子どもたちは夜と遊ぶ(下) の商品レビュー

辻村深月【著】

2024/10/13

下巻に入ってから一気読み。
先が気になる展開でどんどん読み進めたけど
自分の理解力の無さに呆れたわー
ゆっくり読んだり
少し前を読み返しながら
なんとなく理解して読了。

浅葱があっちゃこっちゃしてて、『どっちの浅葱』がやらかしてることなのかとか考えまくって、なんか最後疲れた笑。

でもおもしろかったから上下巻でも気にならないくらいあっとゆーまに読めましたーー

他の作品にも多少繋がってたりするようなので
この勢いで一気に読み漁りたいと思います！

2024/10/05

面白かった。

最後の多重人格オチは少し残念だったけど、最後は全て回収。
この人の頭の中どうなってるんだろう、と辻村深月の頭の中覗きたくなる。
狐塚と月子が兄妹なんて全然わからなかった。

2024/10/14

殺人犯iの正体については消去法的になるけど途中で気づけた。

でも、狐塚と月子が兄妹なんてまったく気づけなかった。
というか読み返しても気づけないよ。
ただ積極的に隠すような理由がなければ周りは兄妹だって分かるものだろうという憤りも若干あったり。

読んでないからわからないけども秋先生は別作品でも出てて何かの能力者なんですね。

最後きれいに終わったように思えるけども、理不尽に殺された人が多いのでもやもや。
月子が記憶を失ったというのはこの先生きていく上では必要なことなんだろうなと思う。

2024/09/20

あらすじには残酷な結末と書いてあるけど、納得のいくラストだった。
途中から展開見えてくるけど、どうまとめるのっていうドキドキ感が最後の最後まで続くのが良かった。
どこまでも青い

BGM
INSIDE -junlzawa&千愛

2024/11/08

暗くて重くて苦しい作品
ミスリードにまんまと騙されて悔しい 殺人事件の多重人格オチはちょっといまいちかな
でもそれを上回るくらい登場人物が魅力的で面白かった
月子が浅葱を好きになる瞬間の描写が秀逸
ラストが本当に好き 浅葱があの時月子の手を取る事ができていたらと思っていたけど、希望のある終わり方で良かった
月子は本当に幸せになって欲しい
しばらくは月子と浅葱のことを考える夜になりそう

2024/09/05

自分が自分以外の人になったり、その人とコンタクトをとったり、実際にある症状だと聞きます。浅葱の過去や犯してしまう罪の場面では切なく苦しい思いで読みました。長編なのでじっくりと描かれていて、何度もびっくりするような展開。最後がいい。

2024/08/25

辻村さんの初期の作品です。今作は辻村作品の中でもかなり暗く重たい内容でした。
登場人物の木村浅葱の過去があまりに痛々しい。兄の藍に対する思いや、自分の存在意義と葛藤する描写が切実で、度々胸が苦しくなりました。
下巻で月子と対峙するシーンは、救われて欲しい一心でした。
月子と紫乃の関係性も、女性ならではというか、とても親しくしていながら、相手が自分より幸福なのが腹立たしいという複雑な人間関係を見事に描いていると思いました。
全体的にそれぞれに対する『愛』が叶わぬ形で描かれており、それもまた切ないけれど良かったです。辻村さんの作品は物語の後半の吸引力がすごくて、中毒性が高いです。また次作が楽しみです。

2024/07/31

現実世界なら受け入れることはあり得ない事件を起こしているのに、登場人物全員を読者が好きになってしまうキャラクターに仕上げているのがすごい。

ラストの月子と浅葱のエピソードは感動してしまうし、何十年後の再会エピソードを期待してしまうが、冷静に被害者の遺族のことを考えたらありえないなーと感情ぐちゃぐちゃにされる。孝太も恭次も翼くんも、彼を見送ることにしたし、私も読者として自然と見送ったが、実際ありえなくない？！と現実世界に戻された読後でした。

でも彼女たち、彼たちの苦しみや葛藤が共感できるから、登場人物みんなを好きになってしまう。それが辻村深月さんの小説なんだなー。
ぼくのメジャースプーン先に読んじゃった。この余韻の後に秋山先生に会いたかった。

2024/07/30

ℹ︎は石澤恭司かと思っていたが、まさか浅葱の二重人格だとは思わなかった。

しかも、上原愛子がℹ︎で人に飢えていた境遇が浅葱と似通っていたとは！

2024/07/13

読み返し必至。
叙述トリック、ミスリードがエグい。
とにかく展開が早く、まだ残りだいぶあるけどこんな急展開？！の連続。
予想出来ることもありながら、斜め上からひねりながらの回収は圧巻。
とにかく救いのない展開の中、無慈悲な殺人ゲームの末イヤミスかと覚悟するがどっこい素敵に着地。

辻村ワールドすごろくはマイベストを更新して止まない。