1,800円以上の注文で送料無料

人生は勉強より「世渡り力」だ! の商品レビュー

4

49件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2014/12/31

11月の読書会の課題本なり 岡野氏は昔々、私の勤務する会社の基調講演で講演者としてお招きしたことがあり・・・ だけど体調不良で講演できなかったという苦い思い出があります(苦笑) いろんなテレビ番組でも痛くない注射針とかで特集されているので、ご存知の方も多いと思います この本は某...

11月の読書会の課題本なり 岡野氏は昔々、私の勤務する会社の基調講演で講演者としてお招きしたことがあり・・・ だけど体調不良で講演できなかったという苦い思い出があります(苦笑) いろんなテレビ番組でも痛くない注射針とかで特集されているので、ご存知の方も多いと思います この本は某企業の技術者のMさんご推薦本です 新書だし、話し言葉で書かれてあるので、ざっくりと読めてしまいます 岡野さんらしい下町な雰囲気で語られていて、苦手な人はダメなのかもなぁと・・・ 言い方はともかく、私は頷ける内容もあり、嫌いじゃないかな 付箋をつけたところを抜粋すると・・・ ・世渡り力ってのは、こすっからく生きていく、安っぽい手練手管なんかじゃないぞ。  人間の機微を知り、義理人情をわきまえ、人さまにかわいがられて、引き上げてもらいながら  自分を最大限に活かしていく「総合力」なんだよ(p18) ・その失敗から成功の糸口が見つかるんだよ(p53) ・しゃべるときは、10のものを100にも1000にも膨らませられなきゃダメだね(p76) ・演出もできないようじゃ、大きくなれないね(p85) ・裏切られるってことは、自分を鍛える経験でもあるんだよ。人間いろいろ、仕事もいろいろだってことを  身にしみて知ることになるし、自分がしちゃいけないことを教えてもくれる(p117) ・俺はチャンスは人が持ってくるものだと思ってるね(p128) ・必ずできるって信じることが、モノづくりではいちばん大切なんだよ。それさえ揺るがなきゃ  途中の失敗なんか何でもねぇんだ(p173) ・新しい技術っていうけど、それは、じつは新しい発想で基礎をどう組み合わせるかってことなんだ(p175) ・仕事は楽しいよ。仕事を楽しまなくてどうすんだよ(p185) ・「いまの頑張りが、努力が、いつか報われればいい」なんて悠長なこと言ってちゃダメなんだ(p194)

Posted byブクログ

2014/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

岡野工業の社長で、テルモ社で販売されている痛くない注射針を開発した著者の人生をもとに、世渡り力について書かれた本。 筆者の目線から、人や企業との付き合い方を中心に書かれてます。 人を惹きつける力についてある程度参考になると思いますが、自分の意見に賛同しない人や企業に対する接し方については同意できない部分も多いです。

Posted byブクログ

2013/10/06

読みながら、「この人、人のことをよぉく知ってる人だなぁ~」と、懐の大きさ・深さを感じる一冊でした。技術を仕事にしてきた一人として、すごく納得できる部分もあったしそっちの人間だからこそレベルの違いがわかるというか、一緒に仕事したら親分として目指したくなる、ついていきたくなる人だなと...

読みながら、「この人、人のことをよぉく知ってる人だなぁ~」と、懐の大きさ・深さを感じる一冊でした。技術を仕事にしてきた一人として、すごく納得できる部分もあったしそっちの人間だからこそレベルの違いがわかるというか、一緒に仕事したら親分として目指したくなる、ついていきたくなる人だなと思いました。 世渡りっていうとセコセコうまいことするようなイメージを持ちがちだけど、そんなことじゃなくて、「技術持ってんだったらもっとアピールしていけよ」っていう技術屋たちに対しての危機感から出てきたメッセージなんじゃないかなと思いました。

