クドリャフカの順番 の商品レビュー
古典部シリーズ三作目。 いよいよ文化祭をむかえた古典部メンバー。「文化祭で何事もなくすむはずがないのが古典部の伝統」そう言うのは古典部のOGである奉太郎の姉。その言葉の通りに、古典部は一つの大きな問題を抱えていた。文化祭期間の三日間で、古典部は無事にその問題を解決できるのか?...
古典部シリーズ三作目。 いよいよ文化祭をむかえた古典部メンバー。「文化祭で何事もなくすむはずがないのが古典部の伝統」そう言うのは古典部のOGである奉太郎の姉。その言葉の通りに、古典部は一つの大きな問題を抱えていた。文化祭期間の三日間で、古典部は無事にその問題を解決できるのか? 今作ではこれまでの作品のように奉太郎の一人称ではなく古典部メンバーそれぞれの一人称で、よーするに視点移動して語られていく。そうすることで、あっちの視点での複線がこっちの視点で繋がり、こっちの視点の複線があっちで繋がり、となっていきゆかいゆかい。個人的には今作が一番うまくまとまっていたように思う。あいもかわらず安定したおもしろさでしたよ。
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待ちに待った文化祭。おもしろかった。摩耶花ちゃんが好きになりました。みんな料理の腕前が神すぎる。あとお姉ちゃんがずるい。
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ついにやってきた神高文化祭! が、しかし古典部の文集「氷菓」が摩耶香(伊原)の同人誌と間違って二百部も印刷してしまったわけで。。。三日間の内に、古典部は「氷菓」を完売することが出来るのか!? 最初はどうなることかと思ったけど、まあそれは読んでみてのお楽しみ。文化祭と言うことで、...
ついにやってきた神高文化祭! が、しかし古典部の文集「氷菓」が摩耶香(伊原)の同人誌と間違って二百部も印刷してしまったわけで。。。三日間の内に、古典部は「氷菓」を完売することが出来るのか!? 最初はどうなることかと思ったけど、まあそれは読んでみてのお楽しみ。文化祭と言うことで、トランプの四つのマークに割り振られて多人物多視点の手法が用いられて、古典部四人の視点が長く時には短く物語を継いでくれます。千反田の章が可愛すぎるw かくかくしかじか、うんぬんかんぬん。 里志と摩耶香の二人にもえもえしてどうなることかと思いましたぞ…私この二人なら余裕で禿げれる! 摩耶香もそうだけど、里志の方が摩耶香のこと好きすぎるだろっ! ニヤニヤしちゃうよー! でも今回はホータローの何もしないっぷりもなかなかすごかったけど。まあちゃんと動いてくれるけどね……お料理対決が一番燃えたなあ。物々交換のプロトコルも素敵でした。ああ、私もどっかの高校の文化祭に遊びに行きたいなあー。 でも古典部シリーズはいつも面白いけど、いつもちょっと切ない。摩耶香のターンも里志のターンも千反田のターンにも、こう描かれる。 “「期待」をするっていうのはどういうこと?” ホータローは、「期待」に下ってしまった里志に気付いていない……けれど、ホータロー、君は自分の能力をもう少し、信じてみてよ。と思ったのでした。なかなか、高校生あたりの微妙な気持ちを表しているなあとも思ったりしてみた。私は今でも、他人の文章や友人の素晴らしい作品に諦めてしまいそうになるけどね。 古典部の続きは「遠まわりする雛」でいいのかしら? 1Q84読み終わったら図書館で探してみよう。
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ちょっとした理由で入部した古典部、やらなくてもいいことならやらない、やらなければいけないことなら手短に。を、もっとうとする省エネ少年『折木奉太郎』が、古典部の仲間とともに日常に潜む不思議な謎を解く、シリーズです。 ついに文化祭が始まった。しかし『奉太郎』が所属する古典部で大問題...
