グ、ア、ム の商品レビュー
本谷さんの作品にしては、凄く読みやすくって面白かった。 本の装丁も可愛いんですよね~ 「ヴィーナス誕生」のイラストになってて。 愛すべき家族の話だな~ 口喧嘩出来るほど仲がいい姉妹なんです。 お父さんも、お母さんもお茶目で素敵。 北陸言葉がとっても雰囲気あって読み...
本谷さんの作品にしては、凄く読みやすくって面白かった。 本の装丁も可愛いんですよね~ 「ヴィーナス誕生」のイラストになってて。 愛すべき家族の話だな~ 口喧嘩出来るほど仲がいい姉妹なんです。 お父さんも、お母さんもお茶目で素敵。 北陸言葉がとっても雰囲気あって読みやすかった~
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幼い頃は年齢だけで「上」と「下」が決まるけど 大人になり、職業や収入など社会的なものさしで 見るようになると姉妹の上下の関係は危うくなる。 小説と同じ家族構成なので、姉妹の微妙な空気感は なんとなくわかる気がする。 インパクトは弱めだけど、コメディタッチでさらっと楽しく読める。...
幼い頃は年齢だけで「上」と「下」が決まるけど 大人になり、職業や収入など社会的なものさしで 見るようになると姉妹の上下の関係は危うくなる。 小説と同じ家族構成なので、姉妹の微妙な空気感は なんとなくわかる気がする。 インパクトは弱めだけど、コメディタッチでさらっと楽しく読める。 読書灯のくだりと、お父さんのキャラクターが好き。
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8月にグアムに行ってからずっと読もう読もうと思って放置してた本。グアムの良さゼロ! 痛快すぎるほどにゼロ! さすが笑 この本グアム旅行に持って行こうと思ってたんだけど、ちょうど文庫本でた頃だったし、でもやめてよかった。 そしていま読んでよかった。曇天! 台風! 名前の出てこない不...
8月にグアムに行ってからずっと読もう読もうと思って放置してた本。グアムの良さゼロ! 痛快すぎるほどにゼロ! さすが笑 この本グアム旅行に持って行こうと思ってたんだけど、ちょうど文庫本でた頃だったし、でもやめてよかった。 そしていま読んでよかった。曇天! 台風! 名前の出てこない不仲姉妹と母親の、グアム旅行記!!
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ロスジェネ世代で自己正当化の塊な長女。 堅実ながら神経質な次女。 二人の機嫌を伺う母。 三人のグアム旅行顛末記。 姉妹の相容れなさやもどかしさはリアルに共感。 特に長女を見る次女の視点はまさに自分を見るよう。 一人留守番の父の顛末にクスリ。 【図書館・初読・11/9読了】
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母親と姉妹がグアムにいくはなし 姉妹のぎすぎすしたかんじがもうリアリティーありすぎて 自分も同じく妹がいるので やばいなもぅ なんでここまでわかっちゃうんでしょ 海外旅行にへんな期待を持たなくてすむね!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
母、姉、妹が女3人でグアム旅行に行く話。父は留守番。 長女は・・・次女は・・・といった語り口で主要登場人物の名前は一切出てこないことが印象的。 自分の現状をロストジェネレーションのせいにしてしまうワーキングプアな姉。そんな姉を反面教師に堅実すぎる人間となった妹。少市民で間の悪い母とすっとぼけている意味不明な感じの父。 そんな家族の家族だからこその気まずさやダメっぷりさが笑えます。細かなところが面白い。 でも、言いた事はよくわからないお話です。 おもちが歴代続いていることが衝撃でした。
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家族だって他人と同じで、実は無条件に繋がっていられるものではないけれど、分かり合えるチャンスがたくさん用意されてる関係なのだと思う。 この人の小説はいつも終わりの一文がすごくいい。 うさぎにおもちって名前つけるのかわいい。
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子煩悩な母、好き放題やってきた姉、堅実な会社勤めの妹。あまり仲がよろしくない女3人による珍道記。台風接近中のグアムを舞台に、家族間の確執やドロドロ、旅行中のアクシデントを、独特の本谷節でおもしろ可笑しく描いてます。グアムの海を、彼女達の地元の日本海と対比させているところも面白い。...
子煩悩な母、好き放題やってきた姉、堅実な会社勤めの妹。あまり仲がよろしくない女3人による珍道記。台風接近中のグアムを舞台に、家族間の確執やドロドロ、旅行中のアクシデントを、独特の本谷節でおもしろ可笑しく描いてます。グアムの海を、彼女達の地元の日本海と対比させているところも面白い。うちの家族構成に似てるのですごく楽しめました(笑)
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まず印象的なのは名前が一切出てこないところ。長女、次女、母親、父親、恋人。ペットに至ってはうさぎ。それなのに妙にリアリティがあって、それだから不思議とナチュラルで。あー家族ってこういう一面がどこにでもあるなぁ、って思わせられる。僕は火がつかない様にヤキモキしてる感じが母親役かな。...
まず印象的なのは名前が一切出てこないところ。長女、次女、母親、父親、恋人。ペットに至ってはうさぎ。それなのに妙にリアリティがあって、それだから不思議とナチュラルで。あー家族ってこういう一面がどこにでもあるなぁ、って思わせられる。僕は火がつかない様にヤキモキしてる感じが母親役かな。本谷さんにしては珍しくクレイジーな要素が少なく感じる。僕は救われなくても破綻してても何も解決してなくてもいつものノリな方が好きだ。会話のテンポは相変わらず秀逸で、今回は父親がいい味出してた。
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あまりに違いすぎるキャラクターをもつ家族のぶつかりあいが舞台的で、どうしてもねっとりしがちな家族ものがからりと描かれていておもしろかったです。お父さんとうさぎ(たち)が笑えました。
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