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アンナ・カレーニナ(1) の商品レビュー

4.1

44件のお客様レビュー

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2026/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『戦争と平和』と並ぶトルストイの代表作 政府高官であるアレクセイ・カレーニンの妻アンナは、兄のオブロンスキーとその妻ドリーの喧嘩を仲裁するためにペテルブルクを訪れたところ、エリート将校であるヴロンスキーに一目惚れする その一方で、地主貴族でありオブロンスキーの親友でもあるリョーヴィンはオブロンスキーの義妹キティに求婚するも断られていた この恋敵がヴロンスキーであり、キティも彼を気に入っていたのだが、前述のタイミングでヴロンスキーもアンナに惚れる。それを知り気に病んだキティはドイツに湯治に向かう あらすじを聞いて分かる通り非常に複雑な人間関係なのだが、主要登場人物に関しては読んでいる内に慣れて特に気にならなかった 特定の状況にしか登場しない人物については、付属の登場人物紹介のしおりも参照しつつメモなど取って読むのがいいと感じた 1巻の時点でそれなりに物語が展開され、リョーヴィン・キティ・ヴロンスキー・アンナらの話がそれぞれ進行していくのだが、トルストイはどうやら人間の感情を描くのが上手で、ロシア文学らしい彼らの感情の激しい変化があるおかげで退屈せずに読めた アンナとヴロンスキーが、お互いを第一に考え外の世界のことなんか全く気にしたくないような様子である一方、キティとリョーヴィンの二人に関しては、求婚を断り断られた関係であり複雑に思いあっている上に、外の世界に開かれた関係(リョーヴィンは農地で、キティは湯治先で)もあるためそれで心労も感じている様子があった 2巻でさらにどのように物語が展開されるのか楽しみ

Posted byブクログ

2026/02/20

“幸せな家族はどれもみな同じように見えるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。” 冒頭の一文から、何やら怪しげな雰囲気を感じます。どんな不幸が描かれているのか?家庭の中の揉め事の原因、それは不倫です。タイトルのアンナが主人公ですが、アンナの兄、オブロンスキーの浮気発覚から...

“幸せな家族はどれもみな同じように見えるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。” 冒頭の一文から、何やら怪しげな雰囲気を感じます。どんな不幸が描かれているのか?家庭の中の揉め事の原因、それは不倫です。タイトルのアンナが主人公ですが、アンナの兄、オブロンスキーの浮気発覚からのスタートです。そして、もれなくアンナも不倫をするのです。血は争えないということなのでしょうか。 余談ですが19世紀のロシア、フランスの上流貴族社会では、愛人をもつことが黙認されており、ただ深刻さが増すと決闘もありということを他の本で読んだことがあります。社交界と聞くと華々しいイメージですが、内情は恐ろしいです。 不倫話と並行して、結婚話(リョーヴィンとキティ)もあります。『戦争と平和』(トルストイ)と同様、情景・心情描写に引き込まれました。望月訳、読みやすいです。(2026.2.13 読了) 2巻へ  以下、あらすじなどのメモ ・オブロンスキー(アンナの兄)、子供の家庭教師との浮気発覚→妻ドリーと離婚危機→アンナが仲裁に入るも、また浮気→そんな中でもドリーは妊娠 ・リョーヴィンはキティに告白するがフラれる。→キティはヴロンスキーと結婚するかと思いきや、裏切られる。(原因は、アンナとヴロンスキーの恋仲)→キティ、恋の病におちいる。→ドイツの保養地にて体調回復。 ・アンナの夫、カレーニン、妻に裏切られたことを知る。

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2026/01/12

なぜもっと早く読んでおかなかったのだろう。ロシア文学は読みにくい(最初のロシア文学がドストエフスキーの白痴だったから尚更かも)という意識が強く、積極的に読めなかったのだけれど、読みやすい。アンナは、貞淑で善良だという第一印象だったけれど、恋によって自制がききにくくなっていく様子が...

なぜもっと早く読んでおかなかったのだろう。ロシア文学は読みにくい(最初のロシア文学がドストエフスキーの白痴だったから尚更かも)という意識が強く、積極的に読めなかったのだけれど、読みやすい。アンナは、貞淑で善良だという第一印象だったけれど、恋によって自制がききにくくなっていく様子が面白い。リョーヴィンの住んでいる場所も描写が美しく、絵画のよう。キティが夢を見て落ち込み回復していく様子も、人へ憧れ失望するところも、「人間」という感じで、読み応えがあった。

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2025/07/16

ロシア系の登場人物、覚えにくい。 オブロンスキー、ヴロンスキー、しまいにはぽっと出でオヴァンスキーみたいな人物も出てきたり。笑 題になってるアンナ・カレーニナが出てくるまで、何が繰り広げられているんだ…とちょっと苦しかった。 競馬の場面の描写は、自分が騎手になったかのようで夢中に...

