クドリャフカの順番 の商品レビュー
待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲―。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完...
待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲―。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう!目指すは文集の完売だ!!盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに…。大人気“古典部”シリーズ第3弾。 《ブックデータベース より》 《2010年4月22日 読了》
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『氷菓』『愚者のエンドロール』に続く<古典部>シリーズの三作目。 文化祭に沸き立つ中、自分たちの文集をうっかり作りすぎて、なんとか在庫を処分するために、古典部の存在をアピールしようとしていた主人公たち。 そんな中、小さな事件が起きる。それぞれに出展をしている複数の部活から、い...
『氷菓』『愚者のエンドロール』に続く<古典部>シリーズの三作目。 文化祭に沸き立つ中、自分たちの文集をうっかり作りすぎて、なんとか在庫を処分するために、古典部の存在をアピールしようとしていた主人公たち。 そんな中、小さな事件が起きる。それぞれに出展をしている複数の部活から、いつの間にかささやかな備品が盗まれ、そこには妙な犯行声明が残されていた。たとえばこんなふうに。「占い研究会から 運命の輪は既に失われた 十文字」 主人公たちは、この事件をうまく集客に利用できないかと考えて…… 人が死んだりはしない日常の謎……なのですが、心情描写がしっかりしていて展開が巧みなので、すごく楽しく読めました。自分が求めても得られない才能をもつ友人を間近で見つめる人間の、嫉妬と友情の間で揺れる複雑な感情が丁寧に描かれていて、思わずしんみり。 そしてやっぱり端々に挿入されるコミカルな小ネタが、読んでいてとても楽しいです。学園モノ(といってしまっては少しニュアンスが違うかもしれませんが)のお馬鹿なノリも大好物です。おもわず何度か声を出して笑ってしまいました。
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古典部シリーズ3作目。 今回はホータローだけでなく他の古典部員の視点からも物語が進められます。 そのなかでも里志視点で語られる部分が特にお気に入り。小市民シリーズよりも古典部シリーズの方が好きだ!
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シリーズの中でも一番理解しやすく共感できた。 多視点形式(?)にしては楽しめた。 主要人物の価値観や理念がことのほか深く掘り下げられています。
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古典部シリーズ3作目。いよいよ文化祭当日、誤って印刷された文集200冊を売り切ろうとしているところに妙な盗難事件が発生して・・・ なんかなつかしくもあり、せつなくもあり、青春だなーって感じ。ホント4人ともかわゆすぎるぞ。
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学園ものとして、さわやかで良作と思う。 文化祭を舞台とした青春ストーリーで、テンポもよく優等生でありながら、ちゃんとミステリ。 古典部の冊子200部をなんとか売り切ろうとする部員4人が、「十文字」という謎の怪盗の謎にせまる! 「氷菓」「愚者のエンドロール」の続編になるらしいのだけ...
学園ものとして、さわやかで良作と思う。 文化祭を舞台とした青春ストーリーで、テンポもよく優等生でありながら、ちゃんとミステリ。 古典部の冊子200部をなんとか売り切ろうとする部員4人が、「十文字」という謎の怪盗の謎にせまる! 「氷菓」「愚者のエンドロール」の続編になるらしいのだけど、きっと前作も優等生なんだと思う。 面白いけど・・・学園ものが苦手という個人的主観で星3つ。
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古典部・折木ホータロウシリーズの3作目。学祭で起こる奇妙な盗難事件。結び付けると幻の同人マンガに行き着くというとんでもないもの。勢いのある作家の旧作だけど、イマイチ。
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古典部シリーズ第3弾。 前半青春小説、後半推理小説て感じかな?どっちも好きな人はかなり楽しめると思います。 文化祭という響きにはいくつになっても時めかざるを得ませんね。クイズ大会、料理対決のくだりでは爆笑してしまいました。ユーモアのセンスもありますね。 そしてこの物語の目的はなん...
古典部シリーズ第3弾。 前半青春小説、後半推理小説て感じかな?どっちも好きな人はかなり楽しめると思います。 文化祭という響きにはいくつになっても時めかざるを得ませんね。クイズ大会、料理対決のくだりでは爆笑してしまいました。ユーモアのセンスもありますね。 そしてこの物語の目的はなんと謎解きではなくて文集完売というところもけっこう好きです。もちろん謎解きあります。事件も起きます。いろんな伏線が散りばめられてます。それが各登場人物の巡り会わせによって解決していくのに感動すら覚えました。 あと「期待」という言葉の本当の意味、わかったような気がします。
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古典部シリーズ最終章。 事件のパンチは弱いんだけど、代わりにそれぞれの中にある葛藤がよく描かれてた話。 これを読んで初めて主要メンバー4人の性格がわかるし、古典部シリーズを終えることができるんだろうな。 持たざる者が持てる者に抱く、期待。羨望。失望。 そのもどかしさは身に覚え...
古典部シリーズ最終章。 事件のパンチは弱いんだけど、代わりにそれぞれの中にある葛藤がよく描かれてた話。 これを読んで初めて主要メンバー4人の性格がわかるし、古典部シリーズを終えることができるんだろうな。 持たざる者が持てる者に抱く、期待。羨望。失望。 そのもどかしさは身に覚えがあるよ。
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「期待」とは。 映画の『マイライフアズアドッグ』の犬の名前が『クドリャフカ』だってことなのか。感動。
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