満月の夜、母を施設に置いて の商品レビュー
これが本当の認知症の症状だと思うけど。 いや、きっとそうだけど。 介護の大変さがほんとに伝わってくる。 母さんも一気に2人の介護と2人の子育てやってたと思うと、尊敬しかない。 介護は老いる一方で、できないことが増えてくるけど、子育てはこれからに未来があって、できることが増えてくる...
これが本当の認知症の症状だと思うけど。 いや、きっとそうだけど。 介護の大変さがほんとに伝わってくる。 母さんも一気に2人の介護と2人の子育てやってたと思うと、尊敬しかない。 介護は老いる一方で、できないことが増えてくるけど、子育てはこれからに未来があって、できることが増えてくる。 文書じゃなくて、詩だからこそ、淡々と伝わってきた。
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祖母の4回忌に通読。等身大のやさしい言葉選びにより、著者の苦悶の深さが伝わってくる。「頼れるおばあちゃん」が弱りゆくことを受け入れられず、厳しく当たってしまったことを思い、寂しさと後悔で3リットル分くらい泣いた。「認知症の世界からしか聞こえない音がある」ということに思い至るのは、介護が終わったあとだったりするんだよね。谷川俊太郎のあとがきが絶唱。
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初めから最後までなみだなみだでした。 悲しいとかではなく、切なすぎるのです。 誰が悪いとか良いとかではなく・・・ 自分の気持ちと同じで共感しました。
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認知症の父を思いながら読む。 父の介護に疲れ始めている母を思いながら読む。 仕事があるから、子供の面倒があるから、距離があるからは単なる言い訳か。 休みに顔を見に行く事は自己満足か。 いろんな思いが渦巻いた。 私は正直泣けなかった。 何にもしてない自分に嫌気がさす。 本を読んで...
認知症の父を思いながら読む。 父の介護に疲れ始めている母を思いながら読む。 仕事があるから、子供の面倒があるから、距離があるからは単なる言い訳か。 休みに顔を見に行く事は自己満足か。 いろんな思いが渦巻いた。 私は正直泣けなかった。 何にもしてない自分に嫌気がさす。 本を読んでいるだけの自分に嫌気がさす。 それぞれの介護の形。 それぞれの家族への思い。 心にしみる一冊。
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20年も認知症のお母さんを介護した体験から生み出された詩。第1章始めの「おむつ」でもう私はすでに号泣。これ図書館に返して買おう。うちの母も大事にしよう。(と思い出すために)
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図書館 借 辛さや愛しさに恐ろしさが生々しく伝わってくる気がする。 死なせて下さいというお婆さんの話が胸に残りました。
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あとがきの谷川さんの詩がすごい。素敵とか言うレベルではない。藤川さんの詩も。お母さんと自分、ときどきお父さん+αなんだけど、宇宙に広がる世界を感じる。松尾さんの絵も。挿絵にしておくにはもったいない。これらで一つの展示にしたくなる。職業病だな。しかし、いい表現ができるならキュレーシ...
あとがきの谷川さんの詩がすごい。素敵とか言うレベルではない。藤川さんの詩も。お母さんと自分、ときどきお父さん+αなんだけど、宇宙に広がる世界を感じる。松尾さんの絵も。挿絵にしておくにはもったいない。これらで一つの展示にしたくなる。職業病だな。しかし、いい表現ができるならキュレーションしたくなる。 誠実なる生活。 存在することの大事さ。
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今年の長崎県作業療法学会で、聴いた講演。認知症になった、お母様の介護をしながら生まれた詩集。「殺せばあなたのこの認知症という病も、そして私のこの苦しみも、跡形もなくなってしまう。だからあなたを殺してしまおうかと思ってしまったことがあった。」介護はきれい事ではない。正直な詩は、ずっ...
今年の長崎県作業療法学会で、聴いた講演。認知症になった、お母様の介護をしながら生まれた詩集。「殺せばあなたのこの認知症という病も、そして私のこの苦しみも、跡形もなくなってしまう。だからあなたを殺してしまおうかと思ってしまったことがあった。」介護はきれい事ではない。正直な詩は、ずっしりと重く強く、心に響く。
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認知症の母に対する日々の思いが詩になっている。 きれいごとじゃない日常、そして切ない思いを感じる。 職場の先輩が貸してくださったが、いずれは自分の本棚におきたい本の1冊です。
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認知症にかかられたお母様への思いが綴られている詩集。 決してキレイゴトや飾られた言葉などはなく、読んでいても、辛くて涙が出てくる。 介護に於いて、人間ならば誰もが、怒りや悲しみ、絶望など、様々な負の感情を抱くのが当たり前だ。 他人だったらもっと優しくできたのにという言葉もよく耳に...
認知症にかかられたお母様への思いが綴られている詩集。 決してキレイゴトや飾られた言葉などはなく、読んでいても、辛くて涙が出てくる。 介護に於いて、人間ならば誰もが、怒りや悲しみ、絶望など、様々な負の感情を抱くのが当たり前だ。 他人だったらもっと優しくできたのにという言葉もよく耳にする。 「おれのかあさんだろう?」という心の叫びが痛々しい。 でも、苦労の中にもたくさんの愛を見つけることができて、ほっこりと心が温かくなる。
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