電車の運転 の商品レビュー
時刻表のように淡々と電車の運転について語った、タイトルに偽りなしの本。 終章だけ妙に筆者の私情がでている気がします。 だがそこがいい。
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電車が運行される仕組みが、私の知る限りではもっとも深くそして分かりやすく理解できる本です。帯に描かれた銀河鉄道999の絵を見てしまったら、なんだか買わない訳にはいかないように感じて衝動買いしてしまいました。 読みながら、子どものころに電車運転のシミュレーションゲームに熱中したのを...
電車が運行される仕組みが、私の知る限りではもっとも深くそして分かりやすく理解できる本です。帯に描かれた銀河鉄道999の絵を見てしまったら、なんだか買わない訳にはいかないように感じて衝動買いしてしまいました。 読みながら、子どものころに電車運転のシミュレーションゲームに熱中したのを思い出していました。が、運転士の感覚はそのゲームの感覚とはえらくかけ離れたもののようです。加速、走行、制動、どれをとっても自動車とはまるでちがうシステムになっているんだなあと改めて感心しました。・・・とはいっても私自身は車の運転なんてしたことないんですが。 通勤の行き帰りに、電車の中で本書を読んでいると、その前方でこの大きな鉄塊を動かしている人間の心情と、私の足元で動いている数多の機械の動きとが自然とイメージされます。すると、電車に乗る自分と動く電車を観察する自分という、リアルにシンクロした不思議な二重体験を味わうことができます。これは本書を読むのにもっともお勧めなシチュエーションです。 電車の仕組みが分かり、そしてそれを動かす運転士の心情とが手に取るように分かる本書は、普段は当たり前だと感じている社会システムがどのように成り立っているのかという、ここに生きる私たちが忘れるべきではないことを思い出させてくれます。本書を閉じて、運転士と車掌とにただただ感謝。そんな気持ちになれる本です。 (2008年11月 読了)
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電車の運転技法とそれに関わる基礎知識(電気的な部分を含む)についての解説本。運転士を育成するための教本を読んでる感じであったものの、電車の運転が如何に職人芸的で、著者がその仕事を誇りに思っているかがひしひしと伝わってきた。身近でありながら、ブラックボックス化している鉄道というもの...
電車の運転技法とそれに関わる基礎知識(電気的な部分を含む)についての解説本。運転士を育成するための教本を読んでる感じであったものの、電車の運転が如何に職人芸的で、著者がその仕事を誇りに思っているかがひしひしと伝わってきた。身近でありながら、ブラックボックス化している鉄道というものについて理解するには最適な本ではないかと。ヘンにマニア的視点が一切ないのもポイント高し。
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2008/8 長年、JRに勤務していた著者による、硬派の鉄道本。どこにニーズがあるのかと思うほど、専門的な電車についての知識が詰め込まれている。ここまでくると教科書といってもいいような一冊。
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2ヶ月で第5版出版!!こんなマニアックな本が本屋のお勧めコーナーに大々的に置いてあったので、思わず買ってしまいました。電車が動く仕組みから運転士が何を考えて運転しているかなど現場の目線から詳細に解説されています。何気なく電車に乗っている人も多いと思いますが、これを読めば・・・☆
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