大地の子エイラ(上) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
舞台は先史時代、ウルム氷期のヨーロッパ(クリミア半島付近)。地震によりみなしごとなってしまったクロマニョン人の少女エイラがネアンデルタール人の一族に養われて成長してゆく物語。養い親となった女が薬師で、その長兄にあたる老人が一族の精神的支柱である呪い師であったことから少女は2人の知識を吸収し、成長してゆく。エイラは金髪で目も青いらしくネアンデルタール人達からは「醜く、礼儀も知らない愚かな子」認定されているあたりは筆者に皮肉なのか旧人を新人が圧倒してゆくための布石なのか。長編のようなので長い付き合いになりそうだ
Posted by
この本は、小学生だったか、中学生だったかその頃に読んだ本です。 かなり衝撃を受けました。 この時代にも、人種?差別や言語?の違いがあったのかもしれないですね。 この作家さんは、宮部みゆきさんと同じ、私たちに分かりやすく当時の様子を描いたと思います。 もともと人類学者だったので、...
この本は、小学生だったか、中学生だったかその頃に読んだ本です。 かなり衝撃を受けました。 この時代にも、人種?差別や言語?の違いがあったのかもしれないですね。 この作家さんは、宮部みゆきさんと同じ、私たちに分かりやすく当時の様子を描いたと思います。 もともと人類学者だったので、その描写もかなり詳しく描かれています。 素晴らしいとしか言いようがないくらい素敵な本です。 その当時、図書館で選んだ自分を褒めてあげたいくらい、よい出会いをしました。
Posted by
中学生の時に読んだ懐かしい本。私の古代モノ好きのルーツは、エイラシリーズにあると思う。 火興し、狩り、洞窟の暮らし、古代の暮らしを想像しながら毎日夢中で読んだことを懐かしく思い出しながら、再読しました。
Posted by
内容 紀元前約三万年、大地震で両親を失った新人クロマニヨンの子エイラは、旧人ネアンデルタールの部族に拾われ育てられることになった…。大いなる運命の下に生まれ、稀有な才能を秘めるエイラをめぐり、遥か太古の人々の、壮大な愛と冒険とロマンが展開。世界中の熱い注目を沿びる、ベストセラー小...
内容 紀元前約三万年、大地震で両親を失った新人クロマニヨンの子エイラは、旧人ネアンデルタールの部族に拾われ育てられることになった…。大いなる運命の下に生まれ、稀有な才能を秘めるエイラをめぐり、遥か太古の人々の、壮大な愛と冒険とロマンが展開。世界中の熱い注目を沿びる、ベストセラー小説
Posted by
紀元前約三万年、大地震で両親を失った新人クロマニヨンの子エイラは、旧人ネアンデルタールの部族に拾われ育てられることになった…。大いなる運命の下に生まれ、稀有な才能を秘めるエイラをめぐり、遥か太古の人々の、壮大な愛と冒険とロマンが展開。
Posted by
なかなか話が展開して行かないなあと思っているうちに引きこまれて戻れなくなった。不思議で面白いお話。どうして作者はこんな話を思いついたんだろう?
Posted by
ひとりぼっちになってしまったクロマニヨン人の少女が、ネアンデルタール人の部族に育てられる話。 このあらすじ(?)を読んだだけで、本文を読んでみたくなりました。 原作が発表されたのは、1980年なので古人類学的には現在の知識とは異なっている部分もあるのでしょうが、ある種のファンタ...
ひとりぼっちになってしまったクロマニヨン人の少女が、ネアンデルタール人の部族に育てられる話。 このあらすじ(?)を読んだだけで、本文を読んでみたくなりました。 原作が発表されたのは、1980年なので古人類学的には現在の知識とは異なっている部分もあるのでしょうが、ある種のファンタジーとして読むことができました。 そのうえで、描き出されている過去の自然やネアンデルタール人の特徴、部族での慣習がとても豊かで細部まで想像することができます。 私たちの祖先はクロマニヨン人なのですが、話の中ではネアンデルタール人の視点が主となり、主人公のクロマニヨン人・エイラの容姿が醜いといわれていたりするのが新鮮でした。 全体で第5部まであるなかの、第1部の上中下巻の上巻なので、物語はまだ始まったばかりというところ。エイラも幼い少女からネアンデルタール人の年齢でいうと、成熟する一歩手前という感じ(エイラはクロマニヨン人なので、成長がどのようにすすむのかはわかりません)です。それでも、というかそれだからこそというか、エイラとネアンデルタール人たちの違いが際だっていておもしろい。このあと、エイラがどのように成長していくのかが楽しみです。
Posted by
アリューシャン黙示録のようなラブロマンスを求めて読み始めたので、至る所で主人公エイラが醜いと連呼されることに衝撃を受けました。 上巻は世界観・氏族に纏わる説明が多く、物語そのものが動いているとはあまり感じられません。求めていたものと違うし、進みは遅いしで、途中で放り出しそう...
アリューシャン黙示録のようなラブロマンスを求めて読み始めたので、至る所で主人公エイラが醜いと連呼されることに衝撃を受けました。 上巻は世界観・氏族に纏わる説明が多く、物語そのものが動いているとはあまり感じられません。求めていたものと違うし、進みは遅いしで、途中で放り出しそうになりました。 面白くなってくるのは後半の、エイラが少し大きくなってきてからでしょうか。クレブとエイラの関係に和みました。 半分ぐらいまで進むと単に物語が進んでいないのではなく、物語を進めていくための下地を作っているから進みが遅いのだと気づくことが出来ます。 後半に入ると中下巻が読みたくてたまらない。 上中下と全部借りてこなかったことを悔やみました。用語や世界観が凝っているのもあり、一冊一冊読むよりも一気読みのほうが向いていると思います。
Posted by
中学3年生の時に読んだ本。 何回も読み返してボロボロの単行本をまだ手元に置いています。 この間第5部を読み、改めて素晴らしい本だったので登録。 間違いなく無人島行きです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ヘンリー・トリース、サトクリフ、ピーターディッキンソンの「血族の物語」は読んでいた。先史時代を舞台にした話は面白かったのだが、この大地の子エイラの存在は知りつつもほったらかしにしていた。もっとはやくよめばよかった。第1部のみ読了なので今後が楽しみだ。 エイラを守るためクレブが自らの弱さや悲しみをあらわにしたところには胸が熱くなった。
Posted by
- 1
- 2