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ひらがなでよめばわかる日本語 の商品レビュー

3.7

19件のお客様レビュー

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2025/07/20

私の分類上、星★1つにしていますが、内容が悪かったわけではありません。 2024年3月31日に定年退職したとき、部屋の中に散らかっている本を見て、1年以内(2025.3.31)までに全て処理することを心に決めました。段ボール箱3つと、スーツケースに入った本達です。読み終えてポス...

私の分類上、星★1つにしていますが、内容が悪かったわけではありません。 2024年3月31日に定年退職したとき、部屋の中に散らかっている本を見て、1年以内(2025.3.31)までに全て処理することを心に決めました。段ボール箱3つと、スーツケースに入った本達です。読み終えてポストイットが貼ってあるものは完全にレビューまで書き終えましたが、読みかけ本の処理に困りました。 半分以上読んでいるものは、読み終えてレビューを書きましたが、それ以下のものは処理に困っている状態でした。興味があって購入し、読み始めたもの、読んだらきっと良いポイントがあるのは分かっていますが、これから読みたい本も出版されるし、部屋を整理するためにも、全ての本を片付けたく思い、このような結果となりました。尚、当初は61歳までの誕生日を目標としていましたが、左目の不具合期間がありましたので、期間を2025円7月末までとしました。 2025年7月17日作成

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2023/03/06

goya626さんのレビューで出会うことができた本です。ありがとうございます。 日本語という言葉の豊かさについて短歌を通して再認識しているところ、レビューで気になってお取り寄せ。万葉学者の著者が基本の日本語で考える「やまとことば」について展開される。「漢字は中国からの借り物」、日...

goya626さんのレビューで出会うことができた本です。ありがとうございます。 日本語という言葉の豊かさについて短歌を通して再認識しているところ、レビューで気になってお取り寄せ。万葉学者の著者が基本の日本語で考える「やまとことば」について展開される。「漢字は中国からの借り物」、日本語には外来語由来のものが多いという。「同じ立場や役割をもつものを一つの単語でよび、ものとして、形態が違っていても区別しない」という考え方で進み、最初は戸惑ったが読み進めるにつれて言葉の共通項やこころと自然とのつながりの発見となった。    『柳田国男は「どんな字病」ほど恐ろしい病気はない』という文言に、どきっとする。「漢字は漢字の素晴らしさがある」一方、「漢字依存が日本語の持つ本来の意味を失われていくことになる」という警告がなされている。 古代の日本人は、「芽(目)を出したり花(鼻)を咲かせたりしながら実(耳)をつけていくかおを、体とは別物として考えていた」。幸福を「心の中に、いっぱい花が咲きあふれるように感じること」と答え、「心は頭の中にあるのではなく内臓の中にあると思っていた」。「歌とは人間と神様が会話を交わすチャンネル」だった。 万葉集などからの美しい歌の引用があり、その韻律に浸れる。 直に逢ひてみて場のみこそたまきはる命に向ふわが恋止まめ(万葉集、中臣女郎が大友家持に贈った相聞歌) 覚書 「み」果実の実 精神的で象徴的な存在 努力して経験を積んだ成果 「さみだれ」「みだれ」に「さ」がついたものらしい もの思いの道具 「いろ」 敬愛や恋愛といった心の自然な働きを表現したことば 「かく」 指を使って何かを示す動作 書く 描く 掻く 欠く 掛く

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2022/10/22

漢字伝来以前からのやまとことばについて考察した刺激的な本。同音異義語というのがあるが、そうではなくてそういうことばや似たことばは皆同じ働きをしていて仲間の言葉という。上代日本語の甲類と乙類の違いも同類のことばだと著者は考えているようだ。古代の人々が人間の生命と植物の生命を同じもの...

漢字伝来以前からのやまとことばについて考察した刺激的な本。同音異義語というのがあるが、そうではなくてそういうことばや似たことばは皆同じ働きをしていて仲間の言葉という。上代日本語の甲類と乙類の違いも同類のことばだと著者は考えているようだ。古代の人々が人間の生命と植物の生命を同じものとして捉えていたというのも目を開かされる思いだった。日本人のもともとの心の働きへの示唆を与えてくれる。素晴らしい本だと思う。

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2019/11/23

父からのおすすめで読んだ本。 今年はいろいろと忙しかった中西先生は万葉集の本でいろいろお世話になった。 この本は普段使っている日本語のやまとことば的ルーツと、今の日本語になるまで取り入れてきた外の言葉たちとの融合の過程をいくつかの例と和歌を交えて解説している。 考えてみれば「言葉...