Posted byブクログ

2013/09/21

職人としての腕を認めて貰う為の日と付き合いの事が書かれています。糸川英夫先生の言葉を思い出しました。

Posted byブクログ

2013/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

チェック項目17箇所。どんなにいい腕を持ってても、それだけじゃダメ、「世渡り力」がなきゃ、仕事も人生もゼッタイうまくいかないよ。「人と情報のマネジメント力」って意味だ、言ってみれば、仕事の運命を決めるような決定的情報を入手するには、人と情報をどう使って、動かせばいいか、自分はどう動けばいいかといったことだよな。大事なのはこういうことだ、・重要な情報が飛び交う集まりに「あいつを呼ぼう」と言われるには? ・人に「あいつは面白い」と思われるには? ・お金がなくても一流どころとつきあう方法。世の中善人ばかりじゃない、俺も、人にはいつも泣かされてきたよ、だから次のような「世渡り力」も、ゼッタイ必要だ、・自分のアイデア・ノウハウを守る、・「前例がない」を盾にとる人を突き崩す。世渡り力ってのは、こすっからく生きていく、安っぽい手練手管なんかじゃないぞ、人間の機微を知り、義理人情をわきまえ、人さまにかわいがられて、引き上げてもらいながら、自分を最大限に活かしていく、”総合力”なんだよ。大企業の第一線の人たちと話していると、技術がどんな方向に進んでるとか、最新の素材開発はどんな段階なのか、俺たちにとって”お宝”みたいな情報が入ってくるんだ、現場の切実な悩みなんかも分かるんだよ。商売の一番のポイントは、他人を儲けさせることだって、俺は思うね。一番価値があるのは、情報を持っている人間なんだよ、だったら、その人間にお金を注ぎ込むのは当然じゃねぇか。ほんとに貴重な情報ってのは、あらたまった場で出てくることはまずないね、酒でも飲んで、ワイワイガヤガヤやってるときに、「そういえば、このあいだA社に納品に行ったときに、ちょっと耳に挟んだんだけどさ……」なんて極上な情報が出てくるわけさ。自分のキャラクターに合ったプラスアルファでいいんだ、要は「あいつが来るとおもしろいよ。何かやってくれるよ」ってもんを身につけることだな。「ふだんから、あんなに義理堅い人なら、仕事をまかせても間違いないだろう」ってことにもなるからだよ、お返し分の何百倍、何千倍ものいいことが起きる、ほんとだから覚えておくといいよ。俺は個人で特許を取って痛い思いをした、だけど、「あぁ、痛ぇ」ってだけじゃなく、頭を切り替えて、どうしたら痛い思いをしないですむかを考えた、だから大企業と連名で取るって手法に行きついたんだ、痛いだけで終わらせないのが世渡り力だよ。自分の仕事は安売りしちゃダメなんだ、そのためには、人にはできないことをやらなきゃな、誰でもできることなんてのは、相手の言い値でやるしかなくなるんだよ、できないことだから、値段を自分でつけられるんだ。人と同じようにすることが、世渡りのコツだなんて勘違いするなよ、世渡りにとって”変わってる”ってことは、これ以上ないアドバンテージなんだ、美徳と言ってもいいね。「実績かい? そしたらあんたは、女房をもらうときも実績で決めたってわけだな。いったいどんな実績があったんだい?」。本やネット情報をいくら読んだって、「へぇ、世の中、こんなこともあるのかね」くらいのことでしかないけど、実体験は重みが違う、必ず、自分のチェック項目にもなり肉にもなるんだ、だから、裏切られたからって”へこむ”ことなんかない、世渡りを学ぶいい機会だっていうくらいに考えりゃいいんだよ。誰かにご馳走してもらったら、食事が終わったときに、「ごちそうさまでした」は当然だよ、だけど、それだけじゃいけない、次の日に、「きのうはごちそうさまでした」、次の週にその人と会ったら、「先週はごちそうさまでした」、次の月になったら、「先月はごちそうさまでした」と、ここまでやんなきゃ、感謝の気持ちは伝わんないってことなんだよ。

Posted byブクログ

2012/12/04

一流の職人だけではビジネスは成功しない. 人との付き合いを通して情報や仕事が向こうからやってくるような環境を形成しておく能力も持っておくことが一流のプロフェッショナルであるのだ. 人がやらないことに積極的に活路を見出し、6人の小さい会社が大企業と五分以上に渡り合っていくのは痛快....

一流の職人だけではビジネスは成功しない. 人との付き合いを通して情報や仕事が向こうからやってくるような環境を形成しておく能力も持っておくことが一流のプロフェッショナルであるのだ. 人がやらないことに積極的に活路を見出し、6人の小さい会社が大企業と五分以上に渡り合っていくのは痛快. どんな職種にしても著者の哲学から学べることは大きいはずだ.

