子どもたちは夜と遊ぶ(下) の商品レビュー
下巻は特に読む手が止まらない。 後半にかけてどんどん苦しくなっていって、思いがけず泣いてしまった。登場人物がみんな魅力的だが、やはり月子に憧れた。 結末を知っていてももう一度読み直したい。
Posted by
恐怖に支配されることの恐怖 自分たちと紙一重の世界 トリックに何度も騙され 最後は少しホッとする話
Posted by
読み終わってしまった… エピローグ「月子と恭司」は途中「あっ!」と声を出すほど驚いたし、結末の書かれ方もいいなとは思ったんだけど、 どうしても萩野さんや紫乃の理不尽な殺され方が最後まで引っ掛かってしまった。 月子に関しては、あの結末で本当によかったと思う。 『メジャースプーン』を...
読み終わってしまった… エピローグ「月子と恭司」は途中「あっ!」と声を出すほど驚いたし、結末の書かれ方もいいなとは思ったんだけど、 どうしても萩野さんや紫乃の理不尽な殺され方が最後まで引っ掛かってしまった。 月子に関しては、あの結末で本当によかったと思う。 『メジャースプーン』を先に読んだので、秋先生の過去の力を使った話はこれか…とわかったのはよかった。 動物園に一緒に行ったのは、月子と恭司かな? あーすごく世界観に取り込まれてゾクゾクした。でもまだ『名前探しの放課後 上下』も待っている!それが嬉しい!
Posted by
読了。 子どもたちは夜と遊ぶ / 辻村深月 辻村深月さんの心理描写とミスリードが本当に巧みで続きが気になり一気読み。記憶を消してもう一度読みたい。登場人物の中では弧塚に1番共感できた。 「俺は小心者で、何かを望む時、それを最初から諦めるくせがあるんだ。過剰に期待しなければ、駄...
読了。 子どもたちは夜と遊ぶ / 辻村深月 辻村深月さんの心理描写とミスリードが本当に巧みで続きが気になり一気読み。記憶を消してもう一度読みたい。登場人物の中では弧塚に1番共感できた。 「俺は小心者で、何かを望む時、それを最初から諦めるくせがあるんだ。過剰に期待しなければ、駄目だった時も、やっぱりそうだった、とそれをすんなり受け入れられるし、もし望みが叶った場合もその幸運に感謝できるから、無意識にそうしてる」
Posted by
生きることに手を抜いてはいけないよ。時間の中身を決めるのは自分の責任だから、意味のないダラダラとした暇つぶしを続けないほうがいいって。 誰かに必要とされてる。誰かを必要とする。 とっても大事なことだけど 実感することがむづかしい。たとえ親子や恋人であっても。
Posted by
浅葱、狐塚、月子、恭司、秋山先生、出てくる人物が皆個性豊かで良かった。下巻では、彼らの想いが交錯し、それぞれの関係性がはっきり分かってくる。読み応えたっぷり。辻村作品はあっと驚く仕掛けがたくさん散りばめられていて本当に面白い! ラストの方はちょっとややこしい部分もあったけど、それ...
浅葱、狐塚、月子、恭司、秋山先生、出てくる人物が皆個性豊かで良かった。下巻では、彼らの想いが交錯し、それぞれの関係性がはっきり分かってくる。読み応えたっぷり。辻村作品はあっと驚く仕掛けがたくさん散りばめられていて本当に面白い! ラストの方はちょっとややこしい部分もあったけど、それでも満足度の高い作品。切ないけど、読み終わったあと温かい気持ちになりました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
辻村双六5/11 【感想】 下巻は三日で読んでしまいました。欲求に負けるほど後が気になりました。 ネタばらしが、波のように寄せてきましたね。 •孤塚と月子が兄妹ということ。 •浅葱が二重人格であり、元々の浅葱が母親と兄(藍)を殺害していた。それが理由で、もう一人の浅葱が生まれる。これが大学の浅葱。もともと藍は死んでいた。 •フラッシュバックでドライバーは刺された人は上原藍子だった(論文のi)。浅葱がiを探し、会ってみたものの全然違う人間がきて、二重人格が入れ替わり、本来の浅葱が殺したこと。 •赤川翼は生きていたこと •蛇島友美は本当の事故だったこと •浅葱は捕まったが、逃亡して恭司になりすまし月子に会いに行ったこと。 驚き、哀しみ、疑問。感情入り乱れました。月子が浅葱をθと見破ったあと、月子は浅葱にやられるわけですが、その部分が哀しかった。浅葱の気持ちが可哀想すぎて、こちらが苦しかったです。 謎が明かされるにつれ、事件の被害者となった人たちが気の毒で仕方ない展開でした。萩野さん、紫乃さんは特に可哀想。そして、浅葱は警察から逃げたのに関わらず、恭司も孤塚もそんな浅葱を逃すとはなんかなぁ。 恭司が映画を見て、世界がかわったといっていましたがその話通りで、一つでも展開が変わっていたら、浅葱はここまで追い詰められなかったし、被害者も出なかったと思います。 また、我々の人生もこう言った後悔に成り立っていると言うことでしょうか。 この話は救いようのない話で、小説読んでいて『なんだっだこの時間は』と思ってしまった自分がいます。それでも楽しませてもらったので星4で。 それにしても、寄生の話。一番気色悪い部分でしたが、浅葱ともう一人の浅葱を表しているのですかね。そんなところで納得しました。あの描写は必要でした。 少し休んで、双六再開します。 【学びメモ】 なし
Posted by
愛は人それぞれ思うことがあり希望が入ってもいる 難しく縋りたい気持ちと葛藤してしまう心情をうまく辻村深月先生は書かれていて、自分のはやっぱり辻村深月先生の作品が好きだと実感
Posted by
中学生の時にこの本と出会い、高校生で再読。さらに大学生になってからももう一度読み直した作品。 読んだ後には『Fly Me To The Moon』を聴いてしばらく感傷に浸ってしまう。
Posted by
このオチなら上下巻でなくてもいいと思えた。こればかりは好みの問題なので強くは言えないのだが。 確かに文章は巧みだし、ゲームの行方は気になる。クライマックスも文字通り「あっ」と言わせる力があるが、もう少し短くても良かったのではと感じた。散漫な出来であまり入れ込めなかった。
Posted by