眠れなくなる宇宙のはなし の商品レビュー
2024.8.23 読了 面白かった。多くの人にとっての教養書であるが、難しい数式など使わず、とても分かりやすく書かれている。 前半は神話や哲学者の宇宙観のお話。科学的な話ばかりかと思いきや、神話の神々やデモクリトスから話が始まる。 そして天動説から地動説へ。 ビッグ...
2024.8.23 読了 面白かった。多くの人にとっての教養書であるが、難しい数式など使わず、とても分かりやすく書かれている。 前半は神話や哲学者の宇宙観のお話。科学的な話ばかりかと思いきや、神話の神々やデモクリトスから話が始まる。 そして天動説から地動説へ。 ビッグバン宇宙理論から最新の(現在は最新ではないかもしれないが)超ひも理論へと流れる。 特に科学史は、ニュートンの万有引力の法則、アインシュタインの相対性理論などがもととなり、その後の多くの科学者が理論を発表したが一部に難点があり違う説明の仕方が登場する・・という形で、最近のホーキング博士などに至るまでその過程がコマ送りで大変鮮明に描かれていて勉強になった。 現代からすると少し古いので、もっと宇宙研究は進んでいるだろう、と思いきや、増補改訂版が出ていたのか。でもそれも2016。次の改訂を待つとします。 高校生に読んでもらいたいね。
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2022.3.21. 太古から現代に至るまで、様々な人々が宇宙の全貌を解き明かそうと四苦八苦してきた、その流れがわかりやすく説明されている。のだろうけども。 「わかりやすく」説明してくださっていることはわかるけども、天文学に対する知識がほぼ皆無なことともあって、頭に入ってこない...
2022.3.21. 太古から現代に至るまで、様々な人々が宇宙の全貌を解き明かそうと四苦八苦してきた、その流れがわかりやすく説明されている。のだろうけども。 「わかりやすく」説明してくださっていることはわかるけども、天文学に対する知識がほぼ皆無なことともあって、頭に入ってこない。ところどころ「へぇふぅんほーん」と頷きながら、面白いなと読んでいたのだが、最終的に全然頭に残っていないという申し訳ない感想になってしまった。興味はあるのだが、そもそもの用語がわからないし説明されても難しいしで、たぶん、何度か読み返さなきゃ理解できない。 数年前にタイトル買いした本だったけれど、個人的にはタイトル負けしてるなぁと思ってしまいました。しばらく経ったら読み返そうとは思います。
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サイモン・シンの筆になる『宇宙創成』は汗臭くって、本当に眠れなくなる。 佐藤先生の本書は穏やかで静か、かつ滑らかな語り口で、じつは能く眠れる。 静かな心にこそ宇宙の神秘は流入してくるようにおもいます。 寝入りばなの微睡んだ数瞬間、宇宙に秋波を照射してみませんか。
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宇宙について、古代の考え方から今に至るまでがまとめられていて、分かりやすい。古代人は宇宙が生活とかなり近い存在であった事、宗教との関係なども興味深い。宇宙は神話として語られていたが、古代ギリシャ人は合理的に考え、地動説や地球説が生まれた。常識にない、新たな考えを世に出す時は、批判...
宇宙について、古代の考え方から今に至るまでがまとめられていて、分かりやすい。古代人は宇宙が生活とかなり近い存在であった事、宗教との関係なども興味深い。宇宙は神話として語られていたが、古代ギリシャ人は合理的に考え、地動説や地球説が生まれた。常識にない、新たな考えを世に出す時は、批判があった事は、今も昔も変わらないのかなと思った。それでも屈せず、自分の思いを信じる事は大事だと感じた。既成概念に捉われない生き方、考え方を持つ人が、新たな世界を作る。 個人的に好きな部分 人間は基本的に合理的に考えたがる生き物。古代ギリシャ人は自分の頭で、合理的に思考を積み重ねて、この世界の真実を探ろうとした。つまり人間は本来、合理的に物事を考えようとする性質が備わっている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分たちの国を世界の中心と考えた中国では、世界は平面でなければならなかったんです。だって大地が球体だったら、どこが世界の中心からなのか分からなくなるわけですから 宇宙の1部に過ぎない地球が、宇宙の中心であるはずもありません。こうして地球を宇宙の中心とする天動説を否定され、私たちは自己中心的な宇宙感を乗り越えて大宇宙の真理に目を向けることが可能になったのです 宇宙は大きさや形を劇的に変える、動的な宇宙だったんです 物体があると、その周囲の空間は曲がる 重力と言う力は、空間の曲がりが引き起こしているものだったんです
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詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1684.html 2010/5/25 借りる。 6/18 読み始める。 佐藤勝彦の本を読みたいと思い借りる。 すごく面白...
詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1684.html 2010/5/25 借りる。 6/18 読み始める。 佐藤勝彦の本を読みたいと思い借りる。 すごく面白い本です。 これまで、宇宙についての講座を受けたのが、この本でようやくわかった気がします。 文中で紹介された本を読んでみましょう! ・ ケプラー疑惑 ティコ・ブラーエの死の謎と盗まれた観測記録 ジョシュア・ギルダー、アン‐リー・ギルダー/著 ・ 「不思議の国のトムキンス」 ジョージ・ガモフ/著 内容と著者は 内容 : 古代インドの宇宙観から、宇宙をめぐる宗教裁判、相対性理論、最新・ブレーン宇宙論まで、 ワクワクする、眠れなくなるような宇宙のはなしを紹介します。 著者 :1945年香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科修了。東京大学大学院理学系研究科教授。 専門は宇宙論・宇宙物理学。紫綬褒章受章。 著書に「宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった」など。
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宇宙論の変遷について、宇宙物理学者の佐藤勝彦さんが やさしく、読みやすく書いた一冊。 読む前に、この佐藤さんについて調べてみたら、宇宙論・ 宇宙物理学の権威で、次の日本人ノーベル賞はこの人 だろうと言われているくらいの人だそう。 そんなに凄い人なのか!と思って読んでみ...
宇宙論の変遷について、宇宙物理学者の佐藤勝彦さんが やさしく、読みやすく書いた一冊。 読む前に、この佐藤さんについて調べてみたら、宇宙論・ 宇宙物理学の権威で、次の日本人ノーベル賞はこの人 だろうと言われているくらいの人だそう。 そんなに凄い人なのか!と思って読んでみたら、この一冊 も文句なしに面白かった。 常々、難しいことをやさしい言葉で説明できる人を、ワタシ は素晴らしいと思うんだが、この佐藤さんはまさにそういう 方。本当はとんでもなく難解なはずの話を、実にわかり やすく、ふつうの読者が興味を持てるように書いてある。 構成は、“宇宙について想いを馳せるなら、やっぱり夜 に限りますから。”と仰るとおり、毎晩一章ずつ読める ような形式。(だから、一章ではなく、一夜。) 第一夜 ひとはなぜ宇宙を想うのか 第二夜 神の手による宇宙の創造 第三夜 合理的な宇宙観の誕生 第四夜 天動説から地動説への大転換 第五夜 広大な銀河宇宙の世界へ 第六夜 ビッグバン宇宙論の登場 第七夜 新たな謎と革命的宇宙モデル 取り上げているのは、天文学を語るうえで外せない暦と 占星術、天動説を重んじる宗教との折り合い、相対性 理論とそれを土台としたビッグバン宇宙論、アインシュタイン をして「生涯最大の不覚」と言わしめた論争、さらに 最新の仮説・ブレーン宇宙論、などなど。 どれも、ふつうの人がまともに取り組んだら匙を投げ そうな話ばかり。 でも、心配無用。 古代天文学も、宗教裁判も、相対性理論も、ビッグバン 宇宙論も、佐藤さんの手にかかれば全部一発で分かる。 これ、本当。 おまけに、クイズ番組の問題になりそうなトリビアや、 やさしいイラストが随所に挿入してあって、読書の興味と 理解を高めるのに実に効果的。 太陽暦を導入したタイミングは明治政府の巧みな経費 削減策、星占いでいう「○○座」の意味、「ギリシャ」は 正式国名でなく通称、など。 宇宙に興味があってもなくても、誰にでも勧めたい一冊。
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難解な天文学、物理学について非常に平易にかかれている。中高生あたりがこれを読んだら、こうした分野を志すきっかけになるであろう。 本書の前半は、ギリシア哲学や中世ヨーロッパにおける宗教と科学の関わりが話の中心となっている。そもそも人間は、自分たちが存在する世界とはどういうものなの...
難解な天文学、物理学について非常に平易にかかれている。中高生あたりがこれを読んだら、こうした分野を志すきっかけになるであろう。 本書の前半は、ギリシア哲学や中世ヨーロッパにおける宗教と科学の関わりが話の中心となっている。そもそも人間は、自分たちが存在する世界とはどういうものなのかという事をいつの時代にも探求してきた。その根本にあるのは、自分という存在はいったい何なのかという真理の追求であり、その舞台となる世界、自然界を理解することで、自らの存在を客観的に理解したいという欲求なのである。古代ギリシャの哲学の本質は、「世界のアルケー(真理・原理)は何か」ということだという。神話ではなく、人間の合理的な思考による自然への理解を追及したギリシア哲学では、宇宙に関するものが多く議論されている。当時既に、惑星が発見され、その逆行運動の理由が議論されていたのは驚きである。 これまでの人類の歴史において、宇宙は宗教の中でも語られてきており、人間が考える世界観において宇宙は密接な関係があったということであろう。しかし、中世のキリスト教を始めとする宗教は、上記の惑星の逆行の謎など。人間が合理的に説明できないような問題を全て「神」によるものであるとし、しばしば自然科学の発見との対立を有無。地動説を唱えるガリレオが宗教裁判に掛けられる話は有名である。 人間はいつの時代も真理を追究し、どれだけ科学が発達しても、新たな発見がまた新たな疑問を生じさせる。しかし、真理の追究が、自分や人類の存在の小ささを自らにつきつけ、また一方でそうであるからこそ、そこに存在の意味があるということも教えてくれる。
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・3/13 読了.宇宙論より天文学の歴史も含めたお話しだったから、タイトルとは逆に眠くなった.やっぱりもっと最新の宇宙物理学の情報が欲しいね.
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私の知らない宇宙の話を読みたかったのだけど宇宙論の歴史が殆どだった。 終盤の今科学的に解明されている宇宙のしくみと歴史、新たな説はとても興味深かった。
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