Posted byブクログ

2012/06/03

。「刺しても痛くない注射針」の製作で有名な岡野製作所社長による仕事論。江戸っ子のべらんめえ調による文体が読みやすく頼もしい。かなり泥臭いところがなきにしもあらずだけど、そもそも人間や世の中がもともと泥臭いモノだと気づかされます。

Posted byブクログ

2012/05/26

一流の職人ならでは発言で重みがある。反面、万人受けする世渡りではないと感じた。 学んだこと 借りは返して対等な立場で。 感謝の気持を回数でお礼を。

Posted byブクログ

2012/05/04

タイトルから言いたい事は想像できると思っていたけれど、想像以上だった。話口調は私の好きなタイプです。 はっきり物言って堂々としてる姿は尊敬。落語を聞きたくなっちゃった。

Posted byブクログ

2012/04/26

世渡り力を考えるのはおもしろい。 そしてその重要性を説いてくれる人は少ない。 自分で努力し、気づかなくてはいけない。 それを伝えてくれる人の内の1人。 以下レバレッジメモ 人と話すのは面倒くさい、人付き合いはわずらわしいなんていってたら、いい情報は入ってこないし、成功なんてど...

世渡り力を考えるのはおもしろい。 そしてその重要性を説いてくれる人は少ない。 自分で努力し、気づかなくてはいけない。 それを伝えてくれる人の内の1人。 以下レバレッジメモ 人と話すのは面倒くさい、人付き合いはわずらわしいなんていってたら、いい情報は入ってこないし、成功なんてどっかに言っちまうよ。成功するには、しゃべって、人と付き合って、先端情報を取りこぼさない、「世渡り力」を鍛えるしかないんだ。世渡り力ってのは、こすっからく生きていく、安っぽい手練主管なんかじゃないぞ。人の機微を知り、義理人情をわきまえ、人様にかわいがられて、引き上げてもらいながら、自分を最大限に生かしていく”総合力”なんだよ。 スキは愛嬌なんだよ。「あのヤロウ、バカだねえ」と思うから、何かいってやりたくなるんだし、「あいつ、しょうがねえな」と感じるから、何かしてやりたくもなるんじゃないか、そうだろう?俺も若いころはお得意さんの遊びの仕切りをよくやったよ。昔、たっぷり遊んでた経験が役に立ったね。自分が遊んでなきゃ、仕切りなんかできないからね。遊ぶにも年季がいるんだよ。最初から上手に遊べるわけじゃない。何度も失敗して、こっぴどい目にあって、お金も使って、やっと人様を連れて、遊びを仕切れるところにたどり着くものなんだ。だから、若いうちに詰まんない勉強ばかりしないで、遊んでおくことだね。 分かりも乗っていわれるような人間じゃなきゃだめなんだ。変わってるから、人と違う発送ができるんだし、人と違うものが作れるんだよ。優等生といわれて喜んでいるようじゃ、先が知れてる。当たり前のことを、当たり前にしかできねえってのが優等生だもん。人と同じようにすることが、世渡りのコツだなんて勘違いはするなよ。世渡りにとって”変わってる”って事は、これ異常ないアドバンテージなんだ。美徳といってもいいね。 「いいかい、人様に何かしてもらったら、4回お礼を言うんだよ」たとえば、誰かにご馳走してもらったら、食事が終わった後に、「ごちそうさまでした」は当然だよ。だけど、それだけじゃいけない。次の日に、「きのうはごちそうさまでした」、次の週にその人と会ったら「先週はご馳走様でした」次の月になったら「先月はご馳走様でした」とここまでやんなきゃ、感謝の気持ちは伝わんないってことなんだよ。 「ありがとうございました」、「ごちそうさまでした」を4回も言ってみなよ。こんなご時勢だから、相手は感動だよ。「あいつ、次もまた誘ってやろう」ってことに必ずなる。そうやって、情が通った付き合いが深まっていくんだよ。奢りがいがある人間、誘いがいがある人間になってくれよ。 チャンスは人が持ってくる 付き合いにお金を惜しんじゃいけない。飲み食いするのにそんなにお金を使うのはもったいないなんていうのは、世渡りが分かってないやつの考え方だね。しみったれてたんじゃ、大きなお金はつかめない。お金は、使うから、回りまわって大きくなって戻ってくるもんなんだよ。成功してたくさんお金を稼いでいた人は、俺たち若造にもほんとによくしてくれた。人のために、人を喜ばせるためにお金を使うことが、もっと自分を大きくするってことを知ってたんだよ。セコクセコク溜め込もうなんて気持ちだったら、人間、縮こまっちまうだけなんだ。子供のころから「お金は使え!」って教えなきゃだめなんだよ。付き合いを大切にして使うお金、人を楽しませるために使うお金に、無駄なんてことはありゃしねえんだ。全部生きた使い方だよ。

Posted byブクログ