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オテル モル の商品レビュー

3.9

83件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    27

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    24

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2012/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

栗田有起はこの本で知ったしこの本からとても好きになった。 こんなホテルがあればいいのに。 大都市の中ひっそりとした小道?脇道?を進めばなんとかして辿りつけられるかもしれない

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2012/12/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小川糸の食堂かたつむりとか西加奈子のあおいとか、今までに読んだ本の中の、独特の空気感を感じさせるかなー?と。 淡々としてて、ほんわかしてるのに、クールではないというか。 どっかに諦めて受け入れてる覚悟みたいな強さを感じるし、なのに投げやりではないし。 読んでると、小説の中のその場所を具体的にイメージできて、浮かんでくるので、映画を見てるような感じにおちいって、ちょっと不思議な感じでした。 嫌いじゃないです、この人の書く世界。 別のを読んでみるつもりです。

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2012/09/13

この本に出てくる人間は、語り部である女性を除き、人間そのものではないかもしれません。というのも、彼女が見取る誰かの印象、エネルギー、立ち現れる湿った気配そのものに名前とエピソードが付けられているのです。オテル・モルのお客様の眠りが、リネンに染みた汗、よだれ、涙、体液、はがれた皮膚...

この本に出てくる人間は、語り部である女性を除き、人間そのものではないかもしれません。というのも、彼女が見取る誰かの印象、エネルギー、立ち現れる湿った気配そのものに名前とエピソードが付けられているのです。オテル・モルのお客様の眠りが、リネンに染みた汗、よだれ、涙、体液、はがれた皮膚、あか、脂から分かるように。 主人公の過去こそ劇的ですが、実は物語そのものに大きな波はありません。ただ眠りの静かなダイナミクスが(語義矛盾を承知で)全体を引っ張って行きます。眠気の如く、それは柔らかくもひたすら強引に読み手を引っ張って行くのです。 読み終わった後に眠れる日に、一度に読まれることをお勧めします。

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2012/08/11

当然のように繰り広げられるこの作品の中の世界。 気味が悪くて、規律に縛られている。 読んだ私が誰かの夢を見させられているかのようだった。 (2012.08.11読了)

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2012/07/03

微妙。なんとなく、よしもとばななさんを思い出した。 それと、吉田 篤弘さん。お二人とも好きだけど、んんー。

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2012/05/28

最高の眠りと最良の夢を提供するオテルモル。そこで働き始めた希里。不思議な物語だが、双子の妹の子供とかつて恋人だった義理の弟と暮らす希里の心は、どんなものだったか。でも、妹の紗衣の幸せも祈っている。

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2012/01/21
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不思議だった。 オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン!!というホテルの話。 眠るためにあるホテル。 客の眠気がホテルの空気を作って・・・。 もし、本当にあるなら 一度、行ってみたいと思った。

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2011/12/23
  • ネタバレ

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主人公の考え方、感じ方の中に、共感するものがあるためか、初めて読むはずなのに、なんとなく読んだことがあるような気がしてしまいました。 淡々とした語り口による現実描写。 「百あまりの会社に履歴書を送ってきた」 「その求人広告をくりかえし読んだ」 などなど。

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2011/10/16

栗田有起(くりた ゆき)さんの本。 とても不思議な本でした。ファンタジーでも無い、現実的でそれでいて異次元で。。 地下13階からなる会員制ホテル。。。。可能なんだろうか? ありそうでなさそうで。。本当不思議な話。 快適な睡眠のためだけにあるホテル。安眠、快眠を追求しつくしたホ...

栗田有起(くりた ゆき)さんの本。 とても不思議な本でした。ファンタジーでも無い、現実的でそれでいて異次元で。。 地下13階からなる会員制ホテル。。。。可能なんだろうか? ありそうでなさそうで。。本当不思議な話。 快適な睡眠のためだけにあるホテル。安眠、快眠を追求しつくしたホテル。。。。 行って見たい眠ってみたい。。でも面接がある。。。 会員になれるかはこれにかかってる。。。。眠り顔(死に顔)がベスト。 難しそうだ。。。 それにしてもリネン室を通して眠りを共有するなんて摩訶不思議だわ〜 従業員、お客、皆が一体となって眠りを追求する。。。素敵な場所。 読み終わった後。。。。かなりの爆睡でした

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2011/08/23

「オテル モル」(栗田有起)読了。栗田さんの作品は初めてですが、良いですねえ。適度な温もりと湿り気と程よいトゲトゲもあって読者を惹きつける物語になってます。最初ふわっとしているようでいて実際には結構噛み応えがある味わい。栗田さんの他の作品も読んでみたくなります。

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