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子どもたちは夜と遊ぶ(下) の商品レビュー

4.1

599件のお客様レビュー

  1. 5つ

    211

  2. 4つ

    220

  3. 3つ

    110

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    6

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2009/10/09

「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に二人のゲームを進めていく。浅葱は狐塚や月子を傷つけることに苦しみながら、兄との再会のためにまた、人を殺さなければならない――――。一方通行の片思いが目覚めさせた殺人鬼『i』の正体が明らかになる。大人になりきれない彼らを待つ、あまりに残酷な結...

「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に二人のゲームを進めていく。浅葱は狐塚や月子を傷つけることに苦しみながら、兄との再会のためにまた、人を殺さなければならない――――。一方通行の片思いが目覚めさせた殺人鬼『i』の正体が明らかになる。大人になりきれない彼らを待つ、あまりに残酷な結末とは。(講談社文庫裏表紙より) 浅葱には幸せになってほしかった。 浅葱には、どこかで救われて欲しかった。 月子と浅葱、想い合ってるのにすれ違う二人。 最強に切なくて、でも心温まった。 秋先生、素敵だなー。 秋先生みたいな先生の下で勉強したいなぁ。 しかし、辻村さんの書く小説には、狐塚のような、清潔感あふれる、頭の良い、さわやか少年が絶対いるよなーって思った。 そして、恭司のような人も。 皆、それぞれ個性が強いけど、それぞれの優しさを持っていて、 全体的に見ると心が握りつぶされるような切ない話なんだけど、 彼らのお陰で心温まることもできるから、 はまってしまうんだなぁ。

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2009/10/04

痛くて痛くて、せつない物語でした。 どんなにひどい現状でも生きていくっていうテーマだと思うんだけども、二人の人生はもう交差することはなくて、そっちのほうが悲しい気がした。 感動のラストだったけどやっぱり悲しすぎます。 読み応えたっぷりでこんなに濃いのは久しぶりで、ものすごく面白か...

痛くて痛くて、せつない物語でした。 どんなにひどい現状でも生きていくっていうテーマだと思うんだけども、二人の人生はもう交差することはなくて、そっちのほうが悲しい気がした。 感動のラストだったけどやっぱり悲しすぎます。 読み応えたっぷりでこんなに濃いのは久しぶりで、ものすごく面白かった!!!!

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2009/10/04

うーん。 ハッピーエンドが好きなので、救いがあるのはいいのだが・・ 読みやすいしいろいろな見せ場もあっていいのだが・・ とにかくキャラクター設定がダメ。 なんでここまで全員美男美女で全員なんかしらのへんな屈折? 唯一サイドに出てくる少年が、現実感があった。 とにかく軽...

うーん。 ハッピーエンドが好きなので、救いがあるのはいいのだが・・ 読みやすいしいろいろな見せ場もあっていいのだが・・ とにかくキャラクター設定がダメ。 なんでここまで全員美男美女で全員なんかしらのへんな屈折? 唯一サイドに出てくる少年が、現実感があった。 とにかく軽い。 キャラクターも、命も、贖罪も。 これを軽やかととらえるか軽薄ととらえるかでしょうな。 でも、好きな人にはいいのかも。 後悔はしないと思うので、★4つ。

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2009/10/07

上巻から。 辻村深月は、大人に十分なりきれていないような人々の細かに揺れ動く感情を描くのを得意としている。 この書き方は天童荒太の作品に近いように思える。 しかし、違いもある。 天童荒太は社会にもまれた人々の苦悩を鬱々と描き出すのに対し、辻村深月は人々の優しさを主とする理想的な形...

上巻から。 辻村深月は、大人に十分なりきれていないような人々の細かに揺れ動く感情を描くのを得意としている。 この書き方は天童荒太の作品に近いように思える。 しかし、違いもある。 天童荒太は社会にもまれた人々の苦悩を鬱々と描き出すのに対し、辻村深月は人々の優しさを主とする理想的な形を中心として感情の変化を描いている。 読者は登場人物の誰か、あるいはどこかに共感できる部分を見出し、いつしかその物語にはまり込んでいく。 ただ、時々その登場人物の行動、性格に齟齬が感じられる気がするのは少し残念。 ミステリとしては、変化球を投げられたようであり、非常に面白かった。

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2009/10/04

ずっと気になってたのに2作目。今回も号泣。 帯から全力で騙されました。「切ないふたりのすれ違い」とか「片思いが生んだ殺人」みたいな。 てっきりiとΘのことかと。最後のほうは理解するまでにちょっと時間かかりました。 2回は絶対楽しめる作品。表や括弧を使うスタイルは小説としてどうかと...

