コンビニたそがれ堂 の商品レビュー
風早の街の駅前商店街のはずれ、夕暮れ時に行くと、赤い鳥居のあたりに見慣れない「たそがれ堂」というコンビニを見つけることがあるといいます。そのコンビニは探しているものが必ず売っているという不思議な魔法のコンビニだというのです。 店員さんは銀色の髪に金の瞳の若者。お薦めは美味しいお...
風早の街の駅前商店街のはずれ、夕暮れ時に行くと、赤い鳥居のあたりに見慣れない「たそがれ堂」というコンビニを見つけることがあるといいます。そのコンビニは探しているものが必ず売っているという不思議な魔法のコンビニだというのです。 店員さんは銀色の髪に金の瞳の若者。お薦めは美味しいお稲荷さん。 そのコンビニを訪れた人々の物語。 琴線に触れまくりでした。 どの作品も優しさに溢れていて、読んでいる私たちの気持ちを温めてくれます。 そしてときには目を涙でいっぱいにもさせられます。 本当にどれも日常に自分達にいつでも起こりえるような些細な出来事ばかり。 でもそれはかけがえのないほどとても大事なものが詰まっていて。 そんな普段は気づかない大切なものに気づかせてくれる素敵な物語でした。 いつか自分も、取り返しがつかないと悔やんでるときに、夕暮れの中に「たそがれ堂」が佇んでいるのを見つけたら、迷わず入っていって、そして気持ちの赴くままに素直に行動したい。そんなときがきたら、本当に夕暮れの街を「たそがれ堂」を探しにいきたいと思いました。 +++++++++ 「コンビニたそがれ堂」 大好きな女の子を傷つけてしまった雄太。重い気持ちで歩いていると見慣れない不思議なコンビニが・・・。 「手をつないで」お母さんに大事なりかちゃん人形を捨てられてしまったえりか。お母さんが大好きなのに、お母さんは私のことが嫌いなの?涙をこらえてりかちゃんを探しているえりかの前にコンビニが・・。 「桜の声」ラジオのDJをしているさくら子。ある日、桜の木の下で泣いている女の子に出会います。実はその子は・・・。 「あんず」 重い病気にかかった猫のあんず。「たそがれ堂」で人間になれるキャンディをもらったあんずは大好きな「家族」のものとへ行くのですが・・・。 「あるテレビの物語」 「たそがれ堂」に女の子がやってきました。彼女は「テレビさん」に会いたいというのですが・・・。一台のテレビと少女の物語。 +++++++++ 「手をつないで」と「あんず」がお気に入りです。「あんず」はもう、涙、涙でした。ハンカチ片手にどうぞ。 時空を超える「桜の声」も素敵なお話です。 続編も出てるそうなので楽しみです。 もともとは児童書として刊行されていたものを文庫化したものなので大人も子供も楽しめます。 お気に入り度:★★★★★ (2009年10月6日読了)
Posted by
泣きました。 あとがきか解説に書いてあったけれど、確かにこれは大人のほうがグッとくる小説だと思う。中高生が読んでもいい話だし、きっと胸にくるものがあると思うけれど、やっぱり大人と言われる年だになってからのほうが深く感じるんじゃないかなぁと思わせます。 リカちゃん人形の話や、赤い首...
泣きました。 あとがきか解説に書いてあったけれど、確かにこれは大人のほうがグッとくる小説だと思う。中高生が読んでもいい話だし、きっと胸にくるものがあると思うけれど、やっぱり大人と言われる年だになってからのほうが深く感じるんじゃないかなぁと思わせます。 リカちゃん人形の話や、赤い首輪の話は大号泣だったよ。 一話一話が短いから、時間がなくてもさらっと読めるし、普段本を読まない人でもとっつきやすいんじゃないかな。
Posted by
『コンビニ たそがれ堂』シリーズ第2弾 正直最初のが特別おもしろいっ!!て感じたわけじゃないけど 何となく買っちゃいました 第1弾の方のが私は個人的に良かったかな? けど第2弾に入ってる“魔法の振り子”ってのが ロマンティックでもあり涙をそそる感じで良かったです。 ひとつ気に...
『コンビニ たそがれ堂』シリーズ第2弾 正直最初のが特別おもしろいっ!!て感じたわけじゃないけど 何となく買っちゃいました 第1弾の方のが私は個人的に良かったかな? けど第2弾に入ってる“魔法の振り子”ってのが ロマンティックでもあり涙をそそる感じで良かったです。 ひとつ気になるのがこの著者の方は ~でした、~ます、~です・・・と 文章がブツブツと切れてしまうのが 読みにくく少々難点です
Posted by
つっこみどころはやや多いものの・・・・・・さくさく手軽に読める一冊です。ひたすら純粋なお話しなので、現実世界に疲れた方には良いかもしれません。
Posted by
駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは・・・・・・? 慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それら...
駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは・・・・・・? 慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。(ピュアフル文庫裏表紙より) 銀色の髪の毛に金色の目をしたコンビニのお兄さんが、たそがれ堂のコンビニにいつもいる。 そのお兄さんが優しく、訪れたお客に話しかける様子が好きです。 大抵探しにくるのは小学生くらいの男の子や女の子。 純粋な心を持った人が来てました。 アメリカに引っ越してしまった女の子がくれるはずだったネコのメモ帳。 大事にしていたのにお母さんに捨てられてしまったリカチャン人形。などなど。 でも、ちょっと現実にはどう考えてもありえない話なので、 ちょっと冷めた目で読んでしまった感じがあります。
Posted by
内容 駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは・・・・・・? 慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ...
内容 駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは・・・・・・? 慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。<解説・瀧 晴巳>
Posted by
駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは…?慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわ...
駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは…?慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。
Posted by
もともと児童書だったこの作品。とにかくこころがほんわかします。 普段は存在しないコンビニたそがれ堂。何かを無くした人が、動物が、物が、 なくした物を探そうとしている時に現れる。そして、それは必ずお店にある。 店員のお兄さんが、あたたかい。
Posted by
児童書だったんですね。 そうであれば多少不思議すぎる話なんかも納得。 表題の一番最初のお話を読んで、全然泣く話じゃないのに少し涙腺がゆるんだ。 心にじんわり来る優しい本。
Posted by
テレビのお話が好き。にゃんこのお話もお気に入りだけど。瀧晴巳さんの解説を読んで、更に胸にグッときた。
Posted by