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工学部・水柿助教授の解脱 の商品レビュー

3.6

32件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

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2011/06/04

「逡巡」よりは落ち着いて、だいぶ読みやすくなった。笑える話。ただ、ゆっくり読むといろいろ参考になる部分がある。

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2011/03/16
  • ネタバレ

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逡巡を飛ばして解脱を読んでしまった! 日常的で犬馬鹿の話でちょっと面白かった それに最後のオチが…… 水柿君と須磨子さんの会話はかみ合ってるようでちょっとずれてるかもしれない けどそこがまた面白い お互いの時間がきちんとあってうらやましいかもしれない

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2011/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

水柿くんシリーズ最終話 2人共なんて自由な人達なんだろう、素敵な生き方だ 分かっていても、引退予告シーンは切なくなってしまった 「先生書いて!もっと書いて!」と記者と共に言いたくなってしまった自分も須磨子さんからすればオタクになるのだろう 「幸せだな、と思う。」 うん、幸せだなぁ、と思う 明日は何をしようか、って毎日未来を楽しめるってとてもいいな

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2011/01/27

森博嗣の水柿助教授3部作の3作目。2008年刊。 森博嗣自身がモデルの疑似私小説ととらえていいのよね?というこの作品。 森博嗣自身と同様に、国立N大で工学部の助教授をやりながら、家族に自分にだってかけると認められたいという動機から書いた小説が某ミステリ大賞を受賞し、あれよあれよと...

森博嗣の水柿助教授3部作の3作目。2008年刊。 森博嗣自身がモデルの疑似私小説ととらえていいのよね?というこの作品。 森博嗣自身と同様に、国立N大で工学部の助教授をやりながら、家族に自分にだってかけると認められたいという動機から書いた小説が某ミステリ大賞を受賞し、あれよあれよという間に人気作家になって、莫大な印税が入って…。 3作目は莫大な印税を持て余しながら愛妻と愛犬と暮らす水柿くんの生活を、森博嗣らしい文章で書いています。 *** 人によってはハナにつく文章・内容かなー。 私自身は大学時代にそれはそれは森博嗣に傾倒しまして(笑)、毎日更新されていた日記もがっつり読んでたくらいなので、森博嗣の思考パターンはなんとなーく理解しているつもり、なので、あー相変わらずだなーと思いながらサクサク読みました。 語り口は軽いし、根をつめて読むタイプの本でもないので、リハビリにはちょうどよかったです。 ということで、 ★★★☆☆ ★三つです(★で自分のなかの評価をつけていきます。あくまでも自分の) *** つまり、たとえ外面的に一人でいたとしても、事務に提出しなければいけない書類があったり、催促のメールがあったり、懸案の問題があったり、周囲の人たちとつながっている状態だ。突然訪ねてくる人があるかもしれない。郵便も届く。(中略)そんな小さな欲求が大量にあつまって相当な「圧力」になっていたのだ。一人でいるにはちがいないけれど、周囲からの圧力はまさに「社会」そのものだったのである。(同書P116)

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2010/12/30

水柿君が、ついに引退!?自伝的小説第3作 読了日:2008.08.05 分 類:連作短編 ページ:288P 価 格:1600円 発行日:2008年4月発行 出版社:幻冬舎 評 定:★★★ ●作品データ● --------------------------...

水柿君が、ついに引退!?自伝的小説第3作 読了日:2008.08.05 分 類:連作短編 ページ:288P 価 格:1600円 発行日:2008年4月発行 出版社:幻冬舎 評 定:★★★ ●作品データ● ---------------------------- 主人公 : 水柿 小次郎 語り口 : 3人称 ジャンル : 連作短編 対 象 : 一般向け 雰囲気 : 森博嗣的ポップ 結 末 : 完結? 挿画 : 大竹茂夫「赤の王様」 ブックデザイン : 鈴木成一デザイン室 --------------------------- ---【100字紹介】---------------------- N大学工学部助教授・水柿君と、奥さんの須磨子さんの物語第3弾。 犬を飼い始めた水柿君夫妻の日々を描く。 小振りなシェルティになるはずが、 小太りなシェルティになったパスカルの運命やいかに…。 完結のオチつき。 ------------------------------------------ 水柿君シリーズ第3弾。これで完結。著者は「あくまで小説」とずっと明言を続けてきましたが、最後はもはや、明言どころか言いまくり、って感じです(笑)。きっと、誤解されまくりなのですね。まあ、菜の花も「誤解」しているひとりではあります。でも、実際には日記本の内容と食い違うところもあり、全部が全部、自伝ではなく、あくまで「自伝的」であり、小説なのでしょう。 たとえば、「パスカル」は水柿君夫妻にとって初めての犬を飼うという経験だったように描かれますが、実際の森氏はパスカルの前にもトーマと暮らしていますしね。あと、そういえば水柿君には子供がいませんね。いるのかもしれませんが、一度も登場したことはないですし、存在の示唆をしたこともないですね。(森夫妻には息子と娘がいる。)まあ、そういうこと。 第1作では小説家になる前の姿、第2作では小説を書くきっかけから、実際に小説家として活躍を始めた初期が描かれていました。今回は小説家としてお金を稼げてしまい、金銭的に余裕が出たお陰でそれで制限されていたことはなくなり、自由に趣味をたのしむ姿と、パスカルがやってきた!が中心。…中心?あれ?本題は、本題の方だっけ。もしかしたら、本題は脱線の方、かも?全体の一体何割が脱線か?という。多分、それが主題ってことで。あれ? 最後は終焉に向かって…えっと…、終わったのやら終わっていないのやら。 でもシリーズはこれで完結かと思われます。おめでとう!ということで。 --------------------------------- 文章・描写 :★★+ 展開・結末 :★★★ キャラクタ :★★★ 独 自 性 :★★★+ 読 後 感 :★★★ ---------------------------------