ずっと気になってたのに2作目。今回も号泣。 帯から全力で騙されました。「切ないふたりのすれ違い」とか「片思いが生んだ殺人」みたいな。 てっきりiとΘのことかと。最後のほうは理解するまでにちょっと時間かかりました。 2回は絶対楽しめる作品。表や括弧を使うスタイルは小説としてどうかという意見も聞きましたが これだけおもしろかったら一回くらい読んでみて後悔はしないと思う。 あと辻村さんは前回もだけれど人物の名前にこだわっているなと思った。

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2009/10/04

ま、また騙されたあああああああああ! どうしてこうこの人の人物相関図は騙されやすいのか。。 ぎりぎりで発覚して「イヤアアアア」ってなっちゃいました。。 「冷たい校舎の時は止まる」もよかったですが、こっちの方が好き。 どうやら、辻村深月さんの作品は悉く私のツボに嵌っている模様。。...

ま、また騙されたあああああああああ! どうしてこうこの人の人物相関図は騙されやすいのか。。 ぎりぎりで発覚して「イヤアアアア」ってなっちゃいました。。 「冷たい校舎の時は止まる」もよかったですが、こっちの方が好き。 どうやら、辻村深月さんの作品は悉く私のツボに嵌っている模様。。 暫く辻村作品に浸かりたい気分です。いひ。

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2011/12/14

文句なしに星5つ! コンスタントに本を読めなかったり、 物語の世界に入るのに時間が掛かる私でも この人の作品の惹きつけ感には逆らえない。 一度ハマると抜け出せなくなる物凄い強さ。 気がついたら、泣きながら読んでました。。

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2009/10/07

2009/1/21 2回目。手こずった。 こんなに悲しい本だったっけ。 初めて読んだときはかなり最後の方まで浅葱も月ちゃんもあんまり好きじゃなかったからすっすと読めたんだな。きっと。 ほんで最後のプレゼントでなんか幸せな気分で終わったからひたすら読後爽快な印象だったんだわ。 2回...

2009/1/21 2回目。手こずった。 こんなに悲しい本だったっけ。 初めて読んだときはかなり最後の方まで浅葱も月ちゃんもあんまり好きじゃなかったからすっすと読めたんだな。きっと。 ほんで最後のプレゼントでなんか幸せな気分で終わったからひたすら読後爽快な印象だったんだわ。 2回目はみんな大好き!で読み始めたからみんなが悲しい思いをするのがつらくてつらくて全然進まない。 結局1カ月近くも読んでたんだね。号泣しながら。 みんなこの後どう生きていくんだろう。 深月さんのことだからどっかで書いてくれるよね。 悲しい記憶だけど思い出しててほしい。

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2009/10/04

いっぱいなぞは残るし 切ない話だけど すきな話です それにしてもせつない 浅葱も月子も幸せになってほしい 架空の人物でも ほんとに願ってしまいます

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2009/10/04

上下巻の分厚い本。中盤がちょっとだるかったけど、 でも後半の展開はえ?え?の連続だった。 印象に残ってるのは、やっぱりお化け教室の二人のすれ違いのシーンかな。切ない・・・ この人の本を読むのは2作目。 基本この人の本は好き。 登場人物の人付き合いっていうのかな?その考え方に共感...

上下巻の分厚い本。中盤がちょっとだるかったけど、 でも後半の展開はえ?え?の連続だった。 印象に残ってるのは、やっぱりお化け教室の二人のすれ違いのシーンかな。切ない・・・ この人の本を読むのは2作目。 基本この人の本は好き。 登場人物の人付き合いっていうのかな?その考え方に共感っていうのか 考えさせられる。

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