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僕の妻はエイリアン の商品レビュー

3.8

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2011/10/03

高機能自閉症、アスペルガーの妻を持った夫の、日常生活と診断までの道のりをつづったノンフィクション(と思いきや最後にびっくりな種明かしもあり)。 読み物として純粋に面白かったし、彼らはこんな感じの捉え方をするのかと勉強になった。

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2011/09/25

久々にドーンと感動した一冊。アスペルガー症候群の妻を抱えた夫の手記、ということになっているけど、実は、読んでみてのお楽しみ。 アスペルガーについての格好の入門書にして、障害者関係に従事している人たちにとっても、かなり楽しめる一冊。 学習障害と並んで、最近とみに話題になることの多...

久々にドーンと感動した一冊。アスペルガー症候群の妻を抱えた夫の手記、ということになっているけど、実は、読んでみてのお楽しみ。 アスペルガーについての格好の入門書にして、障害者関係に従事している人たちにとっても、かなり楽しめる一冊。 学習障害と並んで、最近とみに話題になることの多い高機能自閉症。 大人でも、こういう障害を持っていて、自分でも自覚がないし、また他人からも指摘されないので、 まったく気がつかないまま生活している人も多いという。 会社、職場にいるちょっと変な人、困り者が、実はこれだったなんてこともありそうなんだけど、それを 解説ではなく、結婚相手のそれとしてごく至近距離から、肉声で手記として書いちゃったというのがこれ。 そんじょそこいらの解説本とは、桁外れに面白いし、 もっと、目が飛び出すような、もちろんこれは誇張ではなく、本当に目が飛び出すか、 点になってしまうような、オチがある。 これは、読んでみての「お楽しみ」! ホントに、ぶっとびますから・・・ 身内や職場に、こういう障害っぽい人がいたら、ぜひぜひ読むべきですよ。 著者のサイトをリンクしておきました。 「Alien Mind」というタイトル。アスペルガーについての情報、著作、ブログがあります。 アスペルガーを異星人みたいに表現するのはこの人から始まったのでしょうか。 二キ・リンコさんのサイトも「自閉連邦在地球領事館付属図書館」なんてタイトルですね。

Posted byブクログ

2011/09/15

常人より人並みの能力を持たないことは障害と区別されるが、 常人より人並みの能力を持ち過ぎることも障害と区別される。

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2011/08/07

友人が貸してくれました。 自閉症と言っても色々とあるんだなあ、と興味深く読みました。 それにしても一見普通の人となんら変わるところのない方が 電話での応対がマトモにこなせなかったり、電話番号が聞き取れなかったりしたら使ってるほうもそれがその人には大変難しいこととはわからな...

友人が貸してくれました。 自閉症と言っても色々とあるんだなあ、と興味深く読みました。 それにしても一見普通の人となんら変わるところのない方が 電話での応対がマトモにこなせなかったり、電話番号が聞き取れなかったりしたら使ってるほうもそれがその人には大変難しいこととはわからないから困っただろうなあなんて思いました。 人の感じ方はそれぞれで他の人とまったく同じと言うことはありえないのだからたかがそれぐらいで、とかそんなことで?と自分が思うような事柄でも他の人にとって見れば大変な重要問題と言う こともあるのだろうなあ。 どうしても付き合いが長くなると友人や家族は自分と同じような価値判断をもって行動したり判断をするものだと思いがちですが実際その人が物事をどのように受け止めてるのかは人によって違うんだよな、と言う当たり前のことを再確認させて頂いたきました。 面白かったです。がちょっと文章が読みにくかったです。 それにしてもオクサマの努力と前向きな姿勢はすごいです。評価されてしかるべき!ダンナももう少し大仰に褒め称えてあげても良いかも知れません。うん。

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2011/04/10

最初、読んだ時夫にイライラしっぱなしだった。 ただ、妻に対しての不満をこの本を書くことによって発散してるような気がして、、、。 でも、実はちゃんと最後まで読んだらちゃんと裏があったのよね。 高機能自閉症と名前を付けることによって、差別化してる印象を受けるけど、 その特性を理...

最初、読んだ時夫にイライラしっぱなしだった。 ただ、妻に対しての不満をこの本を書くことによって発散してるような気がして、、、。 でも、実はちゃんと最後まで読んだらちゃんと裏があったのよね。 高機能自閉症と名前を付けることによって、差別化してる印象を受けるけど、 その特性を理解する事によって、上手く共存する事も出来るんだね。 人はみんな少しずつ歪んでるから、 それを許す気持ちが大切だと思う。

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2011/02/04

かつて、高機能自閉症の子を担当した際、私の常識を超えた行動に困惑した事がありました。この本では高機能自閉症の方が実際に社会に適応すべくされている努力を垣間見ることができ、周囲の関わり方の参考になります。

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2010/10/21

「高機能自閉症スペクトラム」アスペルガー寄り、という障碍をもつ著者が、パートナーである夫の立場で書いた本。「努力も才能のうち」と言うなら、その才能のとんがりっぷりが面白いしすごいと思う。 自分の周辺にも「あるよなこんな事」ってことが書かれていたりしてスッと入っていけますよん。程度...