ちょっとした理由で入部した古典部、やらなくてもいいことならやらない、やらなければいけないことなら手短に。を、もっとうとする省エネ少年『折木奉太郎』が、古典部の仲間とともに日常に潜む不思議な謎を解く、シリーズです。 ついに文化祭が始まった。しかし『奉太郎』が所属する古典部で大問題が発生してしまう。手違いで文集「氷菓」を、三十部のはずが二百部になってしまった。部員たちが頭を抱えている中で学内では、奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは、碁石にタロットカードに水鉄砲などいろいろなものが次々に盗まれていき盗まれた現場では、犯人が置いたと思われる犯行声明。古典部員たちは文集を完売させるべく奮闘してるうちになんだかんだで事件にもかかわることになる。
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文化祭当日編。 書き方がいろいろ試してるかんじ。 ♠ ♣ ♥ ♦ それぞれだれかはわかるよね。 シリーズの中で一番ミステリしてた!
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古典部シリーズ第3弾。平成17年6月発行。 作者は1978年生まれ、古典部シリーズの第一弾でデビュー。 神山高校の文化祭、やたらと文化部が多い高校なんですね。 古典部のメンバーは手違いで作りすぎた文集200冊を出来るだけ売ろうと、それぞれに頭を悩ませます。 メンバーの個性が光り、...
古典部シリーズ第3弾。平成17年6月発行。 作者は1978年生まれ、古典部シリーズの第一弾でデビュー。 神山高校の文化祭、やたらと文化部が多い高校なんですね。 古典部のメンバーは手違いで作りすぎた文集200冊を出来るだけ売ろうと、それぞれに頭を悩ませます。 メンバーの個性が光り、楽しく読めます。 省エネをモットーとする奉太郎は、人里離れた売り場で待機。 宣伝のために里志は、催しに古典部として参加〜料理対決も面白いです。 折しも、あちこちの会場で些細な物が盗まれ、謎のメッセージが。 漫画研究会で先輩と言い争いになった摩耶花は、昨年感動した同人誌を探すが、その書き手の正体がわからない。 すらりとしたお嬢様だが気になることは追求する好奇心の塊・千反田える。さて?
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ようやく待ちに待った文化祭。 3冊目にしてようやく、な感じです。 文化祭で起こった事件を解きつつ…な状態ではありますが 3日分の文化祭が、みっちり(?)と画かれています。 語り手は古典部全員。 トランプ模様が最初についていて、付いた人目線になります。 まったく関係ないですが、...
ようやく待ちに待った文化祭。 3冊目にしてようやく、な感じです。 文化祭で起こった事件を解きつつ…な状態ではありますが 3日分の文化祭が、みっちり(?)と画かれています。 語り手は古典部全員。 トランプ模様が最初についていて、付いた人目線になります。 まったく関係ないですが、お料理話がすごかったです。 いやむしろわらしべ長者? 噂の(?)姉が、ちゃんと生身で出てきています。
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古典部シリーズ3巻。 視点入れ代わりで文化祭描写はイベントとして面白い。 あと、まやかの創作者としての視点が、本筋として外れていると感じるほど強い。 本当に心に響くものはある。 けれどもそれを作れるかなんていうのは分からない。 この作家の才能に関する、それだけに特化した話を読ん...
古典部シリーズ3巻。 視点入れ代わりで文化祭描写はイベントとして面白い。 あと、まやかの創作者としての視点が、本筋として外れていると感じるほど強い。 本当に心に響くものはある。 けれどもそれを作れるかなんていうのは分からない。 この作家の才能に関する、それだけに特化した話を読んでみたいなぁ。
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正直古典部シリーズを舐めていたと思う。これほんっとうに面白かった! 米澤さんの作品の中でも一二を争うおもしろさ。
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古典部シリーズ3巻目。 1巻から引っ張ってきた学校祭がついに始まります。 描く4人の視点で物語が進んでいくのが面白かった! いいぞもっとやれ 作中の「クドリャフカの順番」と「夕べには骸に」がすごく読んでみたいです。
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