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ザ・ロード の商品レビュー

4

71件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2026/01/03

とても恐ろしい物語だったが、息子への愛をとても強く感じ、最後の数ページは息子の父を思う言葉に心が震えて思わず電車の中で泣きそうになってしまった。

Posted byブクログ

2025/12/26

あれ、感想を書いたはずだが保存しなかったようだ。。。 図書館で借りた本なので、すぐに読後の興奮を文章にすることはできないが、2025年に読んだ本でとても記憶に残る本。 何の説明もなく、ただただ歩く、男と少年。 遭遇する「人」は敵か味方か、 二人はなぜ歩くのか、逃亡か流浪か。 ...

あれ、感想を書いたはずだが保存しなかったようだ。。。 図書館で借りた本なので、すぐに読後の興奮を文章にすることはできないが、2025年に読んだ本でとても記憶に残る本。 何の説明もなく、ただただ歩く、男と少年。 遭遇する「人」は敵か味方か、 二人はなぜ歩くのか、逃亡か流浪か。 生物は「人」しかいない、食べ物の問題は深刻だ。 「悪いことはしないよね?」そうに聞いてくる少年。 最後まで何の説明もない、が故にいろいろ想像するこの小説は素敵だ。

Posted byブクログ

2025/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不思議な読後感のある本だった。 私の手元の版についている帯には「各紙誌で絶賛の父子小説」とある。 その通り、本書はひたすらに父子が道を征く小説である。 舞台は、何らかの理由でほぼ完全に滅びてしまった後のアメリカ。 地面はどこもかしこも灰が覆い、草木は炭となって点在するか枯れ果てている。街々は滅びて建物はほぼ全て廃墟と化し人の姿は基本的にはない。人間以外の生き物に至っては一切登場しない。死に絶えてしまったようだ。 そして、空も厚い灰に覆われているようで、景色は常に灰色または闇。 陽の光はぼんやりとしか射さず、どうやらかなり寒いようだ。 そんな中、父子は生きるために、ひたすら南を目指して歩いている。 廃墟で見つけたショッピングカートに、かつての生活の名残り……缶詰などを見つけてはそれを積み込んでどうにか生きている。 ほとんど見かけはしないものの、もし他に人間の気配があったとしたら、それはどちらかと言えば危険信号。 相手も生き残るために何をしてくるか分からないのだ。 生きるか死ぬかの緊張感の中、彼らは歩き、生きるための糧を探し、悪意ある人間から隠れ、そしてまた歩いていく。 本書は不思議な小説だ。 歩けども歩けども、景色は好転しない。 彼らは歩き、疲弊し、次第に衰弱していく。 それでも歩いていく。 いよいよ食糧も尽き、もうダメかという時でも、彼らは最後の力を振り絞ってヨタヨタと歩いていく。 彼らを突き動かすものは何だろうか。 そして読者である私も、死と荒廃の景色しか見せてくれないこの本を、まるでこの親子と同じような執念を持ってページを繰り続ける。 めくってもめくっても景色は変わらない。 私を突き動かすものは何だったか。 恐らく、それは「期待」、あるいは「希望」。 このような世界でも、生きて、前に進んでいけばいつかどこかで事態が好転するかもしれない。 ひょっとしたら生存者たちが作ったコロニーがあるかもしれない。 ここまで酷い荒廃を見せているのは北米大陸だけかもしれない。 理性で信じられなくても、心のどこかがそんなことを期待してしまうから、彼らは歩くし、読者はページをめくる。 我々はなぜ生きようとするのか。 それが生き物の本能だからと言うのは簡単だが、では何がその原動力となるのか。 人は皆、漠然と将来に対する「期待」や「希望」を埋め込まれてこの世に生を受けているのかもしれない。 絶望に囲まれた小説で「希望」を心の中に見出す。 そんな不思議な読書体験だった。

