向日葵の咲かない夏 の商品レビュー

道尾秀介【著】

2009/10/10

【夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み】

まず読み始めてすぐ違和感を覚えたのは妹のミカの発言。
３歳の子ってあんなに賢くないし、あんな話し方はしない。
歳の設定はちょっと失敗だったんじゃないかな？と思います。
話自体は引き付けられるところがある反面、
もう勘弁！と思う両方の気持ちで読み進めました。
途中からはどんどん怖くなって・・・
全体的にどよーんと重い雰囲気をもった話でした。
全ての謎が分かった時には
そんな！？と意外が設定に驚き、
こんな話を考えた道尾さんをすごいと思いましたが、
読後感はあまり良いものではなかったです。

2009/10/04

【2008年末】

グロい怖い。
でも良い意味で、私は、衝撃を受けた。
妹？クモ？
久々に面白かった本だった。

2009/10/07

世界が僕を救ってくれないなら、僕自身で世界を変えるしかない

全てを読み終えたあと、もう一度序章を読み返してやり切れない思いになりました

自分の人生は自分の主観で作られていてそこから逃れようもないんだなぁと思い知らされる作品です
主人公、頭良すぎな気もしますがそうじゃなきゃやってけないよなぁ…

爬虫類やら昆虫類が苦手な人は遠慮した方がいいかも

2009/10/07

どっかのRPG。どっかのタイピングゲーム的な。これがこのミス作家別投票第一位っていうなら私は素直にミステリー読書力がないことを認めます。

2009/10/04

私には、解せないところがありました。

最後の展開が特に。

私って単純で浅はかなんじゃないかと
改めて思ってしまった。

文章の奥にあるものとかよくわかんないんだよね、、、

でも、良い小説ってそういうものらしい！
出会いだよね。

人によって感じ方は違うし、百人が百人いいっていう本なんてない。

もう１回読んでみようかな、、、？

2009/10/04

夏休みを控えた「僕」は、クラスメイトの家で、彼の首吊り死体を発見する。
しかしその死体は僅かに目を放した隙に忽然と姿を消し、「僕」の前には彼の生まれ変わりだというある物が現れる…。

朝日新聞の書評欄を見て興味を持ったのがきっかけで読んだ。

読んでて感じた違和感の一つ一つが周到に張り巡らされた伏線で、ラストのカタストロフィで美しい紋様を描いた蜘蛛の巣のど真ん中に自分がいることに気付かされる感じ。この手の話は感想が全てネタバレになるから難しいな。
この手の小説でこんなに気持ちよく騙されたのは久しぶり。読んで良かった。但し「本格」を期待するのはNG。

あとは動物虐待の描写がちょっとしんどいかな。何度も挫折しそうになった。
好き嫌いは分かれる作品だと思う。個人的には面白く読めるが好きではない、という感じ。
読後感は、僅かに悪いか。でも、面白い。

2009/11/12

夏休みが近づいた日・・・猫の虐待殺害事件が起きた。
そんな中学校をやすんだ友達の家に手紙を届けに行ったらその友達が死んでいた。
そんな友達のために妹と事件を解決していくお話
最初の本のため２００文字届いてません。

2009/10/07

うーむ。好き嫌いが分かれそうな感じ。
私はあまり好きではなかったかも。
Ｓ君が蜘蛛になって出てきたあたりから、あれって・・・。

2009/10/04

このミス１位の帯を見て購入。小学生の男の子が語りながら、ある夏休みのお話が進んでいきます。
ミステリーであり、ファンタジーでもある物語。反則ギリギリだけど、最後まで読むとすんなり腑に落ちました。
これはアウトだろうと思ったことまでしっかりまとめられていて、なかなかよい物語。あまり話すとネタバレになるので自重。

2010/01/30

この本の世界観はすごい。いろんな意味で登場人物がみんなおかしく。残忍な描写もあるため、読んでて怖くなってくる。
ただ構成としては圧巻するほどのうまさで読者を惹きつける。