愛がいない部屋 の商品レビュー
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短編集。悲しかったり、寂しかったり、ラジバンダリ(TM)。 今風な文化的な雰囲気を丁寧に描写している。 「空を分ける」 「魔法の寝室」 「いばらの城」 「ホームシアター」 「落ち葉焚き」 「本のある部屋」 「夢のなかの男」 「十七ヶ月」 「指の楽園」 「愛がいない部屋」
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神楽坂の高層マンションの住人達それぞれの「部屋」にまつわる、それぞれの「愛」のかたち。 自分もエレベーターであったり、挨拶したりする程度だが、同じマンションの人たちにもやっぱりいろんな愛の形があるのかな、と考えさせられた。 衣・食・住とはいうけれど、住は確かに大きな要素だな、と。
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神楽坂のとある高層マンション。 そこに住む人々の様々な愛の形を描いた短編集。 共通するのはその高層マンションくらいで、各々の繋がりはほとんどありません。 気持ちの通う純愛。悲劇的な恋。あるいはそれ以前のもの。 日常発生しうる恋愛が、細々と描かれています。 ものすごく感動する...
神楽坂のとある高層マンション。 そこに住む人々の様々な愛の形を描いた短編集。 共通するのはその高層マンションくらいで、各々の繋がりはほとんどありません。 気持ちの通う純愛。悲劇的な恋。あるいはそれ以前のもの。 日常発生しうる恋愛が、細々と描かれています。 ものすごく感動するようなお話はないけれど、誰にもひとつくらいひっかかる恋愛があるかもしれません。
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「妙なところで男らしさにこだわるような幼いタイプではなかった」って文に、「ああ、こういう人いるー」と思った。著者、男性なのによく分かってる!
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きれいに建つマンションは たくさんの幸せが詰まっているように見える それでも、みんな色んな問題を抱えて生きている 1つのマンションを舞台に広がる オムニバス小説
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読み終わった後の虚脱感というかなんというか、、 タイトルの通り、愛がいない。 色んな家族がいるのに、なんだか寂しい。
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私の知ってる仮面夫婦も、この中のひとつの話だと思えば耐えられる気がする。あと、私は都会のマンションで暮らせない。田舎の一軒家がいいなぁと。これからどういう選択していくか、真面目に考えた。都会のマンション無理。 解説も。『愛』という言葉に縛られていたかもしれない。 どうしよ...
私の知ってる仮面夫婦も、この中のひとつの話だと思えば耐えられる気がする。あと、私は都会のマンションで暮らせない。田舎の一軒家がいいなぁと。これからどういう選択していくか、真面目に考えた。都会のマンション無理。 解説も。『愛』という言葉に縛られていたかもしれない。 どうしようもない状況を変えれるのは自分しかいないんだから。考え方ひとつなんだから。
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この本で読んで欲しいのは、名越康文さんの「愛」に対する解説かもしれない。すごく納得させられた。 石田衣良さんの書く本はエロい描写が多くって、官能小説じゃあるまいし、正直なところ、ここまで表現する必要があるのかな、と感じることはあるかな。 ひとつ覚えておきたいと思ったのは、 ...
この本で読んで欲しいのは、名越康文さんの「愛」に対する解説かもしれない。すごく納得させられた。 石田衣良さんの書く本はエロい描写が多くって、官能小説じゃあるまいし、正直なところ、ここまで表現する必要があるのかな、と感じることはあるかな。 ひとつ覚えておきたいと思ったのは、 「動かずに自分のことだけを考えている人間は、結局自分を憎むようになる」って言葉。 「ホームシアター」はちょっと泣いてしまいました。
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宙ぶらりんのままどうやって生きていけばいいのかわらんけどこのままじゃよくないなという人たちの話やった ことごとく空虚 ハッピーエンド掠ってるようなないようなみたいな 解説がおもしろかった!愛は罪悪だよ 言葉の罪だよ
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