Posted byブクログ

2023/06/24

短い段落で物語られて行く。 厳しい。そして少しの救い。 代表作とされるブラッドメリディアンが1985年で、その後が国境三部作。1992年、1994年、1998年。本書は2006年発行で2007年度ピュリッツァー賞。 わたしの好きなのは国境三部作の世界だなとあらためて思う。

Posted byブクログ

2023/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

展開がファミコンアクションゲーム。敵に遭遇→缶詰ゲット→敵に遭遇→缶詰ゲット…がゲームオーバーまで続く感じ。ハッピーエンドが想像できないストーリーで子を持つ親の立場として読むのがしんどい。

Posted byブクログ

2020/09/28

核戦争か何かで破壊し尽くされたどこかの地、曇天と灰によって氷河期へ向かう中であてどなく南へ歩む父と子のポストアポカリプス小説です。 読了後に残るものは感想というよりも色彩で、始終が灰色でした。 視点が逐次変わり行動と台詞が混ざっている部分が多いのは、物資の枯渇や略奪による恐怖で余...

核戦争か何かで破壊し尽くされたどこかの地、曇天と灰によって氷河期へ向かう中であてどなく南へ歩む父と子のポストアポカリプス小説です。 読了後に残るものは感想というよりも色彩で、始終が灰色でした。 視点が逐次変わり行動と台詞が混ざっている部分が多いのは、物資の枯渇や略奪による恐怖で余裕なく彷徨う状態を描くための技法でしょうか。 切羽詰まった感じや混沌は伝わってきますが、それ故にしっかり読み進めないと理解が難しい作品でした。 人間が口にできるものが無い中で何が起きるのか…、人肉を食べるしかなくなった世界が広がっています。 父は子を殺しからではなく食されないように他人から守っているのです。 未来の世界にこんな動物的な生き方があって良いのでしょうか、読んでいてとても辛い。 後世にこんな世界を用意してはいけないと、現代を生きる我々へ訴えかける一冊。

Posted byブクログ

2020/09/21

灰色に包まれた世界で旅を続ける親子の物語。 まるでFallOutのような世界のようだが、作中で灰色と化した世界についての説明はない。 理性を失った人達、刻一刻と寒くなっていく世界、おそらく核戦争後の世界だと考えられるが、それでも親子は理性を失わず火を求めて南を目指す。 過酷...

灰色に包まれた世界で旅を続ける親子の物語。 まるでFallOutのような世界のようだが、作中で灰色と化した世界についての説明はない。 理性を失った人達、刻一刻と寒くなっていく世界、おそらく核戦争後の世界だと考えられるが、それでも親子は理性を失わず火を求めて南を目指す。 過酷で無慈悲な世界だが、理性を失わず前に進むことが出来る人達もいるのである。

Posted byブクログ

2020/09/12

冬の気配がし始めた荒野。彼と息子は、生き延びるために旅を続けていた。野宿しながら、廃墟の中から必要な品を探し出し、灰とほこりの焼け野原を、少しでも暖かい南を目指して進んでいく。生き物の気配のない世界だが、それでも時おり出会うのは人間で、彼は助け合おうとしないばかりか、警戒し、脅威...