ロシア系の登場人物、覚えにくい。 オブロンスキー、ヴロンスキー、しまいにはぽっと出でオヴァンスキーみたいな人物も出てきたり。笑 題になってるアンナ・カレーニナが出てくるまで、何が繰り広げられているんだ…とちょっと苦しかった。 競馬の場面の描写は、自分が騎手になったかのようで夢中になって読んでしまった。

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2025/03/29

フロベールの『ボヴァリー夫人』は不倫という点で共通しているが、タイトルは〇〇夫人となっている。『アンナ・カレーニナ』が「カレーニン夫人」という題ではないことは、誰かのものではなく一個人であることを主張しているのではないか、と思うのは考え過ぎだろうか。もう1人の主人公リョーヴィンと...

フロベールの『ボヴァリー夫人』は不倫という点で共通しているが、タイトルは〇〇夫人となっている。『アンナ・カレーニナ』が「カレーニン夫人」という題ではないことは、誰かのものではなく一個人であることを主張しているのではないか、と思うのは考え過ぎだろうか。もう1人の主人公リョーヴィンとキティの行末を楽しみにしながら、読み進めていこうと思う。

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2025/03/18

恋に落ちたり、不倫をしたり、それをたしなめたり、噂したり、不信に落ちたり。あまりにもその過程の描写が迫真だ。翻訳もいいのだろうが、やはり古典恐るべしである。 メモ: ・冒頭の列車での事故は、何かの暗示だろうか ・オブロンスキーの不貞は、何かの暗示だろうか ・ウマの背骨が折れたの...

恋に落ちたり、不倫をしたり、それをたしなめたり、噂したり、不信に落ちたり。あまりにもその過程の描写が迫真だ。翻訳もいいのだろうが、やはり古典恐るべしである。 メモ: ・冒頭の列車での事故は、何かの暗示だろうか ・オブロンスキーの不貞は、何かの暗示だろうか ・ウマの背骨が折れたのは、何かの暗示だろうか ・ウソをつかないことの両義性。欲望に正直。しかし、世間体は無視できず、正直に従いたい。良心以上の倫理の存在の主張か。

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2025/02/11

自分は浮気者の気持ちは全くもってわからないし、まして、他人を不幸にしてまで恋に走る人の気持ちなんて理解できそうもない人間だが、丁寧な心情描写により、これはもう仕方がないと思わせるのはさすが世界的文豪のなせる技か。とはいえ、より胸に迫るのは、穏やかに整然と農作業に打ち込むリョービン...

自分は浮気者の気持ちは全くもってわからないし、まして、他人を不幸にしてまで恋に走る人の気持ちなんて理解できそうもない人間だが、丁寧な心情描写により、これはもう仕方がないと思わせるのはさすが世界的文豪のなせる技か。とはいえ、より胸に迫るのは、穏やかに整然と農作業に打ち込むリョービンや、侮辱されたと思い、悩むキティ、朗らかな人に尽くすワーレニカなど、周辺人物で、リョーヴィンやワーレニカのように私も生きたい…

Posted byブクログ

2025/01/22

名作を読もうシリーズ。とっつきやすさから光文社の新訳文庫で。村上春樹の「眠り」という短編で主人公がむさぼり読んでいた小説。そのころから気になっていたものを10数年越しで。

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2025/01/11

602P 1877年に単行本初版が刊行された。 ソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)は、1922年から1991年まで存在した社会主義国家です。 一応アンナ・カレーニナ通読はしたけど、難しかった。ロシア文学退屈なんだよね。yvanもそう言ってるけど。

Posted byブクログ

2024/12/02

ロシア文学、古典の傑作という事でかなりの密度だったが、おすすめされた光文社古典新訳文庫訳で挑戦 物語は2つの主旋律が進んでいくイメージで、 時系列や相関が複雑に絡み合っていく また、主要人物の深層心理がどこまでも掘り下げられており、 更に当時のロシアの貴族社会の風俗的な描写、...

ロシア文学、古典の傑作という事でかなりの密度だったが、おすすめされた光文社古典新訳文庫訳で挑戦 物語は2つの主旋律が進んでいくイメージで、 時系列や相関が複雑に絡み合っていく また、主要人物の深層心理がどこまでも掘り下げられており、 更に当時のロシアの貴族社会の風俗的な描写、今後の帝国主義の崩壊の萌芽も相まって、 理解を進めるのには多次元的な整理がいるかもしれない 刹那に向かうことで狭まっていくことと 理解できないことが最後には広がっていくこと その対比を俯瞰していくと様々な絵が見えてくると思った

Posted byブクログ