ただマイヨ・ジョーヌのためでなく の商品レビュー
ツールドフランス初優勝までのランスアームストロングの自伝。 著書名にかいてある(It's not about the bike)通り、自転車についての話というよりは癌を中心とした話。癌を通して自分の人生観がどれだけ変わったのか、癌の治療とはどういものなのか、癌に対しては...
ツールドフランス初優勝までのランスアームストロングの自伝。 著書名にかいてある(It's not about the bike)通り、自転車についての話というよりは癌を中心とした話。癌を通して自分の人生観がどれだけ変わったのか、癌の治療とはどういものなのか、癌に対してはどう立ち向かっていくべきなのかを患者の側から心情を中心に詳しく述べている。世界的な運動選手も癌を前にすると一人の人間なんだと赤裸裸に述べていて感じた。癌には受け身でなく、自らが進んで癌について知ろうという姿勢が大事だという気持ちがこもっていた。 個人的には癌について知る事ができたのはもちろん、スポーツ選手の心理、プライベートが垣間見ることができた点が面白かった。
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8月にJSPORTSでランスのツール7連覇の奇跡を見て、夫が購入。この本に入っているところまで(1999年ツール初制覇)の話でも十分すごいのに、その後さらに6連覇したとは…!どんな苦境にあってもユーモアの精神を忘れないことも大切だったのかも。
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アメリカでもっとも尊敬されているスポーツ選手。 ツール・ド・フランス七連覇で、しかもその偉業をがんと戦いながら果たしたランス・アームストロングの悪戦苦闘のドキュメントを本人自身が語ったもの。 スポーツファンだけでなく、医療関係者の間でもひろく読まれている「病と人間」を赤裸々に語...
アメリカでもっとも尊敬されているスポーツ選手。 ツール・ド・フランス七連覇で、しかもその偉業をがんと戦いながら果たしたランス・アームストロングの悪戦苦闘のドキュメントを本人自身が語ったもの。 スポーツファンだけでなく、医療関係者の間でもひろく読まれている「病と人間」を赤裸々に語った好著。 それにしても、このベストカップルも今では離婚しているというのも、なんと人生は波乱とミステリに満ちていることか。
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癌克服と自転車レースをダブらせ目標を持って生きることの大切さがわかる。 今度、復帰するのかすごいな。こんなにすごい選手だって知らなかった。
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旅行中の読書は、いつもと違う本を選ぶ。忘れていた勇気を与えてくれるこの本は、何かに挑戦してみよう、という気持ちを思い出させてくれる。 不幸な人の本ではなく、癌を幸せだと思っている人が書いた本。
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大満足でした。運動が好きなことだけでなく、自転車にも乗り、それなりの怪我を経験したこともあるのですが、これまでの壮絶な状況を乗り越えて、生、に対して表現できる人は数少ないと思います。所々、涙がこみ上げてくる場面がありました。また、本書を通じ「最後まで諦めない」ことの重要性、そして...
大満足でした。運動が好きなことだけでなく、自転車にも乗り、それなりの怪我を経験したこともあるのですが、これまでの壮絶な状況を乗り越えて、生、に対して表現できる人は数少ないと思います。所々、涙がこみ上げてくる場面がありました。また、本書を通じ「最後まで諦めない」ことの重要性、そしてこれは自分だけでなく、チーム、家族、友人等、多くの人たちに支えられながら実現しているということ自体を認識する事の大切さを再実感しました。
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も自転車乗りの端くれになったのだから、と手にしたのですが、 原題(It's not about the Bike ) の通り、これは自転車の話じゃなくて、危機からの復活、再生の物語でした。 癌により生存確率20%以下と言われた状況から、奇跡のツール・ド・フランス優勝まで...
