グ、ア、ム の商品レビュー
なんともいけてない家族。 グアムに行くにあたってなんかグアムに関する小説を!と思って読んでみた。 が、まったくグアムに行きたい気持ちにはならない小説。笑 責任転嫁な長女のむちゃくちゃぶりがいらつくところです。 家族のただのグアム旅行。 なんともだらだらと。 でもなんとなく読め...
なんともいけてない家族。 グアムに行くにあたってなんかグアムに関する小説を!と思って読んでみた。 が、まったくグアムに行きたい気持ちにはならない小説。笑 責任転嫁な長女のむちゃくちゃぶりがいらつくところです。 家族のただのグアム旅行。 なんともだらだらと。 でもなんとなく読めてしまう。ちょっといらつきながら。
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表紙から、そしてタイトルから、とっても軽い感じがする。 けど決してそんなことはない、本谷有希子の本、『グ、ア、ム』。 この独特の家族感は私すごく感情移入できた。 うちもすごく変わっているから。 帯に、「家族って大変だ!」と大きく書かれているんだけど、 正にその通り。家族って素晴...
表紙から、そしてタイトルから、とっても軽い感じがする。 けど決してそんなことはない、本谷有希子の本、『グ、ア、ム』。 この独特の家族感は私すごく感情移入できた。 うちもすごく変わっているから。 帯に、「家族って大変だ!」と大きく書かれているんだけど、 正にその通り。家族って素晴らしいとか、家族ってありがたいとか 貴重だとか、そんな言葉にするのはなんかとっても拍子抜けな感じで、 ありきたりな言葉だが大変だとまとめてしまうのが、とっても自然だと思う。 ちょいちょい笑いどころあって、イヤ、満載で、父とおもちらへんは 大好きだ。母も、なんでこう面白いのだろう。ナチュラルなんだけどね。 何度か読み直すだろう本。
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前半は、読んでいてこれまでの本谷作品とちょっと違うかもなぁって思って、しかもそれは明らかに作品をいい方向に向かわせていて、これはひょっとすると、と思って読み進んでいったら、いつの間にかいつも通りになっていた。という。。。二つに分かれた道に出て、いっつもとは違う道を通ったはずなのに...
前半は、読んでいてこれまでの本谷作品とちょっと違うかもなぁって思って、しかもそれは明らかに作品をいい方向に向かわせていて、これはひょっとすると、と思って読み進んでいったら、いつの間にかいつも通りになっていた。という。。。二つに分かれた道に出て、いっつもとは違う道を通ったはずなのに辿りついてみたらいっつもと同じところに出てしまったような。うーむ、どこでそうなってしまったか。でも、明らかにその才能は途上中であることが窺える。(08/7/2)
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本谷さんの書く、負の力強さが大好きなのだけれど、そういう作風もちょっと限界が来ているのかなぁと感じた。
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北陸出身の母と姉妹3人は、父親のススメで初の海外旅行に出かける。 姉は東京でニート生活、妹は関西で銀行務めでそれぞれパットしない暮らしぶり。元々あまり仲のよい姉妹ではないし離れて暮らしているために意思の疎通もない。 この小説に登場する姉妹は名前ではなく「上」と「下」として表現され...
北陸出身の母と姉妹3人は、父親のススメで初の海外旅行に出かける。 姉は東京でニート生活、妹は関西で銀行務めでそれぞれパットしない暮らしぶり。元々あまり仲のよい姉妹ではないし離れて暮らしているために意思の疎通もない。 この小説に登場する姉妹は名前ではなく「上」と「下」として表現される。せっかくのグアムに到着するも北陸のような曇天続き、しかも生理も始まってしまうなど、まったくついてない旅行だ。 家族という関係は、切ることができない。近親憎悪まではいかずとも、やっかいな関係だ。母親は姉妹に気を使う。そして父親に報告するためだけに写真を撮る。旅行のスポンサーである父の存在とは何?この小説はそこいらへんにいっぱいある家族の日常を描いているのにとてもシュール。シュールは日常に満ち満ちている。 表紙の絵がいい。ボッテチェリの「ヴィーナスの誕生」のカリカチュア。スプーン顔の女神も神話の中でシュールに存在する。
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物語の舞台は違えども、彼女の舞台で観たような話。正直マンネリ化してきた印象。残念。ダメな家族に対してマトモな身内のフラストがたまり、終盤でお互い爆発、みたいな。彼女の作品にしては毒は薄いです(彼女風のコメディとでもいいましょか)
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面白かったー。自分が今まで読んだ本谷作品とちょっと雰囲気違うなぁと思った。最後ら辺の長女が次女にくだまくシーンは「おぉ、有希子節…」と思ったけれど。
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家族小説?! 本谷さんの本、いつもテンポ良く、心地いいほどの毒。 表紙、『ビーナスの誕生』気付いたときは笑えました!
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姉妹の仲の悪さに気を遣って右往左往する母親の姿がよかった。この母娘たちが家族として成り立っているのは、父親の存在がでかい。でもこのグアム旅行に父親は留守番でいない。グアムは台風接近で大荒れ、母親は生理、妹は親知らずを抜いたばかりの歯痛に悩まされ、姉は「ワーキングプア」中で万年金欠...
姉妹の仲の悪さに気を遣って右往左往する母親の姿がよかった。この母娘たちが家族として成り立っているのは、父親の存在がでかい。でもこのグアム旅行に父親は留守番でいない。グアムは台風接近で大荒れ、母親は生理、妹は親知らずを抜いたばかりの歯痛に悩まされ、姉は「ワーキングプア」中で万年金欠。同じDNAを持っているはずなのに、こうも違う母娘たち!!不仲の友達同士ではこうはならないってそもそもプライベート旅行はしないやろうけど、家族ならではの気まずさが実に面白かった。姉妹が母のためお互い気遣い合いだすところとかちょっと感動。
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母、姉、妹の女3人(父はお留守番)がグアムへ! 本谷さん大好きなんだけど、これはいつものドス黒い感じが薄くてテンポも悪かったかな。 ドス黒さが薄いのは家族小説だからでしょう。 うちもチャモロ人の村に行きたい! それにしてもたぶん本谷さんと思われる姉、と妹の関係は我が家と...
母、姉、妹の女3人(父はお留守番)がグアムへ! 本谷さん大好きなんだけど、これはいつものドス黒い感じが薄くてテンポも悪かったかな。 ドス黒さが薄いのは家族小説だからでしょう。 うちもチャモロ人の村に行きたい! それにしてもたぶん本谷さんと思われる姉、と妹の関係は我が家と似てる。 無計画でだらしない姉、姉を反面教師とする堅実な妹。 あーあるある、こんな会話!! それが面白くて笑った。 姉妹は時にいがみ合う!とんでもないちっさいことで真剣に!
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