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あたらしい戦略の教科書 の商品レビュー

3.7

59件のお客様レビュー

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2012/05/08

ビジネスにおける戦略とは何か、ということから、情報収集、目標設定、立案、そして実行のための説得の方法までがコンパクトにまとめられている。 こういう本を読んだことがなかった。面白いものだ。どの頁にも何かしらうなずかせる言葉が入っている。 戦略とは現在地と目的地を結ぶルートである。...

ビジネスにおける戦略とは何か、ということから、情報収集、目標設定、立案、そして実行のための説得の方法までがコンパクトにまとめられている。 こういう本を読んだことがなかった。面白いものだ。どの頁にも何かしらうなずかせる言葉が入っている。 戦略とは現在地と目的地を結ぶルートである。 目的地とは不確定な未来で本質的に幅を持っている。 未来を完全に予想することは不可能だから戦略が必要。 議論を尽くすのは不可能。 戦術とは現場の戦略のこと。  中略 CSIテストの4タイプ、コントローラ、プロモーター、サポーター、アナライザ。 反対勢力を「彼ら」と呼ばず、「彼」「彼女」に孤立させる。

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2012/04/30

ビジネス本で王道なテーマであるが、他の本に比べてかなり人間的、泥臭い内容であるように思う。いい意味で。著者によると、世の中に出回っている戦略本は、経営戦略と直結するような戦略の関連学について書かれたアカデミックなものであるらしい。加えて、戦略と分析を混同して書かれているものも多い...

ビジネス本で王道なテーマであるが、他の本に比べてかなり人間的、泥臭い内容であるように思う。いい意味で。著者によると、世の中に出回っている戦略本は、経営戦略と直結するような戦略の関連学について書かれたアカデミックなものであるらしい。加えて、戦略と分析を混同して書かれているものも多いとか。この本は、実際に行動に移すためにはどうすればいいのかについて重点を置いていることが特徴であるように思う。

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2011/11/30

著者は、慶應義塾大学卒、オランダTilburg大学経営学博士号(MBA)首席取得。商社にて勤務後、ヘッドハントによりオランダの精密機械メーカーに転職し、オランダに移住。2006年末に各種ウェブ・アプリケーションを開発するベンチャー企業を創業し、CFOとして活躍を始める。現在は母校...

著者は、慶應義塾大学卒、オランダTilburg大学経営学博士号(MBA)首席取得。商社にて勤務後、ヘッドハントによりオランダの精密機械メーカーに転職し、オランダに移住。2006年末に各種ウェブ・アプリケーションを開発するベンチャー企業を創業し、CFOとして活躍を始める。現在は母校にてMBAプログラムにて臨時講義を受け持っている。 著書の「はじめての課長の教科書」は発売後3ヶ月で10万部のベストセラーとなっている。 「戦略」とは? 定義は色々あり、多くの言葉で示されることが多いが、本書では「戦略とは、現在地と目的地を結ぶルート」とシンプルに表現しており、「戦略」とは、いわば「旅行の計画」と位置づけている。 そして本書のテーマである「あたらしい戦略」の「あたらしい」とは何かという点においては、今までの戦略においては、経営戦略と直結するような戦略の関連学であるマーケティングや会計学等についてある程度の基礎知識を基礎として書かれていることが多い。しかし、本書ではアカデミックな表現ではなく「ボトムアップの戦略立案」という視点から「戦略の実行」という現場の観点から逆算して構築された戦略の実務を著している点が新しい戦略を表現している。 上記を土台として、戦略的な発想法である「現状を認識し、目標を定め、それらを結ぶ」という、当たり前すぎて忘れられてしまった何かを明らかにしようとした著者自身に思考の軌跡を以下の4章に渡り説明している。 ①戦略とは何か ②現在地を把握する ③目的地を決定する ④ルートを選定する ⑤戦略の実行を成功させる 世の中には色々な「戦略」について書かれた作品がある。私が学んできた「戦略」とは全てにおいて重なるというものではないものの、大枠では同じで共感できる点も非常に多くあった。 どうしてもトップダウンで行われるイメージがある「戦略」についても著者の考える「ボトムアップの戦略立案」という視点には多くの学びがあった。確かに、実際に行動を起こし「戦略」を実行するのはトップではなく現場である。この視点が確かに色々な著書や実際の現場においても不足している。 本書は「戦略」の構築法というよりは実際に「戦略」を行動に移すためのノウハウのエッセンスがぎゅぎゅっと詰まっている。実際に「戦略」に基づき実行する際には実践書としても有効であると考える。 色々な「戦略」について書かれている本と組み合わせて活用したいものである。

