スープ・オペラ の商品レビュー
大分前にDVDで観てから何となく心に残っており、原作を手に取りました。奇妙な3人の関係が織り成す優しい空気のような一体感がたまらなく好きです。阿川さんの作品を初めて読みましたが、文調が大変読みやすく、500ページの文庫本も一気に読めました。
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NHK朝の連続テレビ小説の様な作品。軽妙で読みやすく食べ物が非常に美味しそうに描かれている。幼い頃に母親に先立たれ、叔母に育てられたルイが、ひょんなことから会食でいっしょになった編集者康介、父親疑惑がある画家トニーと共同生活を始める。共感できる台詞がいくつかあった。届いたウォータ...
NHK朝の連続テレビ小説の様な作品。軽妙で読みやすく食べ物が非常に美味しそうに描かれている。幼い頃に母親に先立たれ、叔母に育てられたルイが、ひょんなことから会食でいっしょになった編集者康介、父親疑惑がある画家トニーと共同生活を始める。共感できる台詞がいくつかあった。届いたウォータベットに3人で寝転んでトニー「だからな。三人がバランスを保って互いに思いやっていれば、波風立たないって話だよ。まあ、たまに動けば波は立つけど、静かにしていりゃすぐに収まる。そういうもんだよ、人生は。」会食をともにした小説家井上豪の講演での言葉「人間と人間の出会いというものは、そこに恋愛感情とか特別の感情が付随しない場合でも、あるいは関わった期間がどれほど長くても短くても、それには関係なく、人生にとってかけがえのないものになる場合がある。」この二つの台詞で70点。
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屋上のあるアパートとスープオペラ、 阿川さんの書くヒロイン像は悪い意味でなく同じにおもえる。 しっかり者なのに押されると流されがちで美味しいものにとにかく弱い。それがすごく可愛いですが、大丈夫かなと心配にもなります。 阿川さんに似ているのかな?と思いました。 読みはじめたら、あっ...
屋上のあるアパートとスープオペラ、 阿川さんの書くヒロイン像は悪い意味でなく同じにおもえる。 しっかり者なのに押されると流されがちで美味しいものにとにかく弱い。それがすごく可愛いですが、大丈夫かなと心配にもなります。 阿川さんに似ているのかな?と思いました。 読みはじめたら、あっという間でした。
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あの阿川佐和子さんの本ですよ~。 へ~、あの人ってこういう本書くんだぁ~。 とっても良かったです!! 500ページもある長編ドラマなのに、最初からぐいぐい引きこまれていって、ミステリーでもないのに次がどういう展開になるの分からない。 楽しいし面白いし、それでいていい所は突いてる...
あの阿川佐和子さんの本ですよ~。 へ~、あの人ってこういう本書くんだぁ~。 とっても良かったです!! 500ページもある長編ドラマなのに、最初からぐいぐい引きこまれていって、ミステリーでもないのに次がどういう展開になるの分からない。 楽しいし面白いし、それでいていい所は突いてるし、登場人物がみんなそれぞれ面白くって、自分がこの物語の世界に入ってみたい!って初めて思った本です。 結局最後、トニーさんはルイのお父さんなのか単なる他人なのかその真相は定かにはならなかったけど、そんなのどうでもいいなぁ~。って私も思う。 肝心なのは人と人との絆。 あの下品な小説家も言ってたように 「人間と人間の出会いというものは、そこに恋愛感情とか特別の感情が付随しない場合でも、あるいは関わった期間がどれほど長くても短くても、それには関係なく、人生にとってかけがえのないものになる場合がある」 まさにこれを阿川さんはこの小説で言いたかったんだなぁ~。 あの下品小説家のジジイ。奥様にはひどいことしたのに、良いこと言うじゃん。 講演のときに話しは涙が出てきそうになったもんね。 ほんと、この本はとってもいいお話でした。 読後感がとっても清清しい。
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なんとなく、ふわっと終わった感じ。 人間関係なんて、そんなすっぱり割り切れるものでもないから これがいいのかも。 幸せって人それぞれで、結局自己満足なんだろうけど、 そういう境地に至るまでってなかなか難しい。 周りの目も気になるし。 余計なこと考えず素直にシンプルに、心地よいこと...
なんとなく、ふわっと終わった感じ。 人間関係なんて、そんなすっぱり割り切れるものでもないから これがいいのかも。 幸せって人それぞれで、結局自己満足なんだろうけど、 そういう境地に至るまでってなかなか難しい。 周りの目も気になるし。 余計なこと考えず素直にシンプルに、心地よいことを集めて生きていけたらいいんだろうな。 阿川佐和子さんのお話では料理が本当においしそうに描かれている、と以前から噂に聞いていたが、確かにどれもおいしそう! 手間がかかりそうだけど、同じようにスープを作りたくなる。 食べることは生きる基本で、それがお話全体にしみわたっている気がする。
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家の中や、商店街、人間模様が目に浮かぶ。 スッキリしない感じがまたいい。 寸胴鍋買って色々スープが作りたくなる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少し風変わりで穏やかな日常を冷めた主人公の視点で淡々と。 主人公の、男性への評価が鋭くて、だから筆者は結婚してないのかなと思った。大きなお世話ですね。自分と同じ匂いがする。
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評判いいのは知っていたけど、「読むのが怖い!Z」で大絶賛されていたのでやはり読まねばと思って……。 う~ん……。今のわたしの体調とかの問題なのか単に合わなかったのか、なぜか、あまりおもしろいとは思えず……。 なんでだろう~? 文章はちょっと古っぽい感じもするけど読みやすく、ほどほ...
評判いいのは知っていたけど、「読むのが怖い!Z」で大絶賛されていたのでやはり読まねばと思って……。 う~ん……。今のわたしの体調とかの問題なのか単に合わなかったのか、なぜか、あまりおもしろいとは思えず……。 なんでだろう~? 文章はちょっと古っぽい感じもするけど読みやすく、ほどほどにユーモアがあり、ほのぼのした雰囲気で。いろいろできごとはあっても大問題や事件になるわけでもなく、なにか解決があるでもなく、そういうストーリーの淡々とした感じはわたしは嫌いではないはずで。むしろ好きなはずで。なんで楽しめないのかわからない。でも、なんかわくわくしないし、退屈っていうか、どうでもいいやっていうか。 うーん、登場人物の内面が語られないからなのかなあ。みんないったいどういう気持ちなのかよくわからない。経歴や背景は語られるし、いろんな会話もあるんだけど。こまごまと、料理しているところとか、同居する家の様子とか書かれていても、なんだか生活感がないというか。なんだかおとぎ話みたいな。主人公もいまひとつどういう人なのかわたしはよくわからなかった。みんなに愛されるんだけど、そんなにわかりやすく魅力的とも思えないし。 映画になったんだった……。(映画になる本ってわたしはあんまり合わないような気がする……偏見)。 阿川佐和子氏はそういえばわたしはエッセイもピンとこなかったんだった……相性が悪いのかしら……。
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冬読むと、めっちゃスープ飲みたくなる~ 登場人物が愛嬌ありすぎてすごい好きになっちゃいます。 エッセイ以外、阿川さんの本は読んだことなかったけど上手い人なんやなぁって
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スープのレシピをいただいたりしました。日本語がキレイで、文が品よくまとまっているところが気に入りました。後味よしです。
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