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僕の妻はエイリアン の商品レビュー

3.7

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    15

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2024/06/19

マルチタスクが苦手とか 雑踏下で優先的に音(情報)を拾いにくいとか 不安が怒りに変わり周囲に当たり散らしてしまうとか 予測できないことにあたったりルーチンが崩れると不安だとか そのあたりは自分自身にも少なからず当てはまるので違和感がなく読めました。 でも、そんな生きにくさをカバー...

マルチタスクが苦手とか 雑踏下で優先的に音(情報)を拾いにくいとか 不安が怒りに変わり周囲に当たり散らしてしまうとか 予測できないことにあたったりルーチンが崩れると不安だとか そのあたりは自分自身にも少なからず当てはまるので違和感がなく読めました。 でも、そんな生きにくさをカバーするように情報を集めるだとか(集める行為自体に固執するのかな?)好奇心があることは素直に羨ましいです。興味の対象が限局している方も多いと思うので(私はガッツリそのタイプ笑) 妻の賢さや努力に支えられつつも気分の波や鬱症状と向き合う必要のある旦那の苦労も相当と伺えます。 理解のある旦那とハイスペックエイリアンだから本まで出したりある種輝いているけど実際同じような夫婦で悪戦苦闘しているところは星の数ほどあるような気がしました。 関係ないですけど読んでる間中ナユタン星人の某曲が頭から離れませんでした、、、。

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2023/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ノンフィクションではあるが、普通にリアルな小説として楽しませてもらいました。著者のあとがきを読んで驚きました。それに気づいたとき印象が変わると思う。

Posted byブクログ

2021/12/02

自閉症スペクトラムの事を異星人って表現するのはなかなかユーモアがあって、著者の言葉への深い理解と尊敬を感じさせる部分な気がした。 異星人が日常でどんなズレを感じているのか、分かりやすくてとっても興味深かった!

Posted byブクログ

2021/11/29

言語能力が高めな「高機能自閉症」の妻(=作中ではエイリアン妻、異星人妻)について書かれた日常エッセイです。 私が感じたのは、少々潔癖で几帳面な定型発達の夫と、英語が堪能で、難しい文章を読解する言語能力はあるものの、コミュニケーションが苦手な高機能自閉症妻、というイメージでした。...

言語能力が高めな「高機能自閉症」の妻(=作中ではエイリアン妻、異星人妻)について書かれた日常エッセイです。 私が感じたのは、少々潔癖で几帳面な定型発達の夫と、英語が堪能で、難しい文章を読解する言語能力はあるものの、コミュニケーションが苦手な高機能自閉症妻、というイメージでした。 高機能自閉症とひとくくりに言ってみても、恐らく「大まかな傾向」「てきめんに苦手なこと」は共通していても、性格や育った環境要因などによって、その人の性格や人となりは定型発達の人間と同様、非常に多岐にわたるようです(当たり前といえば当たり前のことですが、その発達の特性のために、往々にして見落としがちなところであると思います)。 実際、このエッセイの中で出てくる妻は、何でも中途半端にしておけない性格と言語能力の流暢さが相まって、夫を質問攻めにしてうんざりさせてしまったり、時にはそのことで喧嘩になったりもしていますが、市川氏によるあとがきでは、自閉症系には「論理性優位」と「映像優位」という分け方があるそうで、妻は「論理性優位」タイプなのだと思います(市川氏は映像型だそうです)。 内容を読んでいても、理屈で納得しないと先に進めない、という感じがとてもよく理解できました。 私は身近に高機能自閉症の方はいないのですが、身近にいたら興味深いことがある半面、感情面で定型発達の人間としては辛いことが多そうだなと感じました。 特に心中を察して欲しいと強く感じる場面(お葬式とか喧嘩中とか、あと少しで感情が決壊しそうな場面、あるいは印象が大切な初対面の相手と会う場面)では、不自由というか、困りごと?(しっくりくる言葉がすぐ見つからないのですが)が凄く多そうな印象を受けました。 自分に余裕がないときには距離を置く。この夫妻が実際にしている方法ですが、これ以外の最適解がないようにも思えました。 定型発達同士でも、些細な行き違い・思い違いから人間関係が複雑化して、相互理解が上手くいかないことが多々ありますが、これはそのレベルをやすやすと越えているなと感じます。 そんな中で二人屋根の下で暮らしているのは、やはり凄いなと感心せずにはいられません。 高機能自閉症について、興味のある方もそうでない方もどうぞ。