「高機能自閉症スペクトラム」アスペルガー寄り、という障碍をもつ著者が、パートナーである夫の立場で書いた本。「努力も才能のうち」と言うなら、その才能のとんがりっぷりが面白いしすごいと思う。 自分の周辺にも「あるよなこんな事」ってことが書かれていたりしてスッと入っていけますよん。程度の差こそあれ、周りにこんな人いませんか?

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2010/10/19

高機能自閉症である著者が夫の視線で自分のことを綴ったエッセイ。 「障害」をあつかっていながら全くお涙ちょうだいではなく、 アスペルガーというちょっと変わった隣人を理解することができる良書です。

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2010/10/08

夫婦がきちんと向き合ってるのが素晴らしいなぁ。アスペルガー症候群を知るきっかけになったのは勿論、妻が自分の周りとのズレを少しでも埋めようと努力している姿が良かった。そして上手くいかないからといってすぐに見捨てるような夫ではなくて良かった!一つの理想の夫婦の形。

Posted byブクログ

2010/09/13

タイトルに惑わされず、良い人間関係を築きたいすべての人にオススメできると感じた本! 読んでみてまず印象的だったのは 高機能自閉症である「妻」が私とそっくりだったこと。 (夫に貸してみたら、確かに似てる!と) 私の場合は(調べたことはないけど)自閉症の傾向は恐らくな...

タイトルに惑わされず、良い人間関係を築きたいすべての人にオススメできると感じた本! 読んでみてまず印象的だったのは 高機能自閉症である「妻」が私とそっくりだったこと。 (夫に貸してみたら、確かに似てる!と) 私の場合は(調べたことはないけど)自閉症の傾向は恐らくなく、よって成長の過程で克服したこともたくさんあるのだけど、 ・言葉の扱いに敏感で ・電話でのコミュニケーションが苦手 ・数字に極端に弱い(「妻」ほどではないが。) ・直接会っての会話より、メールなど文字ベースのほうが圧倒的に得意 ・パートナーである「夫」へのコミュニケーションのとりかた ・心の状態によっては聴力が敏感になりすぎてしまって大切なことがかえって聞き取れない(これは最近はほぼなくなったけど) などなど、心から「わかるなぁ・・・」の連続で、 ときには妻と一緒に涙ぐみそうな場面も。 例えば、夫婦間で意見が対立してこじれる、つまり夫婦喧嘩について --- (妻の主張する)お互いの意見をぶつけ合って考え方の違いをはっきりさせ、納得いくまでとことん話し合って問題を解決する、といった方法は、どうも僕にはぴんとこない。どちらかというと、ムダな対立は避けて、時間が解決するのに任せるほうが自然な流れだと思う。 --- という夫側からの記述があるのだけど、私にとっての大切な人とのケンカも、時間に解決してもらうなんて曖昧な流し方は絶対したくないもの。 完全に「妻」側の意見に同意だし、自分の夫がこんな態度を見せたらそれこそ追及しまくってしまうだろうと思う。 自閉症の人の特徴として、 ・人の顔色や空気を読むといったことが極端に苦手(できない) といったことがある。 先述のケンカのくだりについても、「妻が言葉に厳密すぎる、空気でコミュニケーションできない」点についてのエピソードとして紹介されているのだけど 私からしてみれば、それは自閉症だろうが何であろうが 大切な人とのコミュニケーションにおいて 「見たらわかるでしょ」 「それくらいわかってよ」 というのは単なる甘えや依存なんであり、 真剣に良い関係を築きたかったらお互いきちんと言葉にして伝えあうべきなんじゃないかと思うのだ。 以心伝心というのは、そうやって言葉や行動を尽くした上での、小さな奇跡、プレゼントみたいなものなんじゃないかと。 つまり、本書に書かれていることは 「自閉症という特殊な特徴を持つ(エイリアン)である人と、(地球人)である人の共同生活」に限定されるものではなく、むしろ そもそも別人格である二人の人間~特に夫婦~が心地よい関係を築いていくにあたっての普遍的なプロセス に他ならないのではないかと、強く感じた。 ちなみに、 私の場合はむしろ「他人の顔色が気になりすぎる」傾向があるため、その点については自閉症の特徴からかけ離れているのだけど にも関わらず「似てる」理由について。 それは多分、人が持つ様々な要素の中でも、「言語能力が特に高い」ということに起因するのではないかと。 本書の「妻」の言語能力の高さは、その実績からも、検査結果からも明らかなのだけど、 私自身も、思考・コミュニケーションなどに関して、言語に頼る部分が他の要素(例えば感情や常識など)に頼る部分よりも高いと自覚していて、 そこが似てる理由かなと思った。

Posted byブクログ