電車の運転 の商品レビュー
#40奈良県立図書情報館ビブリオバトル「ワク」で紹介された本です。 2部構成で1部は通常回。 2014.4.19 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=834033036611139&id=100064420642477
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筆者は電車の運転手を長年経験された方で、タイトルから、私は運転操作そのものに関わることを中心にまとめられていると思っていましたが、線路や架線、信号、標識、駅、車両に関する技術的なこと、などなど、鉄道に関わる細部の仕組みまでまとめられており、非常に興味深い内容でした また、運転に...
筆者は電車の運転手を長年経験された方で、タイトルから、私は運転操作そのものに関わることを中心にまとめられていると思っていましたが、線路や架線、信号、標識、駅、車両に関する技術的なこと、などなど、鉄道に関わる細部の仕組みまでまとめられており、非常に興味深い内容でした また、運転についても、運転士の皆さんが、日々、ダイヤを守るためにさまざまなことに気を配りながら対応されてることがわかり、毎日利用する電車乗車中での意識がかなり変わりました 自動車の運転とは全く異なっていて、想像を遥かに超えた繊細なことであることがわかり、とても驚きました 最終章の、何に恐れながら運転しているのか、と言うお話もとても印象に残りました
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初読の時は、直流、交流の仕組みの説明についていけなかった。しかし、幾冊か鉄道の本を読んだ後で再読することで理解が進んだ。「電車を運転する」ということと、それに伴う苦労を知らずにいたことも再認識もした。日本は世界に誇る定時運転が当たり前の国だが、もう少し運転密度を下げてダイヤを組め...
初読の時は、直流、交流の仕組みの説明についていけなかった。しかし、幾冊か鉄道の本を読んだ後で再読することで理解が進んだ。「電車を運転する」ということと、それに伴う苦労を知らずにいたことも再認識もした。日本は世界に誇る定時運転が当たり前の国だが、もう少し運転密度を下げてダイヤを組めれば、無謀な運転による事故は防げるのでは? と思わずにはいられない。大都市圏ではコロナ禍で終電時刻を繰り上げているが、コロナ収束後も続けて良いのではないかと併せて思う。鉄道運転士のワークライフバランスが良くなりますように。
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何時購入したのか、なぜ読もうと思ったのかも全く記憶にないが、本棚の中から発掘したので読んでみた。 鉄道マニアでも何でもない自分が、マニアックな本書を面白いと思えるのは、著者の力量によるものだろう。 日常生活には何の役にも立たない無用な知識が好きな人にはおすすめ。
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知っている鉄道マニアは知っていることを容易に解説している点が実はすごい。また単なる知識のひけらかしにとどまらず、心理状態やこうすればよいなどの提案まで織り込んである。
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オフィス樋口Booksの記事と重複しています。記事のアドレスは次の通りです。 http://books-officehiguchi.com/archives/4160217.html 鉄道の信号、標識、架線、電車の加速・ブレーキの操作の仕方の解説だけでなく、筆者の体験をもとに運...
オフィス樋口Booksの記事と重複しています。記事のアドレスは次の通りです。 http://books-officehiguchi.com/archives/4160217.html 鉄道の信号、標識、架線、電車の加速・ブレーキの操作の仕方の解説だけでなく、筆者の体験をもとに運転士の心理について解説している点もこの本の特徴として挙げられる。電車の運転に興味のある人に薦めたい本である。この本を読んでから、鉄道の運転シュミレーターで体験してほしいと思う。
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これほどマニアックな内容にもかかわらず、2009年の新書大賞2位を受賞したことが頷ける良書。 モーター、制御器、ブレーキ、架線、信号、分岐機など鉄道に関わる装置一式について様々な機構を説明しながら、極めて分かりやすく、理系的知識が無くとも理解出来る。 また、随所に盛り込まれた...
これほどマニアックな内容にもかかわらず、2009年の新書大賞2位を受賞したことが頷ける良書。 モーター、制御器、ブレーキ、架線、信号、分岐機など鉄道に関わる装置一式について様々な機構を説明しながら、極めて分かりやすく、理系的知識が無くとも理解出来る。 また、随所に盛り込まれた運転士心理からの洞察や、鉄道会社の対応などへの提言が、率直かつ説得力があり面白い。 1年後にまた読みたいと思う。
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著者の電車愛が伝わってくる文章であった。特に直流と交流のところの説明に、何としても一般の人に分かってもらいたいという思いを感じた。題名は「電車の運転」であるが、鉄道の知識一般が広く浅く得られる書物だと思います。子供の影響で手に取りましたが、「あれなあに?」と聞かれてもこの本を持っ...
著者の電車愛が伝わってくる文章であった。特に直流と交流のところの説明に、何としても一般の人に分かってもらいたいという思いを感じた。題名は「電車の運転」であるが、鉄道の知識一般が広く浅く得られる書物だと思います。子供の影響で手に取りましたが、「あれなあに?」と聞かれてもこの本を持っていれば答えられると思われますので、鉄道に興味を持ち始めた子を持つ親御さんにお勧めです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者は国鉄やJRで長年にわたって運転士を勤めた経験を持つ。 鉄道の本と言えば、鉄道評論家や鉄道マニア、あるいは学者による著書が多いのが現状であるため、鉄道会社の社員、運転士としての経験が豊富な著者の視点は非常に良い意味で異彩を放っている印象。 巨大な金属の塊である鉄道車両を、運転士はどのように意識して、安全に運転しているのか?この点を切り口にして、鉄道の仕組みが解説されている。 特に写真を活用した山陽本線での運転の解説は分かりやすく、運転士の考え方を知る上で興味深い内容。 鉄道の運転技術、歴史、安全の仕組み、更には電気やモーターの解説など、その道のプロフェッショナルによる教養溢れる一冊。 運転士が考えている、仕事をする上での生の声を上手くまとめた本であるとも言えるのではないだろうか。 「マニアックすぎる」という点で評価が分かれる部分もありそうだが、個人的には非常に名著だと思う。
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鉄道について書かれた書物は多々あるけれど、「運転」という観点から、しかもそのプロによって書かれたものは珍しいのではないか。 やはり、電車の運転はとても複雑で難しそうだ。前半でモーターの特性を延々と解説している部分があるのだが、これはお手上げだった。だが、運転手は停止位置をどうやっ...
鉄道について書かれた書物は多々あるけれど、「運転」という観点から、しかもそのプロによって書かれたものは珍しいのではないか。 やはり、電車の運転はとても複雑で難しそうだ。前半でモーターの特性を延々と解説している部分があるのだが、これはお手上げだった。だが、運転手は停止位置をどうやって決めているのか、など、非常に興味深い内容も多々あり楽しめた。
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