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夜市 の商品レビュー

4

678件のお客様レビュー

  1. 5つ

    207

  2. 4つ

    249

  3. 3つ

    147

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    8

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2023/05/25

「化物園」を読んでハマった作者のデビュー作。本当〜に面白かった!! 表題作と「風の古道」が収録されていて、個人的には後者の方が好みだった。 ジャンル的にはホラーなんだろうけど、どこか寂しくて切ない。こんな気持ちになれるのは恒川光太郎さんの作品だけかも。やっぱり最高です。

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2023/05/21

ノスタルジックな雰囲気に呑みこまれた。2篇とも切なさが残る終わり方だったけれど、リアリティがあって良かったです。

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2023/05/12

凄く面白かった。 映像にしろゲームにしろホラーがてんで駄目な自分でもワクワクしながら読むことができた。 表題になっている「夜市」はもちろん、収録されている「風の古道」がとても面白く引き込まれた。小さいころにしたちっぽけな冒険や、小中学生の頃にあった修学旅行の夜に何かが居た気がした...

凄く面白かった。 映像にしろゲームにしろホラーがてんで駄目な自分でもワクワクしながら読むことができた。 表題になっている「夜市」はもちろん、収録されている「風の古道」がとても面白く引き込まれた。小さいころにしたちっぽけな冒険や、小中学生の頃にあった修学旅行の夜に何かが居た気がした体験のような、高揚するこわさを思い出した。 文章も、無駄がなくて非常に好みだった。恒川さんの別作品も読んでみたい。

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2023/05/06

2023年41冊目 恒川光太郎さん/「夜市」 フォローされている方の読了記録に度々登場していたので、チャレンジしてみました。ファンタジーでもあり、ホラーでもあり。読みやすい文章に引き込まれました。

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2023/04/29

ホラー感のあるノスタルジックな雰囲気のファンタジー。 不思議な世界観に冒頭から一気に引き込まれる。 文章が美しく短文なので読んでいて心地よかった。 妖怪たちが様々な屋台を出す不思議な市場「夜市」。 そこでは望んだものが何でも手に入る。 元の世界に戻るには何か買わなくてはならないが...

ホラー感のあるノスタルジックな雰囲気のファンタジー。 不思議な世界観に冒頭から一気に引き込まれる。 文章が美しく短文なので読んでいて心地よかった。 妖怪たちが様々な屋台を出す不思議な市場「夜市」。 そこでは望んだものが何でも手に入る。 元の世界に戻るには何か買わなくてはならないが… 失ったものの大きさに気づいた裕司は、弟と再会できるのか。 本当にほしいもの、大切なものは何か。 ちょっと不気味で不思議な世界から最後は感動の展開だった。

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2023/04/23

再読。 二篇ともホラーというよりファンタジーであり寓話。才能や能力を他所から与えられるのか、自身で研鑽するのか。兄弟に訪れる結末の対比が痛々しく切ない「夜市」。同じく寄る方ない切なさに満ちた「風の古道」。どちらも世界観があまりにも秀逸で、儚さと美しさと郷愁とが絶妙に混ざり合った物...

再読。 二篇ともホラーというよりファンタジーであり寓話。才能や能力を他所から与えられるのか、自身で研鑽するのか。兄弟に訪れる結末の対比が痛々しく切ない「夜市」。同じく寄る方ない切なさに満ちた「風の古道」。どちらも世界観があまりにも秀逸で、儚さと美しさと郷愁とが絶妙に混ざり合った物語の中に引き込まれてしまう。何度も読み返したくなる一冊。

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2023/04/23

夜市はちょっとノーコメントで。 もうひとつの風の古道が面白い?タイプ?でした。 よくある夏の冒険譚だけど犠牲を出しながら進む様がたてもリアル。微細なレンさんの心理描写に心が打たれました。

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2023/04/17

怖かった。何かを買わなければ永遠に出られない夜市。2人とも出られないよりはと私も同じことをしてしまうかもと思った。けれど罪悪感を背負って生きることほどにしんどいことってないと思う。独特な世界観でした。

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2023/04/16

設定がおもしろかった。2つ目の古道の話も繋がってるのかと思ったらそうでもなかった。2つとも切なさが残るお話。

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2023/04/03

作者の文体と世界観が創り出す幻想は、物静かで仄暗い乍ら、吸い寄せられる程に美しい。 この涼しげで透き通った趣は、奇を衒う様な恰好を付けた表現をしないが故だろうか。私は虜になり、本作以外の作品を買い漁る。そして、所謂ハズレの作品というやつがからきし無いんだと、嗚呼恒川光太郎先生はな...

作者の文体と世界観が創り出す幻想は、物静かで仄暗い乍ら、吸い寄せられる程に美しい。 この涼しげで透き通った趣は、奇を衒う様な恰好を付けた表現をしないが故だろうか。私は虜になり、本作以外の作品を買い漁る。そして、所謂ハズレの作品というやつがからきし無いんだと、嗚呼恒川光太郎先生はなんて素晴らしいんだと。 それから私は、友人に夜市を読ませて恒川ワールドの住人たれ、穢れたこの世界から飛び出せよ。と喚起した甲斐あって、知人に遍く本作が行き渡ったのだった。 鯔の詰まり、政府が産まれた赤ん坊に本作を配布することに仍って、日本の合計特殊出生率は底上げバンバンごりごり侍待ったナシって訳。

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