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2020/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでいる途中から、やけに著者である夫が妻のことを褒める描写がしつこく気になりだした。 それでも最後まで読み、著者が妻と知り納得。 夫が妻目線で書いたものも見てみたくなった。 案外こういう人って身近にいるんじゃないかなあと思った。

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2019/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

若干妻よりで見ていたからなのか、 夫もなかなか気難しそうとか思ってましたが、 妻が夫視点で書いていたと分かり、なんとなく納得しました。 妻さんのものすごい知的好奇心とパワフルさを感じる本です。 二次的障害 怒りは恐怖や不安の表現でもある

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2019/02/27

結婚してからアスペルガーだと診断された妻を持つ夫の苦労・愚痴話。 いわゆる「カサンドラ症候群」ってやつかと思いながら読み進めたのだが、どうにも夫が自分のことを棚に上げて、すべてのうまくいかない元凶を妻の障碍のせいにしている思考が鼻につき、ずっともやもやしていたのだが、著者あとがき...

結婚してからアスペルガーだと診断された妻を持つ夫の苦労・愚痴話。 いわゆる「カサンドラ症候群」ってやつかと思いながら読み進めたのだが、どうにも夫が自分のことを棚に上げて、すべてのうまくいかない元凶を妻の障碍のせいにしている思考が鼻につき、ずっともやもやしていたのだが、著者あとがきで衝撃のネタばらし(まさか叙述トリックミステリだったとはw)。 自閉症スペクトラムとはどんなものなのかという興味を持つきっかけづくりとして本書は最適。

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2018/01/10

高機能自閉症の妻を持った夫が妻との生活を綴ったエッセイ...らしい。 自閉症のかたを描いたものというのは東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』を読んだことがあるのみ。 東田さんとの共通点や違う点を思い起こして読み比べてみるのが興味深かった。やっぱ、ぴょんぴょん跳ねるのは心を...

高機能自閉症の妻を持った夫が妻との生活を綴ったエッセイ...らしい。 自閉症のかたを描いたものというのは東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』を読んだことがあるのみ。 東田さんとの共通点や違う点を思い起こして読み比べてみるのが興味深かった。やっぱ、ぴょんぴょん跳ねるのは心を落ち着かせるためなんだね。 「妻」は饒舌というか自分のことを分かりやすい例えで語ってくれるのでありがたい。彼女の気持ちも分かるゆえ、「夫」になんでこんなことも分かんないの?とちょっとイラつくことも。 最初から「夫」のキャラにも「妻」のキャラにも違和感があったのですがその理由が著書のあとがきによって明らかになったときは合点がいった。なるほど、そういうわけだったのね。 解説は自身も自閉症スペクトラムの作家、市川拓司さん。 彼も「妻」とも東田さんとも違っていて、当たり前だけどひとくくりにしちゃいかんな、と思いました。

Posted byブクログ

2016/12/24

ざっくり読んで満足。 この作者(アスペルガー障害の本人)はIQも高くて困難を乗り越えるための方法を自分の頭で考える力も(場合によっては健常者以上に!)あるのに、それでも悲しいくらいのコミュ障にならざるを得ないんだなぁと……。 発達障害ってやっぱり大変だなぁ。

Posted byブクログ

2015/06/06

共感する 人の気持ちなんか目を見てもよくわかんないよ でもそこに逃げるのでなく立ち向かう妻の姿がかっこいい わたしはちょっとくじけてるとこだから

Posted byブクログ