父からのおすすめで読んだ本。 今年はいろいろと忙しかった中西先生は万葉集の本でいろいろお世話になった。 この本は普段使っている日本語のやまとことば的ルーツと、今の日本語になるまで取り入れてきた外の言葉たちとの融合の過程をいくつかの例と和歌を交えて解説している。 考えてみれば「言葉」ということばも葉がつくのが不思議だし、「もの」ということばも物質を指すのに接頭的に「もの寂しい」となるとふわっとする役割になるのも不思議だ。 いくつかの論はこじつけ?みたいに感じてピンとこなかったけど、日本に住んでいる人たちがどれだけ自然の中で言葉の種を見つけて風土と一緒に育んできたのかが伝わって面白い。 私たちは言葉抜きに考えることはできない。

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2020/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やっと読みおわったー!長かった。おもしろすぎて、いろんなヒントがたくさんあって、時間がかかった。 ひらがなに直して古代の人の気持ちや認識を学ぶ。物語の創作のヒントになるような概念もたっくさんあって、ものすごく参考になった。 物語に興味がない人にでも、単なる雑学ではなく、役に立つところがたくさんあると思う。古代のあいまいな考え方と、現代のするどい分岐した長ったらしい新しいカタカナ語がはびこる世の中である。やたらそういうのを使いたがる人にかぎって、頭からっぽなんじゃないの、っていうこともある。 概念が誕生していくのを、発展と捉えるのはそうなのだけども、原点のことばに立ち返るというのは、ちょっと漢字を間違えたくらいで騒ぎ立てる世の中というのは住みにくいと思うから、だから立ち返る古代にロマンを感じるのです。いいなあ。 面白かった、さいわい、の由来がいちばんよかったな。またあらためてじっくり読みたい。

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2019/06/19

令和年号で一躍注目された万葉集研究第一人者が、日本語の意味をひらがなでじっくり考えようと語る。 漢字依存が、日本語の持つ本来の意味を失わせていると、「め」「みみ」「はな」などの体のパーツから説き始める。 次々と引用されるひらがなことばが面白く、知的好奇心を刺激される。 同じ立場や...

令和年号で一躍注目された万葉集研究第一人者が、日本語の意味をひらがなでじっくり考えようと語る。 漢字依存が、日本語の持つ本来の意味を失わせていると、「め」「みみ」「はな」などの体のパーツから説き始める。 次々と引用されるひらがなことばが面白く、知的好奇心を刺激される。 同じ立場や役割をもつものをひとつの単語でよぶ日本語は、包容力があり、創造性豊かな沃野をもつ、との指摘には大いに納得させられる。

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2019/04/14

 碩学中西進。  そう呼びたくなる本ですね。万葉集から漢字研究を突き詰めた白川静といい、万葉集から日本語を突き詰めた中西進といい、偉い人というものはいるものだと思っていたら、最近の中西進の元号解説には、ちょっと?こちらで蘊蓄垂れてます。どうぞ! https://plaza.rak...

 碩学中西進。  そう呼びたくなる本ですね。万葉集から漢字研究を突き詰めた白川静といい、万葉集から日本語を突き詰めた中西進といい、偉い人というものはいるものだと思っていたら、最近の中西進の元号解説には、ちょっと?こちらで蘊蓄垂れてます。どうぞ! https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201904140003/

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2018/11/18

以前、チンペイさん(谷村新司)のラジオで「人間にも植物にも『め』『はな』『は』がある」という話を聞いて、面白い!と思った覚えがある。そして、本書はまさにその話からスタート。以降同じように漢字を横に置いておいてひらがなで記すと、『咲く』『酒』『岬』が同じ根っこだということが見えてき...

以前、チンペイさん(谷村新司)のラジオで「人間にも植物にも『め』『はな』『は』がある」という話を聞いて、面白い!と思った覚えがある。そして、本書はまさにその話からスタート。以降同じように漢字を横に置いておいてひらがなで記すと、『咲く』『酒』『岬』が同じ根っこだということが見えてきたり、『ちから』は『ち』と『から』からできていたり…もう目から鱗のオンパレード。 なかには根拠が弱くてこじつけのように思えるものもあるけれど、そこは日本語の持つファンタジー、という整理でいいと思う。このファンタジー、なかなか楽しいから。

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2018/08/14

やまとことばのおくぶかさよ。日本語をたいせつにすること。日本語に通じることで日本の学問の独自性が表れるのではないだろうか。

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2016/07/19

ことば関する見方が変わる、興味深い書だった。漢字の違いで素性の違うことばとするのでなく、ひらがなから、実は同じことばから派生したものだと。一休さんの「このはしわたるべからず」の「はし」が「間」の意味を持つというのは面白かった。2016.7.19

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