も自転車乗りの端くれになったのだから、と手にしたのですが、 原題(It's not about the Bike ) の通り、これは自転車の話じゃなくて、危機からの復活、再生の物語でした。 癌により生存確率20%以下と言われた状況から、奇跡のツール・ド・フランス優勝までが綴られていますが、癌の宣告から彼の取った行動は、絶対絶命の苦難を前にして、人は何をなすべきかということを考えさせられます。 そして癌を克服するだけでなく、癌の前の自分を更に越えようとするその不屈の闘志。 ランスはしかしそれを僕から見ると淡々と、とすら感じるほどの冷静さで(もちろん葛藤や慟哭を抱えつつも)、その時自分のやれるベストを探し出し、それを乗り越え、更に次にやるべきベストを探し、再び乗り越え、癌を克服し、ついには栄冠にたどり着きます。 言わずもがなだけど、今の日本を勇気づけてくれるような、そんな本でした。 よい読み物はいっぱいあるけど、人生に影響を与えるまでの本は少ない。 僕にとってこの本は、そんな数少ない1冊になりそうです。
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元々自転車は好きですが、競技については全く詳しくありません。 ツール・ド・フランスとか、景色だけでも綺麗だし眺めるのは好きですけど。 そんな私でも、この人の名前だけは知っていました。 何の分野でも、一時代を築いた人の話は面白いですね。 まーなんというか、この人の場合、負けず嫌い...
元々自転車は好きですが、競技については全く詳しくありません。 ツール・ド・フランスとか、景色だけでも綺麗だし眺めるのは好きですけど。 そんな私でも、この人の名前だけは知っていました。 何の分野でも、一時代を築いた人の話は面白いですね。 まーなんというか、この人の場合、負けず嫌いもここまでくると圧巻。 抗がん剤の副作用で何も口にしたくない時に、解毒の為1日に決まった量の水を飲めと医師に言われれば、言われた量の倍を飲む! 競技だろうが闘病だろうが、俺の人生で負けなんて認めねえ!という思いが伝わってきます。 事実、脳に転移もして生存率はかなり低かったにも拘わらず病を克服。 それのみならず、競技生活に復帰してツール・ド・フランスでも再度の優勝を果たす…って、この人どんだけ負けず嫌いなんでしょう。 やんちゃで自分の才能に溺れる時期もありつつ、競技生活や闘病生活を通して周りの人達に感謝することを覚え、人間として成長していく姿が爽やかです。 ただ、邦訳が固くて少し読みづらいのと、実は後日浮気しちゃってあんなに闘病中支えてくれた奥さんとさっくり別れた、というオチに★−1。 ガンより根治不可能なやんちゃ癖。
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「癌は僕の人生に起こった最良のことだ」という言葉に驚いた。私も病気が自分の人生を変えた出来事だと思っていたから。迷いながらも前に進み続ける彼を尊敬する。淡々とした文章の裏から凄みが伝わる。
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ヨーロッパではワールドカップに次ぐ、人気スポーツである自転車ロードレース。 その世界最大のレースであるツールドフランスで、 史上ダントツの記録を持っているのが、7連覇したランス・アームストロングである。 彼の歩んだ道は、簡単なものではなかった。 ある時、彼は重度の癌と診断され、...
ヨーロッパではワールドカップに次ぐ、人気スポーツである自転車ロードレース。 その世界最大のレースであるツールドフランスで、 史上ダントツの記録を持っているのが、7連覇したランス・アームストロングである。 彼の歩んだ道は、簡単なものではなかった。 ある時、彼は重度の癌と診断され、人生の岐路に立たされる。 彼は苦渋の決断、苦しい闘病生活の末、 以前よりも強くなって自転車レースに戻ってきた。 そして彼の伝説の快進撃が始まるのである。 その一部始終が、本人の視点から語られる。 とにかく、努力と根性で、栄光を掴みとった男の実話だけに、 読んでいる方にも、生きることへの感謝とチャレンジする勇気を与えてくれる本。 悩みなんてふっとんで、テンションがアガります。 自転車に興味がなくても、お勧めです。
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