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2011/11/15

戦略とは、現在地と目的地を結びつける方法のこと。人を動かすための、泥臭い部分も含めたリアルな実務のノウハウと指針。

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2011/10/11

戦略を「学問」として勉強せず、手っとり早く身につけたい人にはお勧め。しかしこれを読んだ後、きちんと戦略論の本を読むことが必要だろう。 【特記】 ●戦略とは①「現在地」②「目的地」③「ルート策定」が関係する。 ・現在地は常に変化する客観的なもの。 ・目的地はあまり変化はしないが、現...

戦略を「学問」として勉強せず、手っとり早く身につけたい人にはお勧め。しかしこれを読んだ後、きちんと戦略論の本を読むことが必要だろう。 【特記】 ●戦略とは①「現在地」②「目的地」③「ルート策定」が関係する。 ・現在地は常に変化する客観的なもの。 ・目的地はあまり変化はしないが、現在地に依存する幅のある未来。 ・常に柔軟に。完璧主義はだめ。 ●①現在地把握のための情報収集プラス情報分析。 ・顧客情報>自社情報>業界のマクロ動向>競合情報 ・情報は、こちらから与えることにより、また自分は知りません、という精神を保つことにより得られるもの。 ●②目的地設定 ・リーダーが、測定可能な、ぎりぎり背の届く、3年程度で達成可能な目標を策定する。 ・教育学に「成績目標」と「熟達目標」という概念がある。後者を重視せよ。後者は、「以前よりできている」ことを評価するもの。 ●③ルート策定 ・クイック・ウィンを得る(テスト・ケースで) ・バックアッププランを作っておく。 ●実行する ・人を説得するには、相手の価値観に合わせた説得が必要 →CSIモデル:自己主張の強さと感情を表に出すか出さないかで4象限に区別。 感情が表に出ず自己主張の強い専制君主タイプ:教えを請う姿勢。報告、連絡、相談をまめに。単刀直入に結論から 感情が表にでて自己主張も強い自由奔放タイプ:能力をほめる。先遣隊になってもらう。夢で説得する 感情が表に出ず自己主張も弱い求道者タイプ:論理的に話す。データで説得する。 感情が表に出るが自己主張の弱い縁の下の力持ちタイプ:まめに関心を払う。一緒に活動する。

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2011/08/21

《戦略とは「現在地」と「目的地」を結ぶ「ルート」のことである。》カーナビの「最適ルート」を例えに使ってわかりやすく説明。確かに道を間違えるとナビも一生懸命修正してくれる。 【優れた目標の条件】 ①リーダーが設定した目標であること  ⇒「失敗を覚悟する勇気」と「絶対に戦略を成功さ...

《戦略とは「現在地」と「目的地」を結ぶ「ルート」のことである。》カーナビの「最適ルート」を例えに使ってわかりやすく説明。確かに道を間違えるとナビも一生懸命修正してくれる。 【優れた目標の条件】 ①リーダーが設定した目標であること  ⇒「失敗を覚悟する勇気」と「絶対に戦略を成功させてやるという気概」を持つ覚悟をもったリーダーが掲げる必要あり ②3年程度の期間で到達したい目標であること ③背伸びをしたらギリギリ届くような高さの目標であること ④測定できる目標であること ⑤利他性のスパイスが入っていること(例:地域貢献、環境対策)

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2011/08/17

非常に密度が濃い。むしろ濃すぎる。 “すべきこと”があらゆるページに列挙されており、その隙間に具体的な説明がある。 ちょっと多すぎるような気もするが、ある意味、迷ったときのリファレンスとして活用すべき本なのかもしれない。書かれた“すべきことリスト”のいくつかを選んで実践するくらい...