冬の気配がし始めた荒野。彼と息子は、生き延びるために旅を続けていた。野宿しながら、廃墟の中から必要な品を探し出し、灰とほこりの焼け野原を、少しでも暖かい南を目指して進んでいく。生き物の気配のない世界だが、それでも時おり出会うのは人間で、彼は助け合おうとしないばかりか、警戒し、脅威となりそうなものはやり過ごすか戦うのだった。そしてその度に純真な息子は助けてあげてほしいと懇願する。灰色の雪が舞い始めた。明け方、隣の息子を起こさないよう野宿の場所から離れてする咳に血の味がした。 破滅した世界に生き残った父子の絶望的な旅(ロード)を描いた物語。 *******ここからはネタバレ******* この世界が、一体どんなものを表しているのか具体的な情報がとても少ないので、イメージしにくく読み進むのが困難でした。 要は、何らかの理由で世界が壊れて、ほとんどの生命も絶え、生き残った人間がそこに残った僅かな必要品や(食べるために)お互いの体を求めて争う世界に、生存のために旅する父子の姿を描いた作品のようです。 このお父さんは、すごいサバイバルスキルを持っていて、食料を含めた生活必需品を探すのも、ちょっとしたものなら作るのも直すのも、少しでも安全に過ごすことも、とても上手です。でも、この物語中ずーーーーーーーーーーーっっっっっと続く先の見えない旅の中では、卓越した生き延びるスキルがかえって苦しみを長引かせているような気がするのはヘタレな私だけでしょうか。 読むのも苦しい中、一生懸命完読しましたが、結局最後まで同じように苦しいことの連続で、この世界が破滅した理由もよくわかりませんでした。 最後に父親が亡くなった時、ほとんど間を置かずに他のグループの人たちが少年を受け入れてくれたのが希望です。父親がずっと他の人達を拒絶してきたからそれまで他の人たちと関わることがなかったけれど、人を助けたい気持ちが強い少年には、皮肉だけれど、これで良かったのかも知れませんね。 それにしても、肉体的にも精神的にも、こんな過酷な状況の中で生き延びられるってホントすごい、と驚きの連続でした。 読点のほとんどない文章で、結構長い文章もあって、これは意識的に読みにくくされていたのでしょうか? 正直、なんでこの本を読もうと思ったのか覚えていない(笑)のですが、これは完璧大人向けの本だと思います。

Posted byブクログ

2020/05/29

映画で数年前に見ました。 恐らく核戦争後の地球、アメリカの何処かで親子が南を目指して旅をしている状況だけで淡々と進みます。 あまりにも絶望的な状況で、生き延びる方が不幸なのではないかと思うくらいです。食べ物は無い、雲に覆われ太陽は出ず日に日に空は暗く、そして気温は下降していく。 ...

映画で数年前に見ました。 恐らく核戦争後の地球、アメリカの何処かで親子が南を目指して旅をしている状況だけで淡々と進みます。 あまりにも絶望的な状況で、生き延びる方が不幸なのではないかと思うくらいです。食べ物は無い、雲に覆われ太陽は出ず日に日に空は暗く、そして気温は下降していく。 人心も荒廃し、モラルも何も残っておらず、あるのはむき出しになった人間性だけ・・・。 鳥も魚も動物も全て死に絶え、限られた食べ物を奪い合うだけの生活。 こんな世の中で子供を抱えて旅する事の苦しみは、自分が死んだ後の無情の世界に取り残さなければならない苦しみです。何とか一人前になるまではという儚い願いすらむなしい過酷な世界。子供には希望を見せたいと明るくふるまうも、子供はこの先何も明るい展望が無い事に気が付いています。これがまた苦しい。 核の灰の降り注ぐ地球という、舞台設定としては古典的なのですが、新しい素材で勝負するわけではなく、いつの時代も変わらない親子の情と、知らないうちに親の手を飛び出すほど成長している子供。そして悲しいかな、人間性を捨てなければ生きていけない時代に、高潔さを求める子供の真摯さ。 コロナウィルスという未曽有の危機にさらされた人間社会は、ここから立ち直るために安易なカンフル剤「戦争」を投与しようとしないでしょうか。 誰も戦争は望んでいないといいながら、何処かで戦争が始まると肥え太る人たちがいます。そんな卑しい人間社会が選択を間違えないという保証があるのか甚だ不安です。

Posted byブクログ

2018/11/05

「火を運ぶ」父と子の物語。人類が世代から世代へ生きていくことの意味をギリギリまで問い詰めるとこのような小説になるのだろうか。核戦争後の世界というある意味ポピュラーな背景設定を取っているが、それ自身が主題なのでなくて、これはより大きい物語だ。

Posted byブクログ