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2010/08/21

森博嗣による自伝的フィクション第3弾。 前作「水柿くんの逡巡」で人気ミステリィ作家となった水柿くんは、有り余るお金をいかに消費すべきかに頭を悩ませたりしています。 作中の水柿くんと同じように、森博嗣氏もまた静かなフェードアウトを計画してます。 ちゃくちゃくと進む予定によると、あ...

森博嗣による自伝的フィクション第3弾。 前作「水柿くんの逡巡」で人気ミステリィ作家となった水柿くんは、有り余るお金をいかに消費すべきかに頭を悩ませたりしています。 作中の水柿くんと同じように、森博嗣氏もまた静かなフェードアウトを計画してます。 ちゃくちゃくと進む予定によると、あと6年くらいで完全引退の予定です。 森氏みたいに、本当に自分の好きなことをして生きていける人が賢い人なんじゃないかと思う今日この頃。 好きなことをして生きるためには、そこに至るまでの絶妙な努力があるんじゃないかなって思うのです。 それにしても、このリッチさかげん。 私も小説家になろうかと・・・

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2010/02/28

水柿助教授の日常 水柿助教授の逡巡 に続く水柿助教授シリーズ第3作目。そしてシリーズ最終巻でもある。森博嗣さんの著作の中でも最も好きなシリーズだっただけに、これでシリーズが終わってしまうのか、と思うと少々寂しい。 思考の飛躍の面白さ。キャラクタ(水柿≒森さん)の発想の突飛さ。...

水柿助教授の日常 水柿助教授の逡巡 に続く水柿助教授シリーズ第3作目。そしてシリーズ最終巻でもある。森博嗣さんの著作の中でも最も好きなシリーズだっただけに、これでシリーズが終わってしまうのか、と思うと少々寂しい。 思考の飛躍の面白さ。キャラクタ(水柿≒森さん)の発想の突飛さ。それを感じることができるシリーズでした。前二作よりその傾向はさらに深くなっているでしょうか。小説というよりは、エッセイに近い位置づけの作品。 (2008年5月読了)

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2009/11/24

森氏が小説家を辞めると言う情報は確か友人から聞きました。 その話を聞いた時は森氏の小説を読み始めたばかりか、あるいは読む以前かで「へぇ」とまぁ少々驚いたくらいでした。あれだけ本出してるんだからいいんじゃないかぁとも思ったような。 多少は寂しく感じましたが、森氏の人となりを知るにつ...

森氏が小説家を辞めると言う情報は確か友人から聞きました。 その話を聞いた時は森氏の小説を読み始めたばかりか、あるいは読む以前かで「へぇ」とまぁ少々驚いたくらいでした。あれだけ本出してるんだからいいんじゃないかぁとも思ったような。 多少は寂しく感じましたが、森氏の人となりを知るにつれ「森さんらしい考え方だ」とも思うようになり、今回この本を読んで改めて寂しさも感じつつも森さんらしいと再度思いました。 今回もくすくすと笑いつつ、水柿君と須磨子さんの会話で指摘される物事や水柿君の考えなどになるほどなぁと思うことがしばしばあり、このゆるさとうねった言い回しに頻発する洒落と考察が結構好きなシリーズでした。 最後は「おぉ」とちょっと思考が止まりましたが、読み返して考えた末にまぁ納得できる答え(と言うのか?)に着地できました。森氏らしいと言えばらしい終わり方かなぁと。 ところで中禅寺ってあの中禅寺なんでしょうかね。あと、掃除機のデザインについては同意です。

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2009/11/17

2009/11/16読了 言葉遊び満載のような、変わった文体。前作に引き続き、その文体を貫いていることがすごいと思う。またこの水柿夫妻の不思議さも結構個人的には好きだ。さあ次はスカイクロラシリーズを読もうと思う。

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2009/10/04

090421貸出 水柿くんがますます森さんにしか見えない(笑) くだらないことにたくさんページを使うし、テンポはかなり速いしで、 楽しく読みきれました。文庫3冊集めようかな

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