非常に密度が濃い。むしろ濃すぎる。 “すべきこと”があらゆるページに列挙されており、その隙間に具体的な説明がある。 ちょっと多すぎるような気もするが、ある意味、迷ったときのリファレンスとして活用すべき本なのかもしれない。書かれた“すべきことリスト”のいくつかを選んで実践するくらいがちょうど良い。 基礎知識がない人には難しいかもしれないと思う反面、この本に出てきた言葉を別の本で深く掘り下げるという読み方ができる人なら、真っ先にこの本に手を出すべきであろう。

Posted byブクログ

2011/08/06

非常にわかりやすくて面白かった。 戦略でなくても通常の業務を遂行するにも役立ちそうです。 時間がない人は、本書の各章の最後のポイントを読むだけもで、良いと思います。

Posted byブクログ

2011/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

わかりやすい。そして、面白い 戦略といいながら、SWOTや5フォースといったフレームワークの話は何も出てきません。 戦略論を学ぶ本ではなく、戦略の実行を学べる本です。本書の「はじめに」にも書かれていますが、 「戦略の実行」という現場の視点から”逆算”して構築された戦略の実務書 として定義されています。とくに第5章では「戦略の実行」について記述されており、戦略を実行するプロジェクトリーダのための本といっても良いと思います。 さて、まず戦略ですが、 「戦略とは、現在地と目的地を結ぶルート」 として「旅行の計画」とたとえています。 本書では、それに基づき、第2章に現在地の把握の仕方として情報収集と分析の手法を述べています。 情報収集で情報の優先順位は、顧客情報>自社情報>業界のマクロ動向>競合情報としています。 競合情報って一番最後でいいんですね。競合より、顧客。当たり前ですが、忘れがちなポイント化と思います。 さらに、ここでは情報収集の7つの基本が記載されています。 次に、第3章に目的地の決定として、目標設定の方法が述べられています。 優れた目標はチーム全体のモチベーションを高めることができる。その優れた目標の5つの条件を記載しています。 そして、第4章にルートを決定するとして、戦略立案の方法が述べられています。 最後は第5章で戦略の実行です。ここではコミュニケーションをベースとして、泥臭いことがかかれています。人を動かすために人を4つのタイプに分け、それぞれにあった手法でコミュニケーションを行うことも書かれています。4つのタイプわけをすることは本書以外でも良く聞きますね。コントローラ、プロモーター、アナライザー、サポーターの4タイプです。この章がまさに、プロジェクトマネージャ、プロジェクトリーダが行うべき行動が書かれています。 そして、この章でも、前回のコトラー関連で読んだ「情熱」が出てきます。 他人を巻き込むためにもっとも有効なことは「情熱」の伝染である。 「情熱」の伝染に言葉はいらない うーん、覚えておこう この本は、繰り返し読みたいと思います。 引用タブをつかって、いっぱい「引用」しておくかな...

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2011/07/09

戦略とは「旅行の計画」である 戦略とは、現在地と目的地を結ぶルート ①現在地を明らかにする ②目的地を明らかにする ③現在地と目的地を結びつける方法=戦略を考える 目的地と戦略は、単独で存在できるものではなく、どちらも現在地に依存している ブレイクスルーとは、それまではトレ...

戦略とは「旅行の計画」である 戦略とは、現在地と目的地を結ぶルート ①現在地を明らかにする ②目的地を明らかにする ③現在地と目的地を結びつける方法=戦略を考える 目的地と戦略は、単独で存在できるものではなく、どちらも現在地に依存している ブレイクスルーとは、それまではトレードオフだと思われていたことを、これまでになかった新しいアイデア一発で解消してしまう行為 ブレイクスルーを生む新しいアイデアの多くは「異なる文化」から出てくる メガネとウサギの共通点を見つけなさい 「何を無視するか」が戦略の実務としては重要

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