 「忘れたくないのに忘れてしまう」というような表現が繰り返し出てきてくどい。 たしかに序盤と終盤ではその気持ちの重さは大きく違うとは思うのだが、何か違う表現方法で切なさを描くことはできなかったものか。 主人公とあずさの関係性があまり変化していないように見えることも問題。 あずさが消えないように何かしようとするも何もできず、かといって思い出を残そうという方向にも行かない。 そういうわけで、印象に残ったシーンがない。 最後のあずさからのメッセージも、それまで何かに打ち込んでいたり、何かを諦めた描写もないのに、あんなことを言われても・・・・・・と思ってしまう。 バイトをいろいろやっていた理由も、最初に話した時に話せばよかったのに。 あまりあずさの心の中を知ることができなかったのが残念。

Posted byブクログ

2019/01/20

あらすじ:自分の存在が人の記憶から消される女の子にある男の子は一目惚れをする。その事実を知った男の子はその女の子の存在をなんとか記憶に食い止めようと色々な努力をする…。 感想:現実的ではないお話で、少し物足りないような気がする。

Posted byブクログ

2017/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

存在が「消える」という不思議な現象が彼女の身に起きている。単に姿かたちが消えるだけでなく、彼女の記憶ごと世界から消え、忘れ去られてしまう。 その運命を静かに受け入れようとする彼女と、そんな彼女と出会い、惹かれ、彼女を忘れないと誓う主人公の僕。 非現実的な設定ですが、その現象がなぜ起こっているのかという理由や説明は全く必要性を感じません。 死とは違うやりきれなさ。 どんなに大切なことでも、どれだけ相手を想っても記憶は消えるという選択肢しかない。不条理な運命に抗う主人公の必死さがせつない。 こうした現象がなくとも、大切で大事な記憶も時間が経つとどんどん曖昧になっていく。忘れたくない記憶、忘れてしまう記憶、どうしようもない事実についても考えさせられた。

Posted byブクログ

2016/12/14

『なんていうか、弱みを握られている安心感っていうのがあるのかな。変な言い方かもしれないけど。ほっとするんだ』 『本当にやりたいこと。ぼくにとって、それは何なのだろう?今まで、それを真剣に考えたことが一度でもあっただろうか。〜〜何がしたいかを本気で考える前にどうせ無理だろうと決め...

『なんていうか、弱みを握られている安心感っていうのがあるのかな。変な言い方かもしれないけど。ほっとするんだ』 『本当にやりたいこと。ぼくにとって、それは何なのだろう?今まで、それを真剣に考えたことが一度でもあっただろうか。〜〜何がしたいかを本気で考える前にどうせ無理だろうと決めつけて、自分で道を狭めていはしなかったか。』

Posted byブクログ

2016/11/25

読みやすかったけど、なんか物足りないような…。 その後は消えておしまい? エピローグにもう少し織りこんで欲しかったな。

Posted byブクログ

2016/07/30

主人公「ぼく」の想いが、苦悩が、とにかく切なくて、美しい物語。テーマは一貫していても作風が毎回変わる平山瑞穂さんの作品の中で、この本を最初に手にとることができたから、他の作品も読もうという気持ちになったんだと思う。幸運だった。 記憶というよくあるテーマで、こんなに真正面から恋愛小...

主人公「ぼく」の想いが、苦悩が、とにかく切なくて、美しい物語。テーマは一貫していても作風が毎回変わる平山瑞穂さんの作品の中で、この本を最初に手にとることができたから、他の作品も読もうという気持ちになったんだと思う。幸運だった。 記憶というよくあるテーマで、こんなに真正面から恋愛小説を作れるとは・・・最後の最後まで、呆然とするくらい切なくさせてくれる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 再読。出かけるとき、とりあえず鞄に入れて、好きなところから何度も読み返している本。色々な視点で読めるけれど、理屈を抜きにして、ただ真正面から心を震わせたい。想いが記憶になっていく辛さの先にある、「記憶」が「記録」になってしまう切なさを、そのまま読みたい。大切なもののために一所懸命になるこの物語に、自分の綺麗だった心を閉じ込めるように。”悲しい”と公式のように唱えていたあずさが、最後に「悲しい」と言って消えていった変化が、いつまでも印象に残る。

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2016/03/22

本当の死は忘れられること、というのはよくあちこちで聞く話だけど、忘れられることを生きるあり方を描くこの作品は、唯一無二ですね。

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2015/11/23

誰からも忘れられてしまう少女。その少女に恋しながらも脳から抜け落ちるように彼女に関する記憶が削除されていく。絶対に忘れないと抱きしめたはずなのにその瞬間に彼女はいない。次第に追い詰められていく彼は彼女が消えてしまう事を防ごうと足掻き苦しむのだが・・・。 自分をいくら覚えて貰って...

誰からも忘れられてしまう少女。その少女に恋しながらも脳から抜け落ちるように彼女に関する記憶が削除されていく。絶対に忘れないと抱きしめたはずなのにその瞬間に彼女はいない。次第に追い詰められていく彼は彼女が消えてしまう事を防ごうと足掻き苦しむのだが・・・。 自分をいくら覚えて貰っても、次会った時にはすっぽりと忘れられてしまうとはなんとも辛い。世界で一人ぼっちと同じですもんね。知り合いがいないだけなら作ればいいけど、忘れられてしまうならば全くの無意味です。 名作とは言わないけど面白い本でした。

Posted byブクログ

2015/08/09

私にとって今まで読んだことのない話でした。現実ではあり得ないけど、ふわふわ、透明感のある作品でした。主人公やあずさの心の動き、切なさが印象的。主人公のラストの選択もとても好きです。

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