1,800円以上の注文で送料無料

この世界の片隅に(アクションC)(中) の商品レビュー

4.2

72件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/08/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

空襲に遭ったらキレイな死体から早く片付けて貰える 人が死んだら記憶も消えて秘密は無かったことになる というリンさんの言葉は印象的だった。 はっきり言葉にはしないでいる三角関係の様子が なんとも切なく淡い。

Posted byブクログ

2020/08/09

主人公のすずさんは大正14年生まれ。今も生きていれば93歳の年齢となる。物語の中では戦時中の生活の様子が描かれており、当時の人たちがどのように暮らしていたのかを知ることができた。 物語の中で、「隣組」の歌が出て来る場面がある。もともとドリフの曲かと思っていたが、元ネタがあったとは...

主人公のすずさんは大正14年生まれ。今も生きていれば93歳の年齢となる。物語の中では戦時中の生活の様子が描かれており、当時の人たちがどのように暮らしていたのかを知ることができた。 物語の中で、「隣組」の歌が出て来る場面がある。もともとドリフの曲かと思っていたが、元ネタがあったとは知らなかった。 この歌を知っているか職場の利用者さんに聞いてみると、知っていると言われ歌ってくれた。 本当に物語で描かれていたような生活を送られてきたのかと思うと、胸にくるものがある。 高齢者に関わる仕事をしている人は必ず一度は手にするべき本だと思った。その時代を生きてきた人たちを見る自分の目や気持ちが変わると思う。 物語では、「居場所」という言葉がよく出てくる。 普段の生活を安心した気持ちで過ごせ、日常となる(とする)こと。それが幸せなのかもしれないと感じた。

Posted byブクログ

2020/06/09

つらい話、ちくりと痛い話、ほのぼのした話、いろいろ入り混じって、日常が過ぎていく。オチがふんわり笑えるけど、それでも大変な時代。 すずさんや晴美さんの存在は本当に和むねぇ。

Posted byブクログ

2020/01/21

2020.01.16 「さらにいくつもの」の箇所。 リンさんと周作さんの事、水原さんとの一夜 「代用品」のセリフが悲しく、その後に水原さんのことがあるから 余計に苦しくなる 周作さんとの情事シーンもあるけど、常にどこかに むなしさをかかえている

Posted byブクログ

2019/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すずの夫、周作さんはあの人さらいの出来事からすず一筋なのかと思ってたら、どうやらそうではなかった様子。 また、すずも幼馴染の水原とお互いに淡い恋心を抱いており、入湯上陸の際に北条家へ立ち寄ると周作に水原との仲を取り持たれる。それを怒るすず。水原、すず、共にすずが周作を愛し始めたことを知る。 戦争が激しくなってきた頃。読んでいると心が痛くなってくる。すぐそこに人が死んでいても騒ぐことなく通り過ごす。これが日常と理解しているけれど、戦争って恐ろしい。

Posted byブクログ

2019/07/02

読んだときは、それほどと思っても後で思い返すと 「ああ、いい話だ」と思う物語やマンガがあるけど これもそう。 今度はアニメも見たい。

Posted byブクログ

2019/06/14

一歳にも満たない母を置いて戦死した祖父との小さな思い出を一つ一つ幸せそうに語った祖母。私が食べ物を残すと、疎開先で年下の女の子よりも食べてはいけないと思っていた、と涙をためて怒った父。私にはそんな思い出がありますが、今や戦争の知識は、知らない世代から伝え聞く時代に。当たり前だけれ...

一歳にも満たない母を置いて戦死した祖父との小さな思い出を一つ一つ幸せそうに語った祖母。私が食べ物を残すと、疎開先で年下の女の子よりも食べてはいけないと思っていた、と涙をためて怒った父。私にはそんな思い出がありますが、今や戦争の知識は、知らない世代から伝え聞く時代に。当たり前だけれど、あの時代だって、みんな精一杯「日常」を生きていました。平凡な日常を続けようとする人たちへの身近すぎる死が、理不尽な死が、悲しみ以上の痛みで伝わってきます。こんな戦争や原爆の伝え方もあるのだと読書中ずっと圧倒されっぱなしでした。

Posted byブクログ

2019/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回からかなり話に展開が出てきて、上よりも読み込んでしまいました。料理の描写がすごく好きで、すずが楽しそうに料理を作っていたり作業をしてるシーンはこちらも楽しくなります。また遊郭も絡んできて、夫~~!ってなりましたが、これまた人間関係にアクセントが出てきて面白かったです。さらに最後のリンのセリフに、死んだら記憶もなくなって、なかったことになるとありましたが、深いですね。かなり罪ですが…。

Posted byブクログ

2019/05/04

コマ割りが独特な感じがして若干読みにくい。逆に言うと一般的なコマ割り(それがどんなものなのか分からないけれど)は、読みやすいコマ割りがどんなものなのかまったく意識に上らないほど完成されているものなのかもしれない。闇市で絵の具を見つけたときのすずさんは可愛い。リンさんとの関係、哲と...

コマ割りが独特な感じがして若干読みにくい。逆に言うと一般的なコマ割り(それがどんなものなのか分からないけれど)は、読みやすいコマ割りがどんなものなのかまったく意識に上らないほど完成されているものなのかもしれない。闇市で絵の具を見つけたときのすずさんは可愛い。リンさんとの関係、哲との関係が切ない。鬼いちゃんで『化物語』とネタかぶり。その鬼いちゃんが帰ってくるところがあっけなく、なんとも言えない気分。箱の中身が分かったあとの家族の反応や、憲兵さんが帰ったあとの浦野家の明るさ。時代がどうあれ、普通の市民の生活がここにある。

Posted byブクログ

2019/01/22

2017年1月17日(火)にbookstudio姫路店で購入。周りの人が映画や小説を評価していたので、まずは原作からということで買って読んでみた。まだ物語の世界観に感情移入できず、いまひとつ。

Posted byブクログ