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七月のクリスマスカード の商品レビュー

3.7

18件のお客様レビュー

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2025/09/18

罪は問わないから、何が起こったのか?本当の事を知りたい。 この物語に出てくる人と、本を読んでいる人はみんな思ったはず。(私も、正直どうなのさ?と、何回も思った) 3部形式で、1部と3部は美緒目線。2部は、美緒たちとであった元検事目線。 美緒は、一番下の弟の事を二番目の弟が...

罪は問わないから、何が起こったのか?本当の事を知りたい。 この物語に出てくる人と、本を読んでいる人はみんな思ったはず。(私も、正直どうなのさ?と、何回も思った) 3部形式で、1部と3部は美緒目線。2部は、美緒たちとであった元検事目線。 美緒は、一番下の弟の事を二番目の弟が殺したと知らされ、二番目の弟を殺す事を考えます。 一方で元検事の方は、若い時に自分の子供を誘拐されてまだ未解決なまま。 誘拐された子供はどうなった?一番下の弟を殺したのは、充なのか?充はどこへ行ったのか? 3つの謎が知りたくて、ページをめくる手が止まりませんでした。

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2024/10/18

タイトルのクリスマスカードの意味がとても素敵だった。全体的に暗い話で、楽しく読み進められなかった。だけど後半になるにつれて、どんどん引き込まれていった。こんなに初めの印象と変わった小説は初めてかも。まだ幼い主人公の手袋を買ってきてくれた主人公がもつ最後の父親の記憶と、父親の正体を...

タイトルのクリスマスカードの意味がとても素敵だった。全体的に暗い話で、楽しく読み進められなかった。だけど後半になるにつれて、どんどん引き込まれていった。こんなに初めの印象と変わった小説は初めてかも。まだ幼い主人公の手袋を買ってきてくれた主人公がもつ最後の父親の記憶と、父親の正体を知った時は衝撃だった。 子供にして生きることに疲れた小学6年生だった主人公と老人であった丈太郎の出会いは主人公の白黒の人生に色を付けてくれたんだと思う。 丈太郎の人柄が素敵で、私も人生で一度はこんな年の離れた友人が欲しいと思った。 1番心が綺麗だったのは、充くんだった。 主人公を支えてきた薫さんにも幸せになってほしい。 充くんには幸せな人生を歩んでほしいと強く願わずにはいられない最後だった。

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2021/04/08

検事の娘は、さらわれ行方不明になった。その後から妻とは別居が始まり、事件は解決しないまま、元検事となった。 その後知り合いの知り合い、さらに知人などの人が都合よく出て来すぎる感じが違和感を覚える。 アルコール中毒の母親を持つ美緒。この母親と父親の元に産まれた3人の子どもがいちば...

検事の娘は、さらわれ行方不明になった。その後から妻とは別居が始まり、事件は解決しないまま、元検事となった。 その後知り合いの知り合い、さらに知人などの人が都合よく出て来すぎる感じが違和感を覚える。 アルコール中毒の母親を持つ美緒。この母親と父親の元に産まれた3人の子どもがいちばん不憫かもしれない。

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2020/10/26

2020.10.25 めちゃくちゃ長かったけれど、夢中で2日で読み終えた。おかげで寝不足。 直前に読んだ『最後の証人』も息子を交通事故で失った夫婦の復讐がテーマの内容だったからケンジ氏の境遇と若干カブるところがありちょっと混乱した。 伊岡さんの作品は、イヤな女を描くのが上手くて...

2020.10.25 めちゃくちゃ長かったけれど、夢中で2日で読み終えた。おかげで寝不足。 直前に読んだ『最後の証人』も息子を交通事故で失った夫婦の復讐がテーマの内容だったからケンジ氏の境遇と若干カブるところがありちょっと混乱した。 伊岡さんの作品は、イヤな女を描くのが上手くて、イヤミスだな、本当にイヤな話だなっていうのが多いけれどこの作品は悲しいけれど、暖かさがあって読後感はよかった。 初恵さんは瑠璃誘拐の全てを知っていて、竹本に近づいたのだろうか(この辺も『最後の証人』とカブる)。それならなぜ竹本に問い質さなかったんだろう。竹本に惹かれていたんだろうか。 美緒の父親が小宮関連の誰かなのか、ケンジと何かしら血の繋がりがあるのではと思ってたけれど、予想は外れた。 死んだと思ってた不憫な充が生きていて良かった。 最後に両親を赦して良かったと思った。美緒も救われてほしい。なにも悪くないのに。 そして薫さんは美緒の母の従姉妹というだけで面倒くさい妹弟を献身的に明るく、自分の子供のように面倒を見ていてすごい。薫さんはなぜ美緒親子にこんなに親切なんだろう?生きている瑠璃見た最後の目撃者という負い目?がずっとあって、美緒たちへ優しくすることで自分の傷を癒していたのだろうか。

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2020/08/19

両親の離婚後、母と弟の3人で暮らす小学6年の杉原美緒。 無理をしてきた母はアルコールに依存し、入退院を繰り返すようになってしまった。 弟とともに母の従妹の薫に引き取られた美緒は、ますます内にこもっていく。 そんな折、薫が経営する喫茶店の常連で元検事という初老の男と知り合いになる...

両親の離婚後、母と弟の3人で暮らす小学6年の杉原美緒。 無理をしてきた母はアルコールに依存し、入退院を繰り返すようになってしまった。 弟とともに母の従妹の薫に引き取られた美緒は、ますます内にこもっていく。 そんな折、薫が経営する喫茶店の常連で元検事という初老の男と知り合いになる。 美緒は徐々に心を開いていくのだが、彼は過去に娘を誘拐され、その事件は未だ解決されていないことを知る。 数年後、成長した美緒は何かに背中を押されたかのように未解決の誘拐事件を探りはじめ、その裏に複雑な人間関係と驚愕の事実が隠されていたことを突き止める―。 (アマゾンより引用) ケンジさんの娘の誘拐事件の真相は何かちょっとわけ分からんやったけど、話は面白かった。 ケンジさんがめっちゃステキな人で、泣けてくる

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2019/02/10

伊岡さんの本だからと、最後まで構えて読んでいたのだが、ラスト近くには思わず涙が…。 そうだったのか、と思わず唸ってしまった。 心を揺さぶられる作品。大好きな一冊となった。素晴らしい!

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2017/10/12

これはミステリーだったのか。 と読み終えて思う。 良い意味で裏切られた1冊。 扱うテーマや 登場人物の抱える問題は重い。 でも不思議な程に読み終えたあとは 雨の後の虹のような そんな読後感。

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2017/06/24

罪と罰、そして償い アルコール依存の母を持つ少女と弟と伯母、と、元検事の出会いと少しずつ深まっていく心の交流。 未解決の、元検事の娘の誘拐事件。 そして成長した少女が解きほぐしていく誘拐事件の真相。 心に傷を持つ者たちへの安直なやさしさはここにはない。それぞれがきちんと己の傷と向...

罪と罰、そして償い アルコール依存の母を持つ少女と弟と伯母、と、元検事の出会いと少しずつ深まっていく心の交流。 未解決の、元検事の娘の誘拐事件。 そして成長した少女が解きほぐしていく誘拐事件の真相。 心に傷を持つ者たちへの安直なやさしさはここにはない。それぞれがきちんと己の傷と向き合うこと、そしてそれを自らの手でうめていくことの困難さと厳しさを突き付けられる。 ラストに満ちる、乗り越えていく者たちへの作者のエールを受け取った。

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2014/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で、何の前情報もなく、帯や折り返しのあらすじもなく、ただただ立ち読みでぱらぱらとめくって、相性が良さそうに感じたので借りてきた本。ジャンルも何も分からず読んでいたので、最初はミステリだと思わなかった。こういうのは久しぶりの経験かもしれない。内容は、テーマは重い。でも、文章の透明感というか、柔らかさが救いになって、読ませる。三部立てになっていて、一部の話から二部の話に入るとき、少々戸惑ったけれど、二部を読み終えてからは早く結末を知りたくなった。読後も悪くない、ややきれいにまとめてあるけれど、登場人物の色々な思いを否定せず包み込まれていたことに安堵した。

Posted byブクログ

2014/04/23

+++ 両親の離婚後、母と弟の3人で暮らす小学6年の杉原美緒。無理をしてきた母はアルコールに依存し、入退院を繰り返すようになってしまった。弟とともに母の従妹の薫に引き取られた美緒は、ますます内にこもっていく。そんな折、薫が経営する喫茶店の常連で元検事という初老の男と知り合いになる...

+++ 両親の離婚後、母と弟の3人で暮らす小学6年の杉原美緒。無理をしてきた母はアルコールに依存し、入退院を繰り返すようになってしまった。弟とともに母の従妹の薫に引き取られた美緒は、ますます内にこもっていく。そんな折、薫が経営する喫茶店の常連で元検事という初老の男と知り合いになる。美緒は徐々に心を開いていくのだが、彼は過去に娘を誘拐され、その事件は未だ解決されていないことを知る。数年後、成長した美緒は何かに背中を押されたかのように未解決の誘拐事件を探りはじめ、その裏に複雑な人間関係と驚愕の事実が隠されていたことを突き止める―。 +++ 小学六年生の少女にとってはあまりにも過酷な家庭環境にあって、美緒は心を閉ざし、周りと関わりを持とうとしなくなっている。母の従妹・薫の古くからの知人である永瀬は、愛娘・瑠璃を誘拐されるという痛ましい想いを抱えながら生きている。薫の店で出会った二人は、互いに何か感じるところがあったのか、次第に打ち解け、頼り頼られる存在になっていく。永瀬の娘の誘拐事件の顛末を間に挟み、時間はずいぶん飛ぶのだが、いくら時が経っても過去の事件が尾を引いており、永瀬の身にも次々と災いが降りかかるのがやるせない。美緒は瑠璃ちゃん事件を追いかけ、真相と思えるところまでたどり着くが、それと同時にいままで自分をがんじがらめにしていた家族の真実にも気づくのだった。だがどちらも、真実が判ったからと言って救われることがないのがあまりにも哀しい。この先の美緒の人生を応援したくなる一冊である。

